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新築玄関は使いやすい間取りにしよう!事例とポイントを紹介

住まいの豆知識

2021/12/09(木)

玄関はご家族が外出・帰宅のたびに毎日使う場所であり、お住まいを訪れたお客さまを最初におもてなしする場所でもあります。お客様にとってのその住まいの第一印象を決める、謂わば「住まいの顔」が玄関なのです。

靴や外回りで使うものが何となく雑然と並んだ玄関は、あまり印象の良いものではありませんね。反対に、余計なものがなくすっきりと整えられていたり、その家の雰囲気によく合うお花や雑貨が丁寧に飾られていたりしたら、そのご家族の様子が垣間見えるようでしあわせな気持ちを味わえるのではないでしょうか。

使いやすく手入れもしやすい玄関をつくるポイントは、その間取りや収納スペースにあります。今回は、玄関を使いやすくするための間取りや、広さを決めるためのポイントなどをご紹介させていただきます。

*もくじ*

1│使いやすい玄関の間取りとポイント

2│玄関の目的別の事例

3│玄関の広さを決めるポイント

4│玄関の間取りを失敗しない為には?

5│まとめ


1.使いやすい玄関の間取りとポイント

ご家族構成やライフスタイルによって「使いやすい玄関」の定義は異なります。ここでは主な玄関間取りの種類とその特徴をご紹介させていただきます。

土間+シューズボックス

 もっともオーソドックスな、靴を脱ぐ土間スペースとその一角にシューズボックスが設置されている間取りです。最近ではシューズボックスのタイプもカウンタータイプや壁面一面に壁付けするタイプ、オープンタイプなど多様になっているので、収納したい物やご家族の靴の量に合わせて選ぶとよいですね。

玄関スペースをそれほど広く確保する必要のない間取りなので、玄関よりも居室スペースを優先させたいご家庭にはこのタイプがおすすめです。

シューズボックスのある玄関 

土間+シューズクローク

最近多くみられるのが、土間スペースの隣にシューズクロークを設けた間取りです。靴を収納する棚のほか、コートや雨具を掛けられるハンガーバーを設けたり、ベビーカーや自転車を収納するスペースを確保したりと、ご家族のライフスタイルに合わせて自在に活用できるので便利です。アウトドアを楽しむご家庭は、外で汚れた道具類を室内に持ち込むことなく収納・メンテナンスすることができるのも魅力ですね。

日常生活での使い勝手を優先させたい場合は、出入りのしやすいオープンタイプのシューズクロークが良いでしょう。ただし、シューズクロークに収納する物が増えすぎると玄関全体が雑然とした印象になってしまうので注意が必要です。

人が快適に出入りできる広さが必要なので、ある程度玄関スペースを確保できることがこのタイプを採用するための条件になります。

シューズクロークのある玄関

ウォークスルータイプのシューズクローク

シューズクローク側からも家の中へ出入りできる間取りがこのタイプになります。基本的な家族の動線をシューズクロークから出入りするようにすれば、土間スペースには脱いだ靴などが散乱する心配もなく、いつでもすっきりと整えておくことができるので、来客が多いご家庭などに向いた間取りと言えます。

ウォークスルーシューズクロークのある玄関

吹き抜けのある玄関

開放感のある明るい玄関にしたい場合は、吹き抜けタイプの玄関がおすすめです。天井の高さを活かした窓や照明の配置をすれば、玄関をおしゃれな空間に演出することができます。

ただし、吹き抜けにすることで2階の居室スペースが狭くなること、また照明や窓のメンテナンスが負担になることなどのデメリットもあります。ほかの居室スペースとの兼ね合いや先々のメンテナンスコストまで含めて、慎重に検討する必要がありそうですね。

吹き抜けのある玄関

リビング一体型

ほかの居室スペースの間取り上、玄関をあまり広く確保できない場合は、リビング一体型の玄関も検討してみましょう。土間の前にホールや廊下を設けるのではなく、すぐにリビングに繋がるドアが設置されているタイプになります。玄関まわりの収納が最小限になってしまうこと、玄関がやや狭い印象になってしまうことなどはデメリットですが、小さなスペースだからこそ照明などにこだわって個性的な空間に仕上げるのも素敵ですね。


2.玄関の目的別の事例

玄関ドアのスリットが表情をつくる玄関

自転車を置くことのできるモダンな玄関
間口の広さを活かした開放的な玄関です。スリットのある玄関扉から外の光が入り、美しい陰影が描かれます。木の素材や間接照明の効果で旅館のような風情のある玄関になっています。 自転車を置くこともできる、広々とした土間スペースを確保した玄関です。建具や家具を濃い色でまとめたモダンな空間ですが、窓から明るい光が入ります。

間接照明を効果的に用いた玄関

中庭を望む窓から、明るい光が入る玄関です。仕切り壁を設けたことによって、下駄箱付近への視線を遮ることができるので急な来客などにも安心ですね。 玄関ホールはそれほど広くありませんが、効果的に設置された間接照明が空間を彩って、ギャラリーのようなスペースになっています。季節のお花やご家族のセンスが光るアートを飾る玄関も素敵です。
土間で繋がる家族用玄関がある住まい 自然素材を使用した心地よい玄関
土間の奥に、ご家族専用の玄関を設けたお住まいです。来客用の玄関からは見えない位置になるので、いつでもすっきりした玄関でお客さまを迎えることができます。 あえて小さめのシューズボックスを選び、すっきりとした印象に仕上がっています。縦型に設けた窓からは外の光がやわらかく入ります。天然木で仕上げた天井も心地よさの秘密です。

3.玄関の広さを決めるポイント

一般的に3~5人家族のお住まいであれば、玄関スペースは約3畳と言われています。土間と玄関ホール、収納スペースにそれぞれ1畳ずつ確保するのが目安になるでしょう。これを基準として、家族の人数が少なければもう少し控えめに、大家族ならばもっと大きく玄関スペースを確保するとよいでしょう。

玄関の広さを決めるうえで大切なことは、玄関まわりに収納しておきたい物の量をしっかり把握しておくことです。靴の量はご家族の人数にある程度比例すると思いますが、それ以外で玄関まわりに収納すべきもの(たとえば自転車、ベビーカー、アウトドアやガーデニングなどの趣味用品)は各ご家庭のライフスタイルによってさまざまです。また、室内の収納スペースとの兼ね合いもありそうですね。

新しいお住まいでどんなふうに暮らしていきたいか、ご家族でしっかりイメージを共有しながら、玄関スペースの広さを決定するとよいでしょう。 


4.玄関の間取りを失敗しない為には?

住まいづくりを始めると、どうしても居住スペースに目が向いてしまい、玄関について慎重に検討するのは後回しになってしまいがちです。でもご家族が外出のたびに毎日使う場所だからこそ、またお客様を迎える「住まいの顔」でもあるからこそ、あらかじめしっかり間取り計画をして後悔のないようにしておきたいものですね。 

玄関の間取りでとくに注意しておきたいポイントは「収納力」と「開放感」です。

まず「収納力」ですが、大容量が必ずしも正解というわけではありません。たとえば、アウトドアやガーデニングなどの趣味は特になく、家族全員の靴の数を合わせても20足前後というご家族であれば、大きなシューズクロークを作っても持て余してしまうでしょう。アウトドア用品は持っているけれど、使用頻度を考慮すると玄関まわりに収納する必要性を感じない、というご家族もあるかもしれません。またたくさん持っている靴を収納できるようにと大容量のシューズクロークを構えたものの、片付けが面倒で土間に脱ぎっぱなしにすることが増えてしまったというケースもあるかもしれませんね。

前項でも触れていますが、まずはご家族のライフスタイルや玄関まわりに収納したい物の量を適切に把握したうえで、必要な収納のタイプ・量を選ぶことが一番大切です。流行や他人の勧めに左右されるのではなく、そのご家族が本当に暮らしやすい収納スペースを見極めて玄関間取りを決めましょう。

次に、玄関は住まいの顔という点で考慮しておきたいのが「開放感」です。お客さまをお迎えする場所としてふさわしい、圧迫感のない明るく清潔な玄関は誰しも憧れるでしょう。とは言え、住まいの間取りには限りがありますから、玄関に広々としたスペースを確保するのは難しい場合もあると思います。そんな場合にも、できる限り間口を広くとること、玄関ドアはスリットや窓のあるタイプを選んで外の明かりを取り込めるようにすること、姿見などを設置することなど、空間に広がりを感じさせる工夫はたくさんあります。業者としっかり打合せをして、いつでも自信を持ってお客さまをお迎えできる気持ちよい玄関を作りたいですね。


5.まとめ

いかがでしたか?今回は玄関の使いやすい間取りについてご紹介しました。使いやすく心地よい玄関にするためは、そのご家族のライフスタイルに合った適正な収納スペースがあること、開放的な印象を与える空間であることが大切です。ご家族の暮らし方をしっかりと考慮してつくられた玄関なら、整理整頓や掃除もスムーズになり、いつでも気持ちよい空間に保つことができるでしょう。頑張って整えようとしなくても、暮らしの動線が自然に片付けにつながるような玄関がつくれるとよいですね。

みなさまのお住まいづくりに、この記事をお役立ていただけましたら大変うれしく思います。

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