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【徹底解説】押入れ・クローゼットのリフォームで絶対に知っておくべきこと

リフォーム・古民家再生

2022/07/22(金)

昔からある押入れですが、布団や座布団、季節の衣類など最近ではあまり活用しないので使いにくいと感じておられる方も多いのではないでしょうか。寝室はベッドが主流ですし、押入れを使うとしても来客用の布団を1〜2セット収納するぐらいですよね。
そんな押入れを使いやすいクローゼットにリフォームしたり、リモート用にワークスペースにしたりとリフォーム方法は人それぞれです。今回は、押入れとクローゼットのリフォームについて費用相場から、それぞれのメリットや事例まで徹底解説します。

*もくじ*

1│クローゼットリフォームの費用相場は?

2│押入れのメリット

3│クローゼットのメリット

4│押入れのリフォーム事例

5│クローゼットのリフォーム事例

6│まとめ


1.クローゼットリフォームの費用相場は?

クローゼットリフォームには用途に応じた様々なパターンがあります。それぞれのリフォーム費用の相場を見ていきましょう。

クローゼットの扉交換のリフォーム

扉の種類は引き戸、折れ戸、開き戸と様々ですが、扉のみの交換は案外コストは高くつきます。
引き戸は横にスライドするため、開き戸のような可動域がなく便利ですが左右どちらかの開口になります。折れ戸はクローゼットによくあるタイプで、フルオープンになりますが扉が折れた部分はスペースが取られます。開き戸は開口部が広くなりますが、開く可動域の分、前に物を置くことはできません。

工事期間:1日   費用相場:約8〜12万円

商品のグレードや取手の種類、施工するサイズにもよりますがこの程度の費用は見ておきましょう。

棚の新設や増設リフォーム

デッドスペースの解消や自分らしくカスタマイズできるように、棚を新たに付けたり増やしたりするリフォームです。

工事期間:半日程度   費用相場:パイプと棚セットの取り付けで約3万円

複雑な大工職人の手間が掛かる棚などは費用は上がりますが、既製品のパイプハンガーとパイプ上の棚程度であればこの程度の費用で賄えるでしょう。

押入れをクローゼットにリフォーム

布団を入れることも無く押入れを活用しない人が、洋服優先のクローゼットに変えるリフォームです。

工事期間:1〜2日   費用相場:約5〜20万円

押入れの中程にある棚を撤去し、既製品のパイプを設置する安価な工事から、棚と柱を撤去しパイプと棚を新設する工事まで幅広くあります。

新たに壁面クローゼットを新設するリフォーム

クローゼットのリフォームには、収納が足りない場合壁面収納を作る場合があります。

壁一面を収納にするので、部屋は狭くなりますが部屋にパイプハンガーを置いて洋服をかけていることを思えばスッキリと部屋を広く見せることができます。

工事期間:2〜3日   費用相場:約15〜25万円

壁面の長さや扉の種類やグレードにより変動します。

ウォークインクローゼットを新設するリフォーム

衣類や雑貨を多く持っている方は、ウォークインクローゼットを新設するリフォームがおすすめです。ウォークインクローゼットは、人が中に入れるサイズの広さがあるので収納量も増大します。

工事期間:3〜5日   費用相場:2畳程度のスペースで約20〜50万円


2.押入れのメリット

使いにくいといわれている押入れのメリットは何でしょうか。

押入れは収納スペースが広い

押入れのメリットは、収納スペースが広いことです。本来は、布団や日常使用する大きな物を収納するために作られたスペースです。そのためクローゼットよりも奥行きがあり、収納の仕方によればデッドスペースを作らず空間を無駄なく使うことができます。押入れのメリットである広さを有効活用できれば、収納力を増大させることができます。

自分の使いやすいようにカスタマイズできる

最近、押入れには布団を収納しない場合が多いので、広いスペースを利用して自分なりにカスタマイズできるところがメリットです。衣装ケースや収納ボックス、ハンガーラックや突っ張り棒などを上手く活用し、自分に使いやすい収納スペースにすることができるのです。押し入れのメリットである奥行きを上手く活用すると利用価値が上がります。


3.クローゼットのメリット

クローゼットのメリットについて見ていきましょう。

クローゼットは洋服などものが取り出しやすい

クローゼットのメリットは、洋服が収納しやすく取り出しやすい形状になっていることです。扉を開けるとすぐに手の届く位置にあり、奥行きが浅い分見やすく探しやすい収納です。洋服はもちろんですが、日常良く使うものなどはクローゼットに収納しておくと便利といえるでしょう。

クローゼットは奥行きがないため小スペースで済む

一般的なクローゼットは、奥行きがコンパクトに設計されているため部屋を広く取ることができます。狭い部屋に収納スペースを作る場合は、小スペースで済むクローゼットが適しているでしょう。


4.押入れのリフォーム事例

押入れのリフォームにはどのような事例があるのか見ていきましょう。

押入れからクローゼットへリフォーム

押入れのリフォームで最も多いのはクローゼットに改造することです。押入れをクローゼットに変えるには、主に4つの工事が必要になります。

  • 扉の撤去と新設
  • 中段、鴨居、敷居などの撤去
  • 内装の補修
  • ハンガーパイプと棚の設置

以上の工事内容で押入れからクローゼットにリフォームすることができます。洋服をたくさんお持ちの方は、押入れがあるよりクローゼットの方が有効に活用できるでしょう。

押入れからワークスペースへリフォーム

次に押入れをあえて収納スペースとして活用せずに、パソコンなどができるワークスペースに作り替えることです。リモート生活が普通になってきた今、パソコンスペースに困っている人もたくさんおられるでしょう。押入れが無くても問題ない場合には、ワークスペースへリフォームするのも良いアイデアではないでしょうか。単純に扉を撤去して、押入れスペースを部屋の一部にしてしまうわけです。中段は撤去し、通常の机の高さに棚を設置しデスクチェアを配置します。両サイドにキャスター付きの事務用収納ラックなどを備え、上部には開き戸の棚があればデッドスペースもなくなります。


5.クローゼットのリフォーム事例

クローゼットのリフォームにはどのような事例があるのか、既存のクローゼットのリフォームと新設するクローゼットも含めて見ていきましょう。

パイプや棚を増設するリフォーム

洋服がたくさんある場合にクローゼットにはたくさんのハンガーパイプが欲しいものです。 スペースがあればもう一本パイプを増設したり、バッグや帽子など収納する棚が必要であったりします。わずかなデッドスペースに、パイプや棚を少し増やすだけでも収納量は格段にアップします。

 クローゼットの拡張リフォーム

現状のクローゼットでは少し狭いので、広くしたいという方がクローゼットを拡張するという事例があります。既存のクローゼットの幅を広げたり部屋のスペースを削ってウォークインクローゼットにしたりとスペースを広げることも可能です。既存の壁を撤去する必要があるのでコストアップする可能性があります。

クローゼットを新設する

 壁一面にクローゼットを新設したり、新たにウォークインクローゼットを作ったりする事例も多々あります。部屋のスペースは狭くなりますが、収納量が必要な方は新設するリフォームも一つの方法です。


6.まとめ

押入れ・クローゼットリフォームについて解説してきました。使い勝手が悪くなった押入れをクローゼットやワークスペースにリフォームしたり、クローゼットを拡張したり、様々な希望に応じたリフォーム方法があります。それぞれのメリットも踏まえた上で、今後使いやすい収納スペースにするにはどのようなリフォームをすれば良いのか検討していきましょう。

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