愛知県豊明市に移住!注文住宅を建てて住みたくなるその理由と魅力!
住まいの豆知識
2025/05/29(木)
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2025/05/29(木)
住宅の基礎というのは家を支える重要な役割を果たしています。
その重要な構造である「基礎」には大きく分けて「ベタ基礎」と「布基礎」がありますが、それぞれ何がどう違うのでしょうか。
今回はベタ基礎の特徴やメリット、布基礎との違いなど、愛知・岐阜で住宅を購入する際の確認方法などを解説します。
*もくじ*
ベタ基礎とは、建物の底の部分まで全面に鉄筋コンクリートを用いた土台にする基礎工法のことです。
平らを意味する「ベタ」という言葉がそれを表しています。
面で支えて家の荷重を分散する「ベタ基礎」は、立ち上がった部分のみで支える「布基礎」よりも耐震性が高いことが特徴です。
ベタ基礎の構成要素は、まず「底盤」という基礎の底面全体に鉄筋コンクリートで覆われる部分があります。
次に「立ち上がり」ですが、基礎の底面から立ち上がる部分で、底盤と一体化して建物を支えています。
さらに「鉄筋」に関してはコンクリート内に埋め込まれており、強度を高めることで地震の力などにも耐えられる役割を担っています。
基礎の役割としては耐震性の向上があり、基礎全体が面で建物を支えているため、地震発生時にも力が分散され建物への衝撃を和らげることができます。
また、不同沈下の抑制や防湿性が高いという役割があります。
ベタ基礎の鉄筋は建物全体を基礎の面で支える構造なので、コンクリートの弱点である「引張力」(引っ張られる力)を補うことができます。
つまり、建物の強度と耐震性を高める役割を担っているのです。
また、鉄筋とコンクリートを一体化することにより、建物の重量を床面全体で分散させることが可能で、地盤への負荷を軽減することにつながります。
面で支える構造と鉄筋の補強効果により、地震による揺れを効果的に分散させ、建物の被害を抑えることができます。
さらに、鉄筋コンクリートで床下全面を覆うことにより地盤の沈下を均一にし、不同沈下を妨げる役割も果たします。
ベタ基礎の最大のメリットは耐震性能が高いことです。
布基礎と比較すると面で建物を支えているため、荷重が全体に分散し耐震性が高まります。
地震発生時には地震の力を効率よく地盤に伝えることができるため、愛知・岐阜での地震でも建物が傾くのを防ぐために有効とされています。
また、基礎の立ち上がり部分の幅を厚くすることで、コストは上がりますが、より耐震性を高めることも可能です。
阪神大震災以降に普及し始め、今では愛知・岐阜で多くの住宅に採用され、ここ20年間はベタ基礎の施工が主流となっています。
ベタ基礎は地盤の沈下を均一に分散させ、一部だけが沈下して建物が傾く現象を起こりにくくします。
不同沈下とは、建物が沈下する際に全体的に沈下するのではなく、一部分だけが沈下してしまい、建物が傾いてしまう現象のことです。
不同沈下は地盤の状況や基礎の構造によって発生し、建物にさまざまな不具合を引き起こす可能性があります。
ただし、ベタ基礎でも地盤の状況によっては不同沈下が防げない場合もあります。
それは地盤の強さが均一でない場合であったり、軟弱地盤が厚い場合には、ベタ基礎でも不同沈下が発生する可能性があるのです。
そうならないためには、ベタ基礎を導入する場合に地盤調査をしっかりと行い、地盤の状況に合った地盤改良をすることが重要とされています。
つまり、愛知・岐阜で地盤調査に基づいた改良をしていれば、ベタ基礎を採用することで不同沈下が防げるということになります。
基本的にベタ基礎は湿気やシロアリに対して強いと言われています。
ベタ基礎は、建物の底面から接する地面全体を鉄筋コンクリートで覆っているため、湿気やシロアリによる被害から建物を防ぎやすい構造になっています。
ただし、ベタ基礎を選んだ場合でも床下の通風性を確保することや構造材の木材に防蟻処理を行うといった湿気やシロアリ対策は必須です。
また、基礎は経年劣化によりひび割れが生じることがあり、その際にひび割れから湿気やシロアリが侵入することがあります。
ベタ基礎だから全てが安心というわけではなく、風通しや防蟻処理、あとは基礎の定期的な点検やメンテナンスを愛知・岐阜でも怠らないことが重要です。
ベタ基礎は底面に鉄筋コンクリートが覆われているのに対して、布基礎は柱や壁などの下に逆T字形状の鉄筋コンクリートを打ち込んで土台とする基礎工法の違いがあります。
逆T字形状の基礎は地面の奥深くまで打ち込まれており、建物の重みを点で支える構造となっています。
布基礎は昭和初期頃からあると言われている工法で、住宅建築に適したいくつかのメリットもあるため、少なくはなりましたが、現在でも採用されることがあります。
ベタ基礎と布基礎は断面図を見ると大きな違いが分かります。
ベタ基礎は立ち上がっている部分と床一面に鉄筋を入れたコンクリートで一体化されていて、大きな面で家の重みを支えています。
それに対して布基礎は立ち上がっている部分のみに鉄筋が入り、この部分だけで家を支える仕組みとなっているのです。
つまり、ベタ基礎が建物を面で支えるとすれば、布基礎は点で支える構造という違いがあります。
ベタ基礎は布基礎と比べて基礎全体で面を支えるため、より安定した構造となり耐震性が高い傾向にあります。
一方、布基礎は点で支えているため、地盤の強さや地震の揺れに弱い部分が生じやすく、ベタ基礎よりも耐震性が低くなると言われています。
ベタ基礎は地震時の揺れを分散しやすく、建物の変形や倒壊を防御する効果が期待できますが、布基礎は点で支えているため地震時の揺れを集中させやすく建物の変形や倒壊のリスクが愛知・岐阜でも高まるということになります。
愛知・岐阜でもベタ基礎は布基礎と比べ材料費や人件費がかかるため一般的にコストは高くなってしまいます。
ただしベタ基礎の場合は、地盤改良が地盤調査結果により不要になることもあり、布基礎では必要な地盤改良費用が抑えられることもあります。
ベタ基礎は基本的に建物全体を支える基礎のため、コンクリートや鉄筋の使用量が多く材料費が高くなります。
また、地面を掘る掘削面積も布基礎と比べて広いため、残土処理費用も増加することもコストアップの要因となっています。
ベタ基礎は建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込み面で支えるため、愛知・岐阜で地盤が軟弱な地域や建物の重量が非常に重い場合にも適しています。
一方、布基礎の場合は柱や壁の下に鉄筋コンクリートを設置し点で支えるため、地盤がしっかりしている地域や寒冷地などに適しています。
ベタ基礎に適した地盤は、愛知・岐阜で液状化が懸念される地域などにも採用されることが少なくありません。
ベタ基礎の有無を確認する方法としては、まず建物の設計図を確認し、基礎工法が記載されている部分を確認します。
次に床下の点検口から基礎部分を確認し、全面がコンクリートで覆われているかを確認しましょう。
プロの住宅診断士(ホームインスペクター)に依頼し、基礎部分の専門的な検査を行うことで確認できます。
愛知・岐阜で中古住宅を購入する場合などは、プロに依頼した方が安心でしょう。
新築住宅ではベタ基礎が主流になっています。
地震の多い日本では耐震性能の高いベタ基礎がおすすめです。
愛知・岐阜で新築住宅を検討されている方は、ベタ基礎の特徴やメリットを把握した上で建築会社に依頼しましょう。
無料相談会やイベントも開催しています。
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