スマートウェルネス

スマートウェルネス

スマートウェルネス住宅/次世代基準の住まいづくり

国土交通省のスマートウェルネス事業の本格的な取り組みが始まりました。これはICT(情報通信技術)なども活用し、高齢者や障がい者、子育て世帯など多様な世帯が交流し、安心して暮らすことができる「スマートウェルネス住宅」の実現を目指すものです。

木材利用へのこだわり

身体にやさしい木造住宅。木材の持つ、香り、ぬくもり、木目、質感。そこには人工合成物では感じられない、人にやさしい自然の風合いがあります。また木材には、自然素材としての良さだけでなく、住まいの中で積極的に使っていきたい理由があるのです。

湿度調整機能に優れる

人は湿度が高すぎると不快感が増し、低いと風邪をひきやすくなる等、湿度が身体に与える影響は大きなものがあります。日本の気候は梅雨時にはジメジメし、秋冬は乾燥しがちです。木造住宅では湿度を上手にコントロールし、住まいの湿度が高くなると余分な湿気を木が吸い込み「サラサラ感」をもたらす「吸湿機能」を発揮し、住まいの湿度が低くなると貯めこんでいた湿気を放出し「うるおい感」をもたらす「放湿機能」を発揮します。

柔らかな光と手触り

紫外線は、皮膚に悪影響を与えることはもちろん、目を疲れさせたりもします。木材はコンクリートやアルミニウムに比べ紫外線を吸収し反射させにくい性質を持っています。内装に木材が張られている室内では、光が柔らかくなり落ち着いた明るさの空間となります。また、熱の伝わり方が穏やかな性質を持つ木材は、夏はひんやり感、冬はあったか感を実現できる材料です。また、木の手触りが血圧を下げるという調査結果も得られています。

自然な素材が心と身体を癒す

学校で1日の多くを過ごす先生や子どもたちが、コンクリートの校舎よりも木材校舎の方が疲労感が少なく、保健室の利用も少ないことが分かっています。まだまだ明らかにされていませんが、精神的・感覚的な快適感が、身体によい影響を与えているのではないでしょうか。

木質空間が健康をサポート

マウスでの実験では、木製のゲージで飼われたマウスは、金属製やコンクリート製のゲージで飼われたマウスより長生きすることが分かりました。人間でも同様のことが言えるのではないでしょうか。

ほどよい硬さが衝撃を和らげる

木材にはコンクリートや鐵に比べると、ほどよい「硬さ」と適当な「たわみ」があります。また、木造軸組工法住宅は、その構造がバネのようになっており、疲れにくい建物になっています。また転んだ時も、ほどよい硬さが衝撃を吸収してくれるので、大きな怪我をしにくいのも特徴です。

インフルエンザにかかりにくい

木の調質機能や木の香りに含まれる抗菌作用の効果等により、木材校舎の学校では、インフルエンザなどでの学級閉鎖が鉄筋コンクリートの校舎に比べ少ないというアンケート結果があります。また、木造の老人ホームでも、インフルエンザや不眠などの発生率が低いという調査結果が出ています。

アレルギーを起こしにくい

桧やヒバ等は、家具やカーペットの接着剤から出るホルムアルデヒドを吸い取り、減らす働きがあります。また、木製フローリングではカーペットに比べて、掃除がしやすく、ダニの生息に適した隙間がないことから、ダニが少なく、アレルギーの発生を抑制します。(但し、木材自体がアレルギーの原因となる場合もあります)

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