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HOME > 住まいのヒント > リレー日記そよかぜ > Friday エッセイ > 中山道太田宿の歴史ー本陣・福田家ー

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福田家は現在の当主で22代目。旧太田宿の本陣・庄屋・問屋の三役を勤め、尾張藩の御用を果たしました。江戸時代に建てられた屋敷は消失しましたが、表門の「本陣門」は、残されています。
両袖に半間の塀が付く格式ある造りの門で、文久元年10月に、仁考天皇の皇女:「和宮」が、十四代将軍:徳川家茂に嫁ぐ時に新築。平成14年には解体修理も行われ、立派な門がまえからその当時を偲ぶことができます。

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明治30年頃取り壊された屋敷はその名残が見られません。そのため、『脇本陣:林家』は本陣の予備的な機能を持ち合わせ、本陣の消失から建物としての文化財は希少価値です。
『御本陣:福田右衛門家屋敷図』の資料によると、福田家は22間と土蔵3カ所、そして湯殿が2カ所あり、諸大名や幕府の役人らが休泊する重要な施設でした。

現在客間として使用しているのは、20代当主:福田鎮がお子様の教育のため、本宅を名古屋市に移し、別荘として使用していた邸宅。玄関ホールは天井に網代を施し、座敷天井には山桜の木が。年期が入り、いぶし銀の輝きが増し、趣のある風情を醸し出しています。

また、当時の宿の番頭が書いた目録には、什器一つ一つに至るまで事細かに記載され、所縁の品々が数多く大切に保管されています。古代の歴史を一見したい方は、先頃オープンした『太田宿・中山道会館』へ出向かれてはいかがでしょうか。3ヶ月ごとに入れ替える展示方法を取り入れてますので、多種多様な品々を見る機会があります。

福田家の歴史は旧太田宿中山道の歴史とともに、美濃加茂市史の資料編や市内在住の古老の話などを元に創られた冊子にも特集として組まれています。当社の支店もある美濃加茂市。古代ロマンが漂う『中山道の町並み』を末永く伝承して行かれることを願っております。(西原)


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注:写真は22代目当主、福田幸周さん
  家宝に、武田耕雲(水戸の天狗党で知られている)が、宿に立ち寄り、おもてなしのお礼に贈った『兜(かぶと)』が受け継がれています。



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