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住宅ローンを借入するまでの流れ・手順を説明!

住まいの豆知識

2021/07/29(木)

マイホームの購入にあたっての難題ともいえるのが住宅ローンです。住宅ローン商品は数多くあり、手続きにもたくさんの書類が必要になるので、何かと煩雑になりがちです。「待望のマイホームのため!」とは言え、準備が億劫になってしまいそうですね。

今回は住宅ローン借り入れの流れと手続きにかかる期間について、ご紹介させていただきます。

 

*もくじ*

1│住宅ローン借り入れの流れ

2│住宅ローン手続きにかかる期間の目安

3│まとめ


1.住宅ローン借り入れの流れ

借りる住宅ローンをさがす

購入したい物件がある程度絞り込めたら、借り入れする住宅ローンを決めていきます。希望の不動産物件を扱うハウスメーカーや不動産会社が提携する金融機関を紹介してもらえる場合(提携ローン)は、金利の低いローンがあったり、手続きが一部省略できたりとメリットが大きいこともあるので、それをベースに検討を始めるのも良いでしょう。

紹介を受けた住宅ローンだけでは選択肢が少なく、納得できるものを自分で探したいという場合には、各金融機関のホームページなどから情報収集します。一般的な銀行や信用金庫のほか、ネット系の銀行でも住宅ローンを取り扱っていますので、その選択肢はかなり幅広くなります。商品ごとに金利や借入条件、手続きに伴う諸費用などが異なるので、特色を見比べながらご自身に合うものを探していきましょう。

インターネットの情報を十分に精査できるか不安がある方、また返済条件などを具体的に決定していく段階に入った際には、金融機関等が開催する住宅ローン相談会やファイナンシャルプランナーによるセミナーなどに参加してみるのもオススメです。住宅購入後20年、30年と長く関わりが続いていく住宅ローンですから、ライフステージの変化が起こることを前提に、返済プランを検討していかなければなりません。自分の考えや直感に頼るのではなく、専門家のアドバイスを参考にしながら不安・疑問を残さず決定していくのがオススメです。

 

仮審査の申し込み

購入を希望する不動産物件と借り入れする住宅ローンが決まったら、仮審査(事前審査)の申込をします。仮審査で必要になる書類は、おもに以下のようなものです。

・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・収入を証明する書類(源泉徴収票、確定申告書の写しなど)
・物件に関する書類(パンフレット、チラシなど)

最近ではインターネットで仮審査の申込ができるものもあり、入力等による自己申告のみで上記書類の提出は不要となる場合もあるようです。

 

仮審査結果の報告

仮審査は、申込から1週間程度で結果が通知されます。仮審査通過の通知を以て、購入する物件を正式に申し込むとともに、売買契約を結ぶことができます。

 

本審査の申し込み

仮審査に通過したら、いよいよ本審査に申込をします。本審査では購入予定の不動産物件と借り入れする人について、より詳しく審査されます。借り入れする人の年齢や返済能力と借入予定額に妥当性があるか、購入しようとしている不動産物件が正当なものであるかなど、総合的な審査となるので、揃えなければならない書類も多岐にわたります。必要書類は、おもに以下のとおりです。

・本人確認書類 運転免許証+住民票、印鑑証明書等
・収入を証明する書類 源泉徴収票+住民税の決定通知書、課税証明書等
・物件に関する書類 パンフレット+売買契約書、工事請負契約書の写し、建物の登記事項証明書等

このほか、団体信用生命保険へ加入する必要がある場合は、健康状態の審査なども必要になります。 

なお、不動産会社等の提携ローンを利用する場合は、物件に関する書類は不動産会社側が手配してくれることが多く、この点での準備の負担を軽減することができます。

 

本審査結果の報告

本審査は、申し込み後10日~2週間程度で結果が通知されます。

新たなローンを組んだり、既存のローン返済が滞納するなど、借り入れする人の状況が変わったり、購入予定の不動産物件に法令違反が見つかった場合には、仮審査が通過していても本審査で不合格となるケースもあるので十分に注意しましょう。

審査に通らなかった場合には、資金計画の再検討が必要です。審査基準は金融機関ごとに異なるため、申込先を変えてみるのも良いでしょう。

 

住宅ローンの契約

本審査に通過したら、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。同時に、所有権・抵当権に関する契約や保証委託契約なども行われるのが一般的です。

住宅ローン契約の際に必要になるものは、おもに以下のとおりです。

・実印、金融機関の届出印
・借入額に応じた収入印紙
・住宅ローン借入費用 等 

住宅ローン借入費用とは、融資手数料ローン保証料です。融資手数料は、金融機関に支払うもので、その金額は定率(借入額に応じた金額)、定額などさまざまです。ローン保証料は、保証会社に対して支払う費用です。保証会社は、万一ローンの返済が滞ったなった場合に、借り入れした人に代わって金融機関に立て替え返済を行うのです。ローン保証料は一般的に一括払いまたは分割払いを選択することができます。

そのほか、団体信用生命保険料や抵当権の設定に伴って発生する登記費用なども挙げられます。

これらを支払うタイミングや金額の内訳は、金融機関や利用する住宅ローンの種類によって異なるので、事前に十分に確認しておきましょう。

なお、本審査の申込や住宅ローンの契約に際しては、金融機関等の窓口に出向かなければならないケースがほとんどです。また窓口を持たないネット系銀行の住宅ローンを利用する場合は、必要書類を郵送でやりとりすることになります。一方で、書類などを電子化することで契約手続きをインターネットのみで終えることができるようにしている金融機関も増えてきました。契約が電子化されていると、印紙税が不要となったり、金利の特別優遇が受けられる等のメリットがある場合もあります。住宅ローン借り入れ先の金融機関が決まったら、電子化契約の取り扱い有無を確認してみるとよいでしょう。

 

住宅ローンの実行

住宅ローンが実行されると、指定の金融機関口座に借り入れた金額が振り込まれます。不動産会社や工事請負会社などにこのお金を支払うと、不動産物件の引き渡しが行われます。

返済は翌月または翌々月からスタートします。滞納などが発生しないよう、無理のない計画を立てて確実に返済をしていきましょう。


2.住宅ローン手続きにかかる期間の目安

仮審査の申込~結果通知までの期間が1週間程度、本審査の申込~結果通知までの期間が10日~2週間程度、その後に住宅ローン契約の締結があることを考慮すると、スムーズに手続きが進んだと仮定しても1ヶ月~1ヶ月半程度はかかることになります。

金融機関の審査が長引いたり、書類の不備等による手戻りが発生したりと、想定よりも時間がかかるケースも多くなります。購入したい不動産物件がある程度固まってきたら早めに情報収集をスタートし、できるだけ余裕のあるスケジュールで手続きに臨むと良いでしょう。


3.まとめ

いかがでしたか?今回は住宅ローンの借入の流れについてご紹介いたしました。一生のうちで何度も経験することのない住宅購入の機会ですので、慣れない手続きや専門用語に戸惑うことも多いでしょう。金融機関やファイナンシャルプランナー等専門家からのアドバイスも受けながら、ご自身にぴったりの住宅ローンを選びましょう。また、希望する日取りで住宅の引き渡しを迎えるためにも、住宅ローンの検討~ローン実行までのスケジュールは十分に余裕を持って計画することをお勧めします。

今回の記事がみなさまの住宅ローン計画のお役に立ちましたら幸いです。

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