春日井展示場グランドオープン
会社広報・採用情報
2021/04/16(金)
リフォーム・古民家再生
2021/04/16(金)
家の顔とも言える「玄関」。古くなってしまったり、使い勝手に支障が生じたりすることがきっかけで、玄関のリフォームを検討される方も多いのではないでしょうか。
施工範囲が狭いので、費用や工期の点でも気軽に検討しやすいのが玄関リフォームです。家の顔とも言える玄関を一新できたら、住み慣れた家もまったく違った印象に、魅力的に映るかもしれませんね。
今回は、玄関リフォームの費用や注意するポイント、リフォームの流れについてご紹介させていただきます。
玄関ドアは、大きく分けて「開き戸タイプ」と「引き戸」タイプに分けられます。
一般的に洋風の住宅に用いられる、ドアを押す(または引く)ことで開閉するドアです。
ドアが開くためのスペース(玄関ポーチの奥行)は必要ですが、比較的間口が狭くても設置できるので、都市部の住宅やマンションに向いています。
ドアの色や造作によって玄関の印象が変わるので、ショールームやカタログ、さまざまな施工例を見ながら、好みのデザインを選ぶことをお勧めします。
もっともオーソドックスな開き戸の形状で、ドアの片側を押す(または引く)ことで開閉します。
一般的なドア部分と対になって、小さなドアが付いているタイプの玄関ドアです。通常時は小さなドアロックで固定しておきますが、大きなものを搬入する場合等に開放することで広いスペースを確保することができます。車イスでの出入りの際にも役立ちます。
同じドアを2枚組み合わせたタイプの玄関ドアです。どちらのドアにもハンドルがあるので、必要な側を開閉して出入りすることができます。両開きのドアを採用すると必然的に玄関の間口が広くなるので、外観を豪華な印象にすることができます。両方のドアを開放すれば、親子ドア以上の開口部を得られるのが魅力です。
和風の家にマッチしやすいのが、ドアを横にスライドして開閉する引き戸タイプです。
ドアの動きが横方向なので、玄関ポーチの奥行が十分でない場合にも使うことができます。また車イスやベビーカーの出入り、荷物の搬入などの際、人や風などの影響でドアが閉まってしまうことも少なく、年配の方や障がいのある方、小さな子どもがいるご家庭には、とくに引き戸タイプが重宝されます。和風住宅に向く木目調や茶系の落ち着いた色味のデザインが多いですが、最近ではデザイン・素材のバリエーションも増えてきているので、洋風の外観のお住まいにも検討してみると良いかもしれません。
同じドアを2枚組み合わせた形状で、2枚のドアが左右どちらにもスライドできるタイプの玄関ドアです。引き戸のうちもっともオーソドックスなタイプです。
1枚のドアを壁に沿ってスライドさせて開閉するタイプの玄関ドアです。玄関の間口がそれほど広くとれない敷地などでも採用することができます。
同じドアを2枚組み合わせた形状で、中央から左右に向けてドアをスライドするタイプの玄関ドアです。最大でドア2枚分の開口部があるので、大きな物の搬入・搬出や、車いす、ベビーカーの出入りがスムーズになります。
玄関まわりのリフォームとしてドアの交換以外に挙げられるのは、たたき・土間のリフォームや玄関収納の見直しです。
たたき・土間は、既存のタイルに傷がついてしまったり、全体的に汚れが落ちづらくなってしまったことをきっかけにリフォームを検討されることが多い部分です。
コンクリートやモルタルの場合はクールな印象に、大理石や御影石を入れれば豪華な印象になります。一般的な住宅でよく用いられるフロアタイルは、耐久性やメンテナンス性のうえで魅力的です。また豊富なデザインの中から好みのものを選ぶことができるので、おうちの外観やインテリアの雰囲気に合わせてこだわりたい方にもおすすめです。
下駄箱の容量を見直したり、おもに外で使うもの収納場所を確保したい場合には、玄関収納のリフォームを検討してみると良いでしょう。
もとの玄関の広さにより規制を受けるので、必ずしも希望どおりの容量を確保できないこともありますが、家族の毎日の動きや物の使用頻度をきちんとイメージしてリフォームすれば、最小限の収納スペースでも暮らしの効率化が可能になるはずです。
そのほかにも、
・防犯性を高めるための鍵の交換・追加
・ドアを開放して室内の通気・換気を行うために機能性の高い網戸を設置
・高齢の家族が使いやすいように段差を減少または解消する工事
というような、見た目の変化だけでなく、使い勝手や機能性、安全性・防犯性を高める目的のリフォーム工事もあります。ライフステージ・ライフスタイルに合わせて玄関まわりの見直しをしてみると良いですね。
リフォームを検討し始めたら、まずは信頼できるリフォーム会社をいくつか選定し、必要なカタログの取り寄せやインターネットでの情報収集を行いましょう。玄関ドアを扱う一部のメーカーではショールームを設けているので、足を運んで実際の使い勝手や質感などをじっくり見学してみると良いですね。
取り付けたい商品が決まったら、リフォーム会社に現地調査と見積もりを依頼します。可能であれば、複数の業者へ依頼して比較検討するのが理想です。
依頼する業者が決まったら、いよいよリフォーム工事のスタートです。玄関リフォームは、当日中もしくは比較的短い工事期間で完了します。リフォームで生まれ変わったの新しい玄関での暮らしが、すぐに始められるのが嬉しいですね。
玄関リフォームは施工範囲がそれほど広くなく、前述のとおり工事期間も短いので、費用も低予算に納まることが多いです。工事の内容・範囲によって幅がありますが、おおまかなリフォーム金額と工事の範囲は以下を参考にしてください。
・鍵の交換や追加、網戸の設置など・・・10万円前後
・玄関ドアの交換(既存のドア枠を残して工事できる場合)・・・20万円前後
・玄関ドアの交換(間口変更を伴う玄関リフォーム)、収納を含めたリフォーム・・・30~50万円
ここでは玄関リフォームで特に多い「玄関ドアの交換」において、その選び方のポイントをいくつかご紹介させていただきます。最近では機能性の高い玄関ドアもたくさんあります。
好みのデザインを選ぶことは大前提になりますが、以下のような機能にも注目しながら玄関ドアを検討してくださいね。
玄関ドアの種類によって、光の入り方が変わります。ドアのデザイン自体にガラスが用いられていると、そこから外の光が入ります。また、メインとなる玄関ドアにはガラス部分がなくても、親子開き戸の小さいドア側やドア上部のランマ等に採光用の窓が設けられていることもあります。
このガラス部分が大きければより採光性が高いと言えますが、南向きのとても日当たりの良い家の場合は、眩しさを感じることもあるかもしれません。家の向きや周囲の建物との兼ね合いを考慮して検討しましょう。
扉や鍵を閉めた状態で、玄関の換気をできる「採風機能」を備えた玄関ドアもあります。ドアに設けられたスリット窓に換気構造があるので、必要に応じて開閉することで空気を入れ替えることができます。家族の靴が集まる玄関は、湿気がこもってにおいが気になることもありますよね。玄関まわりの快適性を手軽に保ちたい方は、採風機能に注目してみると良いかもしれません。
玄関ドアの断熱性能は近年向上しており、極寒地域でも採用されている「高断熱仕様」から一般的な「断熱仕様」まで、その程度も多様です。玄関まわりの温度が外気の影響を受けると、室内の冷暖房効率を損ねてしまうことがあります。お住まいの地域に合った断熱性能を持つ玄関ドアを選択すると良いですね。
なお、比較的安価でメンテナンス性が高く、軽いことが特徴のアルミ製のドアは、あまり断熱性能を期待できません。一方で素材の加工のしやすさを活かしたデザイン性の高いものが多いので、一目惚れの一品が見つかる可能性も高いと言えます。採光用窓や換気口によって断熱性能を補えるケースもあるので、アルミ製のドアを選ぶ際にはリフォーム会社やメーカーに確認してみると良いでしょう。
天気の悪い日や夜など、薄暗くなりがちだった玄関をリフォームしました。 外から柔らかい採光を十分に得られるようにすること、照明の計画を見直すことで、清々しい玄関に生まれ変わりました。 |
既存の丸窓を活かした、おしゃれで落ち着いた玄関です。 床や天井などの材料を張り替えて、シンプルながらも心地よい素材感の際立つ空間になりました。 |
収納が少なく玄関全体のスペースも限られていて、物が溢れがちだった玄関まわりのリフォームです。 明るい色味の素材を使用した背の高いクローゼットとシューズボックスを取り入れて、収納スペースを十分に確保しました。 |
今回は玄関リフォームをピックアップして、その種類や費用、流れなどをご紹介いたしました。
大掛かりなリフォームは工事が長くかかって、その間の生活が不便だし、費用も膨大でなかなか検討を進められない、という方も多いことと思います。おうちのどこか一部分が新しくなれば、それが家の顔・家の中心である玄関であれば、住まう人も明るく、清々しい気持ちになれそうですね。また、防犯性や安全性の点からも、機能の充実した玄関建具に変更することは有益と言えそうです。
「玄関まわりのリフォームを考えてみようかな」そんなとき、今回の記事がみなさまのお役に立てましたら、大変うれしく思います。
無料相談会やイベントも開催しています。
家づくりのお困りごとはプロにご相談ください!