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スケルトンリフォームってなに?リフォームとの違いも解説!

リフォーム・古民家再生

2022/01/31(月)

和風の玄関

家が古くなり家族構成も変わると、そろそろリフォームのタイミングかなと思っておられる方も多いのではないでしょうか。子供が独立して巣立っていったり、親と一緒に住むことになったり家庭の事情はそれぞれです。
今の間取りは使いにくい、住宅設備が古くなって取り替えたいなど考え出すとあれもこれもリフォームしたくなります。そんな時には、スケルトンリフォームで家を一新してはいかがでしょうか。今回は、スケルトンリフォームについて解説します。

*もくじ*

1│スケルトンリフォームとは?

2│スケルトンリフォームとリフォームの違い

3│スケルトンリフォーム種類

4│スケルトンリフォームできない建物

5│まとめ

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1│スケルトンリフォームとは?


スケルトンリフォームとは床、壁、天井をすべて取り払い構造体のみの状態にして、間取りからやり直す大規模なリフォームを指します。給排水管なども可能な限り手を加えられるので、通常のリフォームでは困難な水廻りの移動や変更も可能です。そのため新築と同様の住み心地にすることができます。
スケルトンリフォームは戸建て住宅とマンションではリフォームする範囲が異なります。戸建て住宅の場合は、基礎や柱、梁といった建物の構造体だけを残して屋根外壁など外装部分も含めて建物全体を解体撤去します。また、マンションの場合はコンクリートが見えるところまで住戸内を解体撤去し、一から間取りを作っていきます。

スケルトンリフォームとは、どちらも骨組みだけ残してリフォームすることです。リフォームの中では最も大掛かりな施工ですが、建て替えるよりは大幅に費用を抑えることが可能です。リフォームの内容にもよりますが、新築の約60%程度の費用相場と考えておくと良いでしょう。
古い建物でも構造体さえしっかりしていれば、内装を一新できるため愛着のある家を残しつつ今のライフスタイルに合った内装や外装が実現できます。また再建築不可の物件のため、建て替えることができない建物も新築のように生まれ変わらせることができるのです。そのような築年数の古い物件をリフォームする場合におすすめです。

2│スケルトンリフォームとリフォームの違い


古民家再生リフォーム

スケルトンリフォームとリフォームの違いは、工事をする規模の大きさと工事後の住宅性能です。
スケルトンリフォームは家の構造部分を残した全面改装できる大規模なリフォームです。床や壁、天井を解体し外壁や屋根まで交換することもあります。そのため下地からやりかえる工事になるので、床や壁の断熱材が新しくなり現在の基準に合った断熱性能が実現できます。また、最も懸念される耐震性も、壁の中に筋交いや耐震性を強化できる金物、構造用合板、補強梁などその建物に応じた耐震補強工事が可能です。屋根材や外壁材も重量のある建材から軽量のものに替えることで地震に強い家が作れます。スケルトンリフォームは大規模な工事なので、新築レベルの住宅性能まで上げることができるリフォームなのです。

一方通常リフォームと呼ばれるのは、老朽化した建物を建築当初の状況に戻すことをいいます。
例えば部分的なリフォームでキッチンなどの水廻りの交換や床、壁、天井などの張り替えなどの表層替えリフォームをすることです。柱を抜いたり壁を撤去したりする間取り変更もリフォームですが、スケルトンリフォームのように骨組みのみにするほどの解体は行いません。部分的に断熱材を交換したり、耐震補強したりも可能ですが全面的な改装ではなく工事規模を抑えた工事内容が通常リフォームと呼ばれています。
スケルトンリフォームとリフォームの違いは、工事の規模と断熱性や耐震性などの住宅性能の向上に違いがあるのです。

3│スケルトンリフォーム種類


古民家再生ダイニング

スケルトンリフォームは基本的には構造体のみ残して全面改装しますが、建物の状態によっては2つの種類に分類できます。

内部のみ

スケルトンリフォームには、内部のみ工事をする方法があります。
外壁や屋根はリフォームをしたばかり、塗装してメンテナンスを怠っていないなど外装を取り替えるのは勿体無い場合があります。しかし家の中は、間取り変更や住宅設備の取り替えなど全面改装したい場合に、内部のみのスケルトンリフォームがあります。このパターンは、内壁や床、天井を解体するため断熱材の入れ替えや耐震補強工事も可能です。屋根と外壁を生かして壊さない分、費用を抑えることができるため屋根外壁をそのまま使用したい方にはおすすめです。

内部及び外部

スケルトンリフォームの本来のスタイルである構造体のみ残して工事をする方法です。
内部を全面改装し、屋根や外壁もすべてやり替えなければならない場合のパターンです。

再建築不可の建物やセットバックしなければ建て替えができない、建て替えると現状の建物より小さくなって住みにくい場合には、よくこの方法でスケルトンリフォームされます。築年数の古い建物の場合、柱や梁などの構造体も劣化している場合があります。実際は壁を解体しないと中の構造体が健全な状態かは分かりません。柱や梁が腐食していたり、シロアリに食われて構造体としての役割を果たしていない場合もあります。その場合は、柱や梁を交換して補強する必要があります。内部と外部すべてをスケルトンリフォームすることは、リフォームの中では最も費用がかかります。しかし建物を支えている構造体が健全な状態かを確認できる良い機会になるでしょう。

これから何年も先まで維持しなくてはいけないのであれば、内部と外部の全面的なスケルトンリフォームをおすすめします。

4│スケルトンリフォームできない建物


リフォーム子供部屋

スケルトンリフォームしたくても基本的にできない建物があります。その建物について解説します。

マンションの場合

マンションでスケルトンリフォームができないのは、壁式構造のマンションです。壁式構造とは、壁で建物を支えている構造のことをいいます。
壁式構造のマンションをスケルトンリフォームする場合には、撤去しても構造上の問題がない間仕切り壁しか撤去することができません。建物を支えている耐力壁は残さなければならないので、間取りに制限がかかってしまいます。また、マンションによっては管理規約でリフォームの範囲や使える素材に制限を設けていることがあります。

よくある事項に、階下に音が響くのを防ぐためフローリングの交換や変更を禁止している場合があります。その他、躯体への壁打ちや穴開けなど構造体を触ってはいけないケースもあるのです。マンションの場合は、管理規約や契約書に記載されている設計や工事に関する規制をよく確認することが必要です。

戸建て住宅の場合

戸建て住宅でスケルトンリフォームできないのは、2×4工法などの壁が構造体になっている壁工法の建物です。
壁自体が構造体になっていて、建物を支える役割を担っているので撤去はできません。この壁を取ってしまっては建物を支えられなくなってしまうからです。木造住宅であっても柱と梁で構成されている在来工法と、壁が構造体になっている2×4工法などの壁工法があるので、業者に頼んで我が家の構造は把握しておいた方が良いでしょう。

5│まとめ


スケルトンリフォームの基礎知識について解説してきました。
建て替えよりは費用は抑えられ、新築同様の仕上がりが期待できるリフォームの方法です。規制で再建築できない建物や建て替えより安くしたい方にスケルトンリフォームはおすすめです。業者にスケルトンリフォームについて相談してみてはいかがでしょうか。


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