【施工事例付き】地元・ぎふの木でつくる家づくりの魅力!

【施工事例付き】地元・ぎふの木でつくる家づくりの魅力!

昔から日本の家づくりを支えてきたのが木材です。

日本の家が木でつくられてきたのは、日本人にとって木はとても身近な存在で、日本の風土に合っていたからでしょう。

木を使った家づくりは、年月と共により強くなっていく性質があり、断熱・調湿作用も兼ね備えた高温多湿の日本にぴったりの建材なのです。

今回はそのような素晴らしい木材の産地でもある「ぎふ」の木でつくる家づくりの魅力をご紹介しましょう。

地元の木材を使うメリットデメリット

地元で育った木を使って家づくりをすると、どのようなメリットデメリットがあるのかをみていきましょう。

・地元の木材を使用するメリット

地元の木を使って家を建てる最大のメリットは、その現地の気候や気温の中で育っている木材なので、その土地の風土に最適な材質になっていることです。

家の建材として使用される時、狂いが少なく安定した木材を使うことができるのです。

確かに日本の気候は、北海道から沖縄まで地域により様々な気候風土がありそれぞれが異なります。

国産の木といえども、その土地で育った木が最も違和感なく馴染むのはごく自然なことです。

四季の移り変わりがある日本では、その土地の気温や湿度などの諸条件で育てられた木材で家を建てることがベストな選択といえるでしょう。

また、県産材を使用することで、県産材の丸太の流通量が増えれば地域の森に還元できる資金を少しでも増やすことができます。

そうすることで森の管理や安全な林道の整備、作業従事者の労務負担を軽減する取り組みや雇用増加を促進することが可能になってきます。

良質な木材を育てることにも繋がり、森林全体の質を上げるために必要な取り組みとなるところもメリットの一つではないでしょうか。

・地元の木材を使用するデメリット

デメリットは、天然素材を使うことから安定した品質で木材を供給できないのと、集成材のように安定した量産性が無いためコストも割高になってしまう傾向になることです。

木の家というのは天然の木材を使用するため、山から切り出したままでは素材が安定しません。

天然の木は多少の水分を吸収したり放出したりすることで、膨らんだり縮んだりして変化します。

そのため、木材の性質をしっかり理解している、地元の熟練した大工が在籍している業者に建ててもらうのが良いでしょう。

地産地消とは?

地産地消とは、地域生産・地域消費の略語で地域で生産された様々な生産物や資源をその地域で消費することです。

例えば、地元で栽培した農産物や近海で取れた海産物を新鮮で安心な状態で、その地域でできるだけ消費することも地産地消の一例です。

同じようにその地域で伐採した木材を、地元の木造住宅に使用することも同じことがいえます。

地域の木材を使って建物を建てることには明確な意味があり、木材の地産地消という考え方が少しずつ注目され始めています。

その地域の木材を使って建物を建てることは、製造や運搬におけるCO2(二酸化炭素)排出を抑える効果もあるのです。

木材の地産地消の意味は、日本の国土の70%を森林が占めているのにもかかわらず、林業は安価な外国からの輸入木材の流通や人材不足により困難な状況が続いていることです。

木材の地産地消は、これからの日本の林業に新たな活力になると期待されています。

地域の木材を使って家を建てることが、どれだけ日本の林業や地域の活性化に繋がっていくのか理解することが必要ではないでしょうか。

・地産地消のメリット

地元の木材を使って、建物を建てるメリットはたくさんありますので一つ一つ紹介していきましょう。

まず、森林を育て伐採しそれぞれの目的に応じて加工、組み立てていく工程の中には、様々な企業や人々の関わりが生まれます。

林業、木材加工業、運送業、建設業など地域の経済が潤い循環していきます。

そのため地域が活性化し、林業の人材育成や経験値の蓄積に繋がっていきます。

また、日本の森林は木材として使用できる状況に育った木材があるのにもかかわらず、維持管理ができずに放置されている状態が続いています。

その育った木材を伐採し、新しい木を植えることで森林が生き返り、木を植えて育て伐採する本来の森林のサイクルを循環させることに繋がります。

日本の森林を健全な状態で維持管理し続けるメリットがあるのです。

・地産地消のデメリット

地産地消のデメリットは、木材を育てる生産以外の能力が必要になることです。

その地域内で生産と流通を完結させるためには、出荷や販売、品質管理や宣伝活動など木材生産以外の能力が必要になってきます。

木をつくり出す能力以外の力が必要ということは、それだけの労力も必要ということです。

地産地消を促進させるために、地域の木材を使おうといっても、それなりの販売戦略や品質の工夫がなければ生産から販売までその地域で完結させることは難しくなるでしょう。

また、価格面でも安価な輸入建材との差があまりに開くようでは、地産地消のメリットより価格の跳ね上がりの方が気になってしまうのは現実的な問題として残ります。

岐阜県産材の魅力と特徴

岐阜県産材といえばブランド材の「東濃桧」と「長良杉」が代表的な木材です。

・東濃桧(とうのうひのき)

岐阜県中津川加子母、川上、付知町などの山林の桧は東濃桧と呼ばれています。

古くは、江戸時代から尾張藩が御用林として管理し、名古屋城や本丸御殿の建築にも使用されています。

淡いピンク色の木肌は時間が経過すると光沢が増し、粘りと強度ともに上質で高級な家づくりに最適な木材として高い評価を受けています。

木曽桧に勝ると劣らない高級素材として全国にも知られています。

歴史のある東濃桧は良質で美しい木肌と爽やかな香りが特徴で、温かみのある空間を作ることができる木材です。

・長良杉(ながらすぎ)

岐阜県内で生産された杉を「長良杉」と呼び、県内の杉は長良川流域に多いため長良杉と名付けられました。

長良杉の特徴は、目が均等で冬目が太いため仕上がりの表情が豊かなところです。

杉はもともと軽く、比較的狂いが少ないため加工するのに適した木材といえます。

その特徴から柱や梁、桁などの住宅の主要構造材、壁や床、天井などの内装材、建具や外装材等の建材として幅広い使用用途に使われています。

また、県が誇る圧縮技術により強度を強めることで、フローリング材や家具材としての利用も増えています。

施工事例

・東濃桧を使った家づくり

粘りと強度があり耐久性が高く良質で美しい光沢のある地元の銘木「東濃桧」をふんだんに使った長く安心して暮らせる家。

床は東濃桧で敷き詰め、柱や梁も表に出しておしゃれで天然木に囲まれた住宅です。

・家族の健康を第一に考えた自然素材の家づくり

東濃桧と長良杉を使用し、出来るだけビニールクロスは使わずに床、天井にも天然木を使用した家。

健康志向のご家族で、建材はできるだけ自然素材を使いたいというご要望から木に触れる面積をたくさん作りました。

・構造材の柱は東濃桧、梁には長良杉を使用したオール岐阜県産材の家

構造材も岐阜県産材でまとめられ、床と天井、腰壁まで東濃桧を使いました。

壁はビニールクロスは一切使わず、漆喰の塗り壁と徹底した自然素材思考の家です。

補助金とお得な情報

行政では、ぎふの木で家づくり支援事業(県内新築タイプ・県内改修タイプ)という岐阜県産材を構造材または、内装材に一定量以上使用した施主に対して助成を行っています。

1棟あたりの補助金額が、構造材や内装材に分かれていますので、詳しくは岐阜県のホームページから確認することができます。

数十万円の補助金になるので、お得な情報は逃さず要件を満たすか調べてみましょう。

申請期間や一定要件など細かな条件がありますので、業者と相談しながら進めていくことをおすすめします。

まとめ

地元・ぎふの木で作る家の魅力について解説してきました。

岐阜には素晴らしい地元ならではの木材があるのにもかかわらず、安価な輸入建材で低コスト住宅を建てているのも現実です。

しかし今、地元の木の良さに気付き注目している人が多く、地元の木で作る家の需要が伸びつつあります。

その地域で育った木を使った家は、その地域の気候に合った家づくりができます。

住宅を長持ちさせることにも繋がり、CO2削減など地球環境レベルの貢献もできる素晴らしい取り組みです。

岐阜で家を建てるのであれば地産地消のメリットを生かし「ぎふ」の木を採用してはいかがでしょうか。

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