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2021/10/26(火)
リフォーム・古民家再生
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玄関や室内のドアを引き戸に替えたいと考えたことはありませんか?
引き戸にすることで、荷物を持っている時や力の弱い人でも簡単に戸を開けることができます。
そこで今回は、玄関ドアと室内ドアを引き戸にリフォームするときに知っておくべき引き戸の種類やメリット・デメリット、ポイントなどについて徹底解説します。
*もくじ*
玄関引き戸の種類はタイプ別に「引き違い・引き分け・片引き」の3タイプに分かれます。
2枚建の引き違い戸は最も一般的なタイプで、2枚の建具を左右にスライドさせて開閉する引き戸です。各メーカーのデザインやカラーのバリエーションも豊富で、比較的リーズナブルな価格帯の商品です。
4枚建の引き違い戸は4枚の建具が入り、開口が広く取れるため出入りがしやすく、大きな荷物も容易に出し入れすることができます。しかし、それだけの大きな間口が無いと設置は難しくなります。 このタイプの引き戸は、玄関が広く立派な日本家屋の和風建築に多い玄関引き戸です。 |
引き分け戸は、4枚建具で両サイドの建具は固定され中2枚の建具が可動します。建具2枚分の開口があるため、比較的広く使いやすいタイプで、人の出入りや荷物の出し入れにも便利です。
建具は2枚で両サイドの壁に引き込むタイプの玄関引き戸です。開口は建具2枚分のスペースがあるので、引き分け戸と同じ開口が確保することが可能です。
建具は3枚で内側に1枚が固定され、外側の建具をスライドさせることにより2枚目の建具も連動して開閉します。本来引き違い戸の開口しかない場合でも、2枚建と比べて1.3倍以上の開口幅を確保できます。 バリアフリー対応の大開口なので、車椅子の人にも優しい設計で人気の高い引き込みタイプです。 |
建具1枚の片引き戸で、壁の中に建具が入るため室外側からの見た目もスッキリして、シンプルでおしゃれな引き戸です。
内片引込み戸とは反対に、外壁に引き込まれるタイプなので内側の壁を有効に活用することができます。
以上が代表的な玄関引き戸の種類です。
玄関引き戸は耐久性の高いアルミ製が多く、気密性の高い製品もあり採光の取れるタイプが揃っています。
玄関引き戸のメリットとデメリットについて解説します。
玄関引き戸の最大のメリットは、開け閉めの動きが簡単なことです。開き戸は、前後に大きく開閉しないといけないのに比べ、引き戸は横へのスライドだけで済みます。
また、引き戸は開口を大きく取れることもメリットです。人の出入りや大きな荷物も楽に出し入れすることが可能で、ベビーカーや車椅子でも出入りが容易なためバリアフリーにも適しています。
引き戸は風の影響も受けにくいため、開き戸と比較してどんな状況でも開けやすい扉です。
玄関引き戸の最大のデメリットは、気密性が低いことです。開き戸と比較しても隙間が多く、空気が逃げやすい構造のため玄関内は外気温に影響を受けやすくなります。
例えば、全館空調の住宅や玄関と居室に仕切りが無い設計の住宅は、冷暖房の効きが悪くなる傾向にあります。
しかし、最近ではそのデメリットをカバーする高性能の引き戸も販売されているので、業者に紹介してもらいましょう。
玄関ドアを開き戸から引き戸へのリフォームの場合は、間口の広さがポイントになります。
現在のドアが両開きドアや両袖ドアであれば、2枚建の引き戸に足りる間口を備えているので、壁を壊さないカバー工法で工事が可能です。
しかし、建具1枚分の間口しかない場合は片引き戸にリフォームするか、2枚建具の引き戸が希望なら壁を壊して工事をするしか方法はありません。
片引き戸も横へ引き込むための壁に余裕がなければ引き戸にはできないのです。
玄関ドアのリフォーム費用の相場は「玄関ドア本体費用+既存ドアの撤去費用+施工費」の合計で算出します。
既存のドア枠を残しドアのみ交換は20〜30万円程度、新規のドア枠から施工の場合は40万円以上、壁を解体しての工事は100万円以上かかることもあります。
料金はあくまで相場なので、詳しくは業者に見積もりを取りましょう。
室内引き戸の種類やメリット・デメリット、リフォームのポイントから費用の相場まで解説します。
室内引き戸は開閉スタイルや設置方法でいくつかの種類に分かれます。
基本的には、1枚の建具を左右にスライドさせて開閉するタイプです。また、間仕切りや開口の広い出入り口などでは、数枚連動している引き戸もあります。
建具を壁の中に収納するタイプで開けておくと建具が見えない状態になります。部屋を広く見せられる効果があります。
2枚の引き戸を左右どちらでも移動させて開閉するタイプなので、左右どちらからでも出入りができます。
2枚の建具を左右に引き分けて開閉するタイプで間仕切りにも使われます。
以上が代表的な室内引き戸の種類です。
室内引き戸は、表面が樹脂シートや突き板仕上げの建具が多く、重厚感のある無垢材やパントリーの間仕切りなどによく使用されるアルミ製の建具もあります。
室内引き戸のメリットとデメリットについて解説します。
引き戸のメリットは開閉動作が楽なことと広い開口部が確保できることです。
引き戸を設置するために壁面は必要ですが、横へスライドさせるため開き戸のように可動域が必要ありません。
開き戸は扉の前を通る人に接触することもあり、お子様や高齢者には決して安全とはいえません。
また、引き戸を開け放すことで開放感と風通しがよくなり、間仕切りに使用している場合は2室を1室に広く使うことも可能です。
引き戸のデメリットは、建具を引き込む壁が必要なことです。
また、建具が横に出たり入ったりするので、その壁面にコンセントや照明のスイッチなどが付けられなくなります。そのため部屋の照明スイッチが入り口から遠くなり、不便な設計になることもあるので注意が必要です。
また、開き戸に比べて隙間が多く気密性に欠けるため、やや冷暖房の効きが悪くなります。
室内のどの建具でも開き戸を引き戸にしたい場合は、建具を引き込む壁面があれば可能です。
壁を壊さずに引き戸にするには、アウトセット引き戸を採用しましょう。アウトセット引き戸は、壁の外側に引き込むレールを付ける必要があり、見た目は少しレールが目立ちますが、気にならないなら簡単に施工できるためおすすめです。
また、部屋に採光が欲しい場合は、窓の付いた引き戸で自然光を取り入れましょう。採光を重視した引き戸のタイプを選べば明るい部屋にすることができます。
開き戸を引き戸にリフォームする費用の相場は、1カ所建具のみ簡単に交換できるなら5〜10万円以内で出来ますが、建具周辺のクロスの張り替えや壁の撤去などが入ってしまうと20〜50万円かかることもあります。
建具の種類や枚数、建物の状況により変動するので業者に見積もりを取りましょう。
玄関や室内どちらも引き戸に替えたいというリフォームの要望は増えてきています。
家族が住みやすい住宅にリフォームすることは、お子様や高齢者のためだけではなく将来的に自分たちのためにもなります。
メリットの多い魅力的な引き戸にリフォームしてはいかがでしょうか。
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