明るくなった陽射しに春の訪れを感じながら訪れましたのは、北名古屋市のT様邸です。黒壁に瓦屋根、蔵を思わせる佇まいに飾り格子を組み合わせた外観が個性的でおしゃれなお住まいです。

T様ご夫妻が家づくりをお考えになってから、見学に行った会社や展示場は約50件、資料を請求した会社はなんと100件ほどにものぼるそう。住宅に関する本や雑誌もたくさん読んで間取りや完成イメージを研究し、スクラップブックのようにノートにまとめていらしたといいます。

そんな中で出会ったのが、新和建設の会長が社長時代に取材をうけられた書籍「孫子の代まで住み継ぐ家」。もとより和風の家をお考えだったことや、展示場やチラシの雰囲気を見て新和建設をお選びいただきました。「でも何よりも決め手となったのは営業担当のSさんの人当たりの良さですね。レスポンスも早く嬉しかったです」。

木の質感を活かしたリビング・ダイニングがすがすがしいT様邸。杉材の床は「浮造り（うづくり）」という加工を施すことで木目を美しく引き立たせ、心地よい風合いに仕上げています。窓にかけられたグリーンのプリーツスクリーンも、ナチュラルで爽やかな雰囲気にぴったりです。

リビングの隣には小上がりにした和室を作られ、こちらもゆったりとくつろげる空間となっています。

2階の一室は印象が一転、打放しのコンクリート風の壁紙に、ギターやキーボードが置かれています。ご夫妻が趣味の音楽や本を楽しむお部屋だそうです。和の落ち着いた雰囲気も、趣味の時間のどちらも自然に取り入れた素敵なお暮らしぶりがうかがえました。

準備に準備を重ね、お二人のセンスとライフスタイルにぴったりの家を作られたご夫妻。それでもコンセントの位置が想定と違ってしまったこともあったそうです。「打合せをする方と図面を起こす方が別の方のことも。やはり何度も確認することも大切ですね」というアドバイスもいただきました。（石黒）