VOL.102 2022 SUMMER空間上手
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2022/06/15(水)
リフォーム・古民家再生
2022/06/15(水)
最近中古住宅を購入して丸ごとリフォームをしたり、今の自宅をフルリフォームする人が増えています。
でも実際リフォームでどこまで希望通りになるの?建て替えみたいにはいかないのでは?などイメージが湧かないものです。新築や建て替えの予算がなくても、新築同様の仕上がりが期待できるフルリフォームも選択肢の一つ。そこで今回は1つの一軒家を丸ごとリフォームしたら、このように変化させることができたという事例に基づき、そのビフォーアフターを解説します。
リフォームの最大のメリットは、愛着のある住み慣れた家をそのまま使うことができるところです。建て替えてしまっては、今まで住んでいた家の雰囲気は全くといっていいほどなくなります。できる限り家の雰囲気を残したいのであれば、リフォームを選択するのがおすすめです。また中古住宅を購入して丸ごとリフォームを検討されている人も多いのではないでしょうか。
使わなくなった和室をリビングと一緒にして大きなLDKにしたり、浴室を広げたり、ある程度自由に間取りを変えることができます。
建て替えると建物の解体費用や申請費用などリフォームではかからないコストが積み重なります。建物の構造体まで劣化しているのであれば建て替えも選択肢の一つですが、そうでなければ丸ごとリフォームはコストを抑えるベストな方法です。
中古住宅として売却を考えている場合や将来的に売却を予定している場合は、リフォームでリニューアルされた家は売りやすくなります。
費用はかかりますが、老朽化したままの住宅は解体費用などを考慮すると価格を下げざるおえなくなります。いずれ売却するのであれば、付加価値をつけてそのまま住める状況にすると売却しやすくなります。
中古住宅を購入し丸ごとリフォームを目的とした場合、利便性の高い立地条件の良い物件に出会うことがあります。新築住宅で土地から探すとなると、車が必要な分譲地や駅から遠いなど不便な土地しか売り出していない場合があります。中古物件を探すと立地の良いエリアから良い物件が出る可能性があります。
丸ごとリフォームは柱や梁などの構造体は残すものの、ある程度自由に設計することができます。耐震補強や断熱材の入れ替えなど、今の新築の基準に近づけることが可能です。丸ごとリフォームは部分リフォームにはないリフォームの自由度があります。
などが挙げられ建て替えとはまた違った魅力があります。
壁付けのキッチンから対面キッチンへリフォームすると、様々なメリットが生まれます。壁に窓がなく暗かったキッチンを対面にすることで、リビングダイニングの窓からの自然光が差し込むようになりました。明るい方を見ながら家事をする方が気分もよく、家事をしながら家族と会話もしやすいですね。
また、小さな子供がいるので家事をしながら見守れるので安心です。何より家族とのコミュニケーションが円滑になり、会話も増え、時には家族で料理やお菓子などを作ったりする機会も増えました。壁付けのキッチンではやらなかったことが、対面キッチンにすることで開放的な間取りになりその気にさせてくれるのです。
最近では、キッチン横にダイニングテーブルを繋げる設計がよくあるので繋げてみました。使い勝手が良く効率的で食事の際の動線などコンパクトに考えられ人気のレイアウトなのが分かります。
また、アイランドキッチンやフルフラットキッチン、カウンターキッチンなど選択肢が色々あってお好みの対面キッチンのタイプも選べます。対面キッチンにすることでリフォーム後の家族の会話が増えたのは間違いないようです。人それぞれ好みは違いますが、対面キッチンは家族がより仲良くなれる素晴らしいリフォームです。
丸ごとリフォームで最も意識する場所が、家族みんなが集うリビングです。以前はリビングと和室が隣り合わせの間取りだったので、あまり使用しない和室や廊下などと従来のリビングとを繋げて大空間のリビングにすることにしました。間仕切りを出来るだけ無くして、窓からの自然光が十分に差し込むよう設計することで明るく開放的な大空間リビングが実現しました。このようなリビングならいつまでもくつろげて、家族の会話も弾みます。
また、リビングをスッキリさせるために壁面収納ユニットを壁一面に設置し、テレビやスピーカーなどを組み込み無駄なスペースを無くしました。物を入れる目的の家具を置かないように上手く壁面収納を利用するように心がけています。
さらにリビングには光が程よく差し込む大きな掃き出し窓を設置し、くつろげる大きなソファを余裕を持って配置すると優雅な空間が実現します。少し大きめの観葉植物でグリーンを取り入れ、家族が癒される雰囲気を作ることも大切です。大空間リビングはいつも家族の気配を感じさせる、家の中心になる最も重要な空間なのでリラックスできるシンプルなイメージにしました。
以前からよくあるパターンの洗面台ですが、三面鏡があり収納もたくさんあって機能性はあるのですがオシャレ度はなかったのでオリジナリティのある洗面台を考えました。確かに機能性重視の以前からある洗面台も、収納が開き扉から引き出しタイプになっていたり、カランの位置などが工夫され掃除がしやすくなっていたりと機能性は年々上がっています。
一般的な洗面台がお好みの場合は洗面台の取り替えリフォームで済みますが、せっかくの丸ごとリフォームなので洗面も気分一新したいと思って個性的な洗面を意識しました。洗面台も各メーカーオシャレな洗面ボールやカランを販売し、様々な組み合わせによって自分らしい洗面を作り上げることも可能になっています。
洗面ボールは信楽焼などをセレクトし、イタリア製のシンプルでスタイリッシュなカランと組み合わせるなど自由に選ぶこともできます。
また、家族が多い場合はツインボールの洗面台にミラーも2つ設置して、朝の混雑を解消することもできるでしょう。
よくあるパターンの既製品の洗面台を撤去し、オシャレな洗面ボールとカランを組み合わせることで毎朝の支度も楽しくなりました。
以前からトイレに使用するスペースは、狭くて良いというのが一般的でした。少しでも他の部屋を広く取りたいため、しわ寄せが来るのがトイレや洗面室なのです。しかし、自分も高齢になっていくため、足腰が弱ったり車椅子になったりすることを考慮すれば使い勝手の良い広いスペースも必要です。そのため今まで狭かったトイレのスペースを広げて車椅子でも入れるようにしました。
手すりも要所要所に設置して、出入りしにくかった開き戸から引き戸に交換し、高齢になっても開けやすく閉めやすい扉になりました。
トイレの中にはコンセントを増設し小さな暖房器具も使えるようにすることでヒートショックのリスクも減少するでしょう。
トイレは家族みんなが頻繁に使用する場所なので、子供から高齢者まで使いやすいトイレにしておくことが重要です。
一軒家を丸ごとリフォームするビフォーアフターを紹介しました。丸ごとリフォームするということは、建て替えほどの自由度はありませんが、ある程度思い切った間取り設計が可能です。リフォームの目的は、経年劣化した家を綺麗にするだけではなく機能性を重視しながらも家族のコミュニケーションも重要な目的の一つです。より一層家族が一つになれるように、是非一軒家の丸ごとリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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