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LCCM住宅とは?ZEH住宅との違いについても解説

住まいの豆知識

2022/05/19(木)

地球温暖化が進行し省エネに注目が集まる近年、住宅業界でも省エネ住宅が注目されつつあります。

10年後、20年後の先の未来を考え、環境に優しい住宅が考えられています。
その中でも今、特に注目されているのがLCCM住宅です。国からも推奨されている環境に優しい住宅で補助金制度も整備されています。そんな環境に優しい住宅、LCCM住宅についてお話していきます。

1│LCCM住宅とは

2│ZEH住宅とは

3│LCCM住宅とZEH住宅との違い

4│LCCM住宅メリット

5│LCCM住宅デメリット

6│LCCM住宅で使える補助金

7│LCCM住宅に住むホームオーナー様の声

8│まとめ


1.LCCM住宅とは

LCCM住宅

LCCM(エルシーシーエム)とはLIFE(ライフ)・CIRCLE(サイクル)・CARBON(カーボン)・MINUS(マイナス)の略称で、
LCCM住宅は住宅の建設、居住、廃棄を通じてのCO2(二酸化炭素)の収支をマイナスにする住宅を指します。

具体的には、太陽光発電システムなどを利用した再生可能エネルギーの創出に取り組むことで、建設から廃棄までに排出するCO2収支のマイナスを目指します。低炭素化への取り組みが重要視される今LCCM住宅は、今後住宅政策の柱のひとつとなるため建設数は増えると考えられています。具体的な国の方針として、ZEH住宅は2030年の目標基準、LCCM住宅は2050年の基準になるといわれており、30年後にも劣らない未来基準の省エネ住宅なのです。


2.ZEH住宅とは

ZEH(ゼッチ)とはNET(ネット)・ZERO(ゼロ)・ENERGY(エネルギー)・HOUSE(ハウス)の略称で、
ZEH住宅は「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」を指します。
簡単に述べると、日常生活で消費するエネルギー量と同じ分だけ太陽光発電システムなどを利用してエネルギーを創り出す住宅のことです。

LCCM住宅とは

参照:『ご注文は省エネ住宅ですか?』(建築物省エネ法特設ページ/国土交通省)


3.LCCM住宅とZEH住宅との違い

LCCM住宅

太陽光発電を設置することや、エネルギー消費量を削減するところはLCCM住宅もZEH住宅も同じです。異なる部分は、建設、居住、廃棄の流れにおけるエネルギー消費も太陽光発電などによる創り出したエネルギーによってまかなわれるということです。

LCCM住宅:住宅を造る・居住・廃棄=エネルギーを創る

ZEH住宅:生活をする=エネルギーを創る


4.LCCM住宅メリット

LCCM住宅メリット

高い断熱性や気密性

住宅として高い性能を持つ家のみがLCCM住宅認定を得ることが出来るので、断熱性や気密性が優れた住宅となります。断熱性や気密性が高いと夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境になります。

光熱費を抑えられる

LCCM住宅は居住中のエネルギーをマイナスにすることを目指しています。そのためLED電球やエコジョーズ(高効率給湯器)などの省エネ設備を導入するので月々の電気代やガス代を抑えることが出来ます。また、高い断熱性と気密性を備えているので冷暖房器具の使用率も抑えられ、電気代やガス代が値上がりしたとしても余裕を持って生活することが出来ます。

環境に優しい

LCCM住宅はZEH住宅に勝る環境に優しい住宅です。住宅のライフサイクルにおいてCO2の収支をマイナスに抑え、環境に優しい住宅を建てることが出来ます。

補助金制度がある

国土交通省の事業によりLCCM住宅を建築する際にかかる費用に対して補助金がでることがあります。(2022年4月時点)この補助金制度には様々な条件が組み込まれています。補助金が出るかどうかは予算をきめるにあたって大変重要になってきます。事前にLCCM住宅について理解を深めておく必要があるでしょう。


5.LCCM住宅デメリット

LCCM住宅デメリット

建築費が高い

LCCM住宅は認定を得るために建築資材や住宅設備を高性能のもので取り揃えなければなりません。初期費用を抑えたいお客様にとってはデメリットとなるでしょう。

外観が制限される

LCCM住宅は太陽光発電を多く使用することでエネルギーを創り出しています。そのために、多くの太陽光パネルを乗せようとすると屋根の形が限られ、それにより間取りも制限されることもあります。

LCCM住宅に対応している建築会社が少ない

LCCM住宅は近年になって商品化されるようになりました。そのため、対応できない住宅会社も多くあります。LCCM住宅を検討する際は住宅会社が対応しているかどうかしっかり確認しましょう。

新和建設ではLCCM住宅に対応しております。しかし枠に限りがあるのでお早めにお問い合わせください!


6.LCCM住宅で使える補助金

LCCM住宅補助金

住宅の省エネ・省CO2化に向けた経済産業省・国土交通省・環境省による支援制度をご紹介いたします。(2022年4月時点)

補助事業名称

LCCM住宅整備推進事業 国土交通省

対象となる住宅

LCCM住宅(戸建て)(さらに省CO2化を進めた先導的な住宅)

主な要件

外皮性能                      :強化外皮基準

太陽光発電などを除く:一次エネルギー消費量 省エネ基準から ▲25%以上

太陽光発電 などを含む:一次エネルギー 消費量 省エネ基準から ▲100%以上

その他                          :LCCO2評価の結果が 0以下となること

                        CASBEE B+ランク以上 または、長期優良住宅認定

補助額

上限140万円/戸 かつ 掛かり増し費用1/2以内

参照:国土交通省 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス推進に向けた取り組み(2018年 2月28日発行 2022年 3月2日改訂)


7.LCCM住宅に住むホームオーナー様の声

LCCM住宅口コミ

実際に新和建設でLCCM住宅を建てたホームオーナー様の声をご紹介いたします。

西春日井郡 お客様

実際に新和建設の家に住んで1年。毎月の光熱費が0円以下になるなんて住んでみるまで嘘だと思っていました。しかも電気代、水道代など、光熱費全部足しても売電金額の方が上回っていました。いわゆる黒字の状態です。無理に節電することなく快適に暮らせて本当にうれしい驚きでした。

豊田市 お客様

前の家では、冬の結露がひどかったのですが、今は断熱性能が高いからか窓の結露は全くありません。あと寒くて嫌だった脱衣室も、リビングとの室温の差がほとんどなく、子どもたちがお風呂好きになりました!

一宮市 お客様

暑い夏の日、以前住んでいた家ではすぐにエアコンを使っていました。しかし、この家に引っ越してから今日はエアコンが必要ないという日が多くなりました。北海道基準の断熱性能がここまですごいとは思いませんでした。


8.まとめ

LCCM住宅は環境に優しいだけでなく、快適な住環境をもたらしランニングコストで見たら家計にも優しい住宅です。
環境に配慮した住宅づくりは10年後、20年先の未来を守っていく大切な行動です。今回紹介したメリットやデメリット、補助金制度の理解を深めぜひLCCM住宅をご検討する際に参考にしてみてください。

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