新和建設で施工されたお客様のお宅に毎週訪問いたします。
木を生かし、自然と触れ合う家、趣味を生かしたこだわりの快適空間など家族が健康で幸せに暮らす家をご紹介いたします。
101.築80年の古民家の土間に大正ロマン漂う空間誕生
愛知県海部郡 Tさん
今回は昭和初期に建立されたTさんのお宅にお伺いしました。ご家族は、ご夫婦と86歳のお母様、息子二人の5人家族。しかし、ご高齢のお母様はお体の調子が思わしくなく、時折入院されます。息子さんたちはそれぞれ家庭を持ち独立され夫婦二人だけという生活が主になりました。そこで奥様は「家は古いけど、土間のある玄関が気に入ってるの。今流行ってるでしょ、町家カフェ。それでね私インテリアに興味があって、ちょっとしたリメークのセミプロを目指しているの。」と、気ままな二人暮らしの中にも楽しみを見い出されました。古道具や古布をレトロでモダンな感じに変身させています。「この土間は私のギャラリーよ。」とアイデアがどんどん生まれるとかで、懐古趣味に留まらず独自のイメージを開花させ、空間造りが楽しくて仕方ないご様子でした。
邸宅は昭和初期の頃、当時棟梁の曾祖父が職人を集め、伊勢市から宮大工も呼び寄せ技にこだわって造った伝統住宅です。瓦も特注で取り寄せ、強度や耐久性を重視したとか。「でも歳月には勝てないわね。雨漏りがしだして、他にも傷みがでてきたの。思い切って取り壊してしまおうと最初は建て替えの計画をしました。」と、当社との出会いのきっかけを話されました。「5年位前に一宮展示場に行き、住宅を見て廻ったの。そこで、うちのような古民家をまた同じ感じで建て直してくれそうだと確信しました。」と、伝統の在来工法を受け継いだ技が見られる同展示場のモデルハウスを大いに気に入っていただけました。
実現に向けた家造りが着々と進められましたが、途中で資金を急遽家庭の事情にまわされたため、建て替えはやむなく中断されることに。しかし、「新婚さんが訪ねてきた時のためにね、今回は水回りのリフォームだけはどうしてもやりたい。」と申し出られたTさん。トイレを水洗に~洗面所は明るく~お風呂はおしゃれで快適に!と、奥様のこだわりや好みを中心に水回り部分がリフォームされました。ひときわ明るい空間に生まれ変わったのですが、奥様のイメージ造りの案はどんどん広がっていきます。「6年くらい前、小牧市にあるミニクーパー専門店で愛車を購入したの。そこで知り会った仲間と近県にツーリングに行くのが主人との共通の趣味。店内のトイレにあった電気が可愛くて、同じ物を譲ってもらいました。その電気をどうしてもトイレに付けたくて、玄関から配線してもらい二重の照明にしたの。どう、すてきになったでしょ。」と、イギリス製のライトから淡い光が洩れるトイレで過ごす時間が至福だと話されました。
80年の歴史がある木造建築ですが、増築部分は外観の繋ぎ目に違和感がなく、「新和さんの大工職人さんは匠な技をお持ちですね。」と大変喜んばれました。また、以前の水回り部分の屋根を取り壊した際に、鬼瓦だけは捨てないで残し、それにソーラーライトも備え付け、玄関入り口にオブジェを設けた奥様。そういう発想ができるのもリメークの超越した才能がおありだからだと思います。「息子がたまに帰ってくると、座敷に大の字になって昼寝しながら言うのよ。ここは空気が気持ちいいねって。土間で冷やされた外気が室内に入るせいね。昨年11月に一部水回りを改装したけど、近い将来絶対建て替えするわ。そのときに土間はこのままの風情を生かした設計にする構想を練ってる最中よ。愛車のミニクーパーをね、ドカーン!と土間に置いちゃおうかしらって計画もあるの。」と、再三に亘る奇抜な発想を巡らせる奥様には感心させられます。アンティークの魅力にとことん魅せられてしまったTさんご夫婦でした。















