新和建設で施工されたお客様のお宅に毎週訪問いたします。
木を生かし、自然と触れ合う家、趣味を生かしたこだわりの快適空間など家族が健康で幸せに暮らす家をご紹介いたします。
113.古式所縁の『古井戸』がある家
愛知県名古屋市名東区 Sさん
築60年の家を取り壊し、息子夫婦と敷地を分けて、ご夫婦2人住まいの和風住宅を新築されたSさんをお訪ねしました。構想は「トコトン和風にこだわって、古井戸も生かして欲しい。」という思い入れを込めたご希望でした。建て替えを考え出してから3年の月日をかけ、練り上げたプランです。

住宅の建て位置を依然と比べ、道路から奥まったことにより、南側に広いスペースが誕生。3台分の駐車場が確保できました。長めのアプローチと和風のエントランスは凛とした心地よさ。独立したポーチに柱を建て、玄関庇の出を長くし、軒裏は化粧梁を見せた数寄屋風です。

玄関のホールには、作りつけのベンチを設置。奥様は「郵便の方や宅配やさんが来られた時、少しお待ち頂くのに腰を下ろしたほうが楽かしらと思って。」と、細やかな心配りを。ちょうど、ベンチに座ると目線で地窓から見える坪庭の『古井戸』が気品ある面持ち。タイル張りの土間からガラス越しに見える眺めから『家主のお持て成し』の心が伝わってきます。

一階の室内は「一見して見渡せる間取りがいい。」と、リビングダイニングと和室をフラットに。
S邸は人が集まる機会が多いとのことで、大ホールになる要素を取り入れた造り。和室床の間の床板部分の『床がまち』に、前の家の床柱を採用。寸法を計り切り出した柱を格好良く取り付けた大工さん。駆使した細工に「思い出が残り感慨深い。」と喜ばれるSさんです。
2階への吹き抜けの勾配天井が印象的な創りで、明るい空間は壁面の窓と、天窓はトップライトの効果をもたらしました。寝室に階段の吹き抜けから見れる『ステンドガラス』が壁面のワンポイントの飾りを。

奥様は、長年和装の着付けに携わってきました。土日は婚礼で大忙しとか。15年ほど自宅に設けた離れで教室も持ち、生徒さんに着付けの技を伝授してみえます。ご主人は定年後多忙の奥様に変わってお料理やお茶の担当を。奥様は「具たくさんのみそ汁が美味しい。なぜか、同じドリップ式コーヒーも主人の入れてくれたものは味が格別なの。」と。ご主人に感謝する毎日だそうです。(西原)















