自宅の庭で夜間を過ごすことがほとんどないため、照明を設置する計画が少ないのが現状です。
エクステリア照明の必要性を感じている人は、それほどいないのではないでしょうか？
しかし、庭の照明には非常に重要な役割があります。

そのエクステリア照明の役割と効果について見ていきましょう。

①美観　心地よい美観を創り出す光

室内では壁を照らすブラケットライトにキッチンカウンターの上などを演出するペンダントライト、足元や天井には間接照明など色々凝った演出をします。
それと同様にエクステリア照明は、外から見た家と庭の外観全体の演出や室内から眺める庭の演出をする役割があります。

日中に庭で過ごす時間は日々の生活の中でゆったりできる癒しの時間です。
花を植えたり風になびく木々を眺めたり、太陽の下で過ごす時間はすごくリラックスできますよね。
また、休日には家族や仲間でバーベキューを楽しんだりできます。

しかし、照明がないと夜は真っ暗で楽しくありません。
夜の庭ももっと楽しく演出することを考えてみてはいかがでしょうか。
植栽をライトアップしたり、建物を照らす照明は庭の美観をグレードアップさせる素敵な効果があります。
建物をおしゃれにかっこよく見せることもできるので、家と庭の一体感が生まれるのです。

家と庭を美しく見せるには、心地よい美観を創り出す照明による光が必要なのです。

②機能性　夜の活動空間を広げる光

エクステリア照明は、夜暗くなった状況をただ明るく照らすだけではありません。
庭を明るく照らすことで、夜の庭での活動がしやすくなる状況を作ります。
日中は仕事で忙しく、庭で何かをするということが少ない方も多いでしょう。
そんな中で夜のフリータイムを、いかに楽しく庭で過ごすかということを考えてみてはいかがでしょうか。
気候の良い季節の庭は清々しく、ガーデンチェアに座りながらお茶やお酒を飲むのも楽しいですよね。
夜にバーベキューをしても良いですし、ピザ窯を用意してピザ作りを家族で楽しむのも素敵ではないでしょうか。
そんな時にエクステリア照明は演出の効果を発揮し、夜の庭での活動範囲が広がるのです。
足元や手元を照らす灯りとしての効果と、もう一つは光を見て楽しむという効果です。
そんなエクステリア空間は、夜は室内にいるのが当たり前という常識を覆してくれます。

エクステリア照明は、夜の活動を活発にする環境を作り出してくれる素敵なアイテムでありツールといえるでしょう。

③安全　視界を確保し人を迎える光

夜に帰宅する家族もたくさんおられる中で、動線の安全を守るのもエクステリア照明の役割ですよね。
夜に暗くて危ないところに取り入れるのが照明の役割なので、人の動きを想定して誘導するような位置に設置する必要があります。
玄関までのアプローチには様々な植栽や鉢植えなどの障害があったり、階段や段差のあるアプローチならなおさら照明は必要です。
安全につまずかないように足元を照らし、夜でもスムーズに歩くことができるように明るくしておくことが重要です。
特にお子様や高齢者の家族がいる家庭では、明るく見やすい照明が必須ではないでしょうか。
照明が必要なのはアプローチだけではなく、庭にも様々なものや植栽があると思います。
視界を確保し家族や夜に訪問されるお客様などにも優しい環境を作ると良いでしょう。
家族は慣れた動線でも、他人はどこに何が置いてあるかまでは分からないので、明るくすることは人を迎える光となります。

つまり夜でも安全に歩けるように視界を確保することが必要で、エクステリア照明はその役割と効果があるのです。

④防犯　犯行を抑制させる光

エクステリア照明は防犯を抑制させる効果があります。
人や動物など様々な動きに対して検知するセンサー付き照明は、皆さんよく設置されていると思います。
家の周辺を明るく照らすことで、夜の不在時でも空き巣や不審者が寄り付きにくくなり、犯罪が起きにくい状況を作り出します。
またさらに、夜間の通行を安心して行えるため、近隣の犯罪が起きにくい街づくりができます。
エクステリア照明を設置することで、家だけではなく庭や玄関アプローチなども明るくなるため、構造物の存在をアピールし、道を通る車や自転車、バイクなどの事故も防ぐ効果もあるのです。

次に、屋外の空間を演出しながら防犯の役割を果たすエクステリア照明には様々な種類があるので紹介します。
エクステリアに照明を取り入れる際には設置する数やその場所の明るさも大切ですが、光を照らす方法や用途、目的にあったものを選ぶことが重要です。
さらに昼間も庭や家の外観の一部として違和感がないように、日中の見え方も考えて選択するようにしましょう。
玄関や門周りには、門柱灯 、表札灯、ブラケットライトなどが一般的に用いられます。
堂々と門扉から侵入する犯罪者も多いので明るくしておくことも犯罪の抑制に繋がります。
ガレージやカーポート周辺は、オープン外構になっているため不審者が入りやすい場所でもあるためセンサーライトが効果的です。
アプローチ周辺はもちろんですが、家の死角になる場所にも人感センサーライトを設置すると良いでしょう。

不審者は光や音の反応に敏感なので、犯行の抑制に効果があります。

⑤価値　新たな付加価値を生み出す光

エクステリア照明を設置することで様々な効果があり、新たな付加価値を生み出すことができます。
照明は安全の確保や防犯対策などの機能性を重視したアイテムでありながら、素敵な庭の演出で家をグレードアップさせる効果があります。

今まで暗くて夜に庭を楽しむことが無かった家庭でも、エクステリア照明を設置することで見違えるような庭に生まれ変わらせることも可能です。
見た目を豪華にすることの他にも、例えばウッドデッキを設置して、夜デッキの上でいろいろなことを楽しむのにも照明は必要ですよね。
夏のお風呂上がりにビールを飲むお父さんが子どもと遊んだり、ペットとたわむれたりと照明があると様々な付加価値が生まれてきます。
真っ暗ではいくら立派なウッドデッキがあってもこういう光景は見られないですよね。
そういう意味でもエクステリア照明が有るのか無いのかで雲泥の差が出てくるのです。

価値が上がるということは、それだけ日々のライフスタイルも楽しく過ごせるということになるのです。