リフォーム/古民家再生の施工事例

【大人リノベーション】新と旧を融合、自然素材を使った二世帯住宅の母屋-岐阜県本巣市-

リフォーム/古民家再生

本巣市 O様邸

お住まいの情報

坪数	77.4坪
家族構成	ご夫婦　お子様1名
間取り	7LLDK
特徴	二世帯住宅　ダイニングの梁現し　吉村障子の和室　新と旧の融合　自然素材

外観

入母屋造りの本屋普請、外壁も柱現しの真壁仕上げで堂々とした佇まいの立派な母屋です。

リビング

無垢のカバ材の床と珪藻土の塗り壁仕上げは、高温多湿な気候に最適な調湿作用と消臭効果を兼ね備え、四季を通じて快適過ごすことができます。

リビング

リビングからは、左側の桧の縦格子引戸で玄関ホールへ、右側はダイニングキッチンにつながる廊下へ出ることができます。

個室

ダイニングキッチンに隣接する和風の床貼りの個性的な個室は、均整のとれた美しい吉村障子がとても落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。

ダイニングキッチン

設計段階では、想定できなかった見事な太い丸太梁はダイニングキッチンスペースに力強いダイナミックな雰囲気を与えています。太い構造材で造られたお住まいは、これからも永くご家族様の生活を支え続けてくれます。

ダイニング

ダイニング側のキッチンカウンターは、無垢オークの特注特寸の集成カウンターです。キッチン前の笠木もオークの集成材で硬度が高いため、日常の配膳等で永く愛用いただけます。

ダイニング

美しい木目のオーク集成キッチンカウンターとダイナミックな無垢の丸太梁のある勾配天井、奥の吉村障子が個室へ誘います。

キッチン

完全独立型のアイランドキッチンは、ダイニングスペースへの行き来もスムースです。ダイニングでお料理を楽しむご家族様との会話も弾みそうです。向かって左側の窓からの眺めは既設のお住まいから気に入られていた景色です。リノベーション工事前よりも綺麗に景色を楽しんでいただけそうです。

キッチン

向かって右側の窓は、既設のキッチン窓を大きな掃き出し窓に変更し、フラットレールの敷居からバリアフリーで外部のウッドデッキに出られるようにしました。早起きして朝陽を浴びながらゆっくりとモーニングタイムを楽しむこともできそうです。

主寝室

主寝室は、調湿効果、防虫殺菌効果があり、癒し効果成分フィトンチッドが発生する無垢の桧材を使用、日頃の疲れも香りで癒されそうです。

サブリビング

約16.5帖の２階の子世帯用サブリビングは、畳敷きの和室２室を続きの洋室にリノベーションしました。向かって左側の広い大きな窓は既設の窓の内側に内窓を施工し、断熱性、気密性、遮音性を向上しました。向かって右側の欄間窓は、手動で回転し季節に合わせた風通しと奥に隣接する廊下の明かり採りを両立しています。

サブリビング

手前の右側の廊下への出入り口に新しい既製建具を採り入れ、奥には、既設のままの和室への出入り口となる戸襖があります、戸襖のサブリビング側の襖紙をモダンなホワイト系の無地のものに貼り替えました。

吉村障子

外枠と桟を同じ寸法で造られた吉村障子は、視角的にストレスを感じさせない美しい個室の雰囲気を醸し出しています。

廊下

既設の立派な良材を活かし、劣化した部位や仕上げ材を交換しています。床を無垢の唐松材に、壁はジュラクを塗り替え、建具を無垢桧の縦格子戸に交換しています。また、向かって右側の２５cm角の大黒柱から奥の建具、天井の網代天井等の現在では製作ができない建材等の良材をそのまま活かし、新と旧の融合美を生み出しました。

浴室・洗面台

以前は大きな窓に面したタイル貼りの浴室で冬季の寒さが厳しかったため、小さめの窓を上部に設置しました。小さめの窓を高い位置に設置したことから、外部からのプライバシーも守られます。TOTO社製のシステムバスの浴槽は断熱保温浴槽で、床は冷たく感じにくい素材でできているため、冬季にも暖かくご入浴いただけます。

玄関

以前の住まいは、玄関ポーチは天然石の石貼り、式台、格天井と良材がふんだんに使われていました。奥の階段の手摺りの支柱、手摺り子、廊下の網代天井も現代では製作することが難しい良材のため、そのまま残して活かしています。

担当者から一言

２～３年程母屋のリノベーション計画を温めていたO様ご夫妻より、母屋に移り住むために寒さ対策と、リビングやダイニングキッチンの快適性、利便性が特に必要とのご相談をいただきました。また将来の快適なライフスタイルを実現していただくため、安心、安全、快適な素材を使用することが必要だと感じ、設計担当者、コーディネーター、施工担当の現場監督とともにお客様の気持ちに寄り添える様にお手伝いさせていただきました。