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2021/07/15(木)
リフォーム・古民家再生
2021/07/15(木)
コロナ禍でおうち時間が増えたことによって、住まいの使い勝手に不自由を感じたり、傷みが気になり始めているご家庭も多いのではないでしょうか。
その解決策の一つとして、住まいのリフォームがあります。
よく使う部屋、よく使う住宅設備を、いまの生活スタイルに合わせてリフォームすることで、より快適に楽しいおうち時間を過ごすことができるようになったらいいですよね。
今回は、みなさまのリフォーム計画がより良いものになるよう、リフォームの場所別失敗例やリフォームの失敗を防ぐためのポイントなどをご紹介させていただきます。
*もくじ*
リビングをリフォームする際に考えたいのは「家族が集まりやすい空間にすること」ではないでしょうか。陽の光がたっぷり入る明るく開放的なリビングに家族が集うイメージは、誰しもあこがれることと思います。
自然光をリビングに取り込み明るい空間に仕上げる方法として、既存の窓からサイズや位置を変更することがあります。もちろん期待どおりの効果も得られると思いますが、注意したいのは「希望どおりの光の入り方になるか」「ご近所や道路からの視線は気にならないか」という点です。
光の入り方は時間の経過とともに変化します。窓の大きさ・位置が変わったことで、想定以上の長時間にわたって室内に光が入っていると、眩しさを感じることもあるかもしれません。光が入る時間が長い=室内の気温が上がりやすくなるので、冷房効率にも影響があるでしょう。
また、もともと腰高だった窓を掃き出し窓に変えたところ、家の前の道路を通る人や車が気になるようになってしまった、という失敗談もよく耳にします。
明るいリビングをイメージしてリフォームしたのに、光や視線を遮るためにカーテンを閉め切ったままになってしまうのは寂しいですよね。リビングの窓をリフォームする際はぜひ「光」と「視線」を十分考慮して計画してくださいね。
家族が集まりやすい空間をつくりだすために、リビングの間取りそのものを変更する場合もあります。
空間を有効活用できるよう間仕切りで区切るような場合には、窓の変更と同様、光の入り方に注意することが必要です。間仕切りによって、いつも座っていた位置では光が届かなくなってしまった、部屋の奥が暗くなってしまった等の問題が生じることもあるので、十分に注意しましょう。
家族の気配が感じられる動線にするため、リビング階段を取り入れた間取りへの変更を希望される方も多いようです。しかし、階段の設置には案外広いスペースを要するので、リビングの印象に圧迫感が出てしまうこともあります。蹴込板を外したスケルトン階段を用いて圧迫感を和らげる方法もありますが、小さなお子様が暮らすおうちには安全上の懸念があります。
効果的な間仕切りやリビング階段は、空間をおしゃれに演出してくれるので、リフォームの成功事例もたくさんあります。設計士や業者と十分に打合せを重ねて、仕上がりの空間のイメージを明確にしておくことが大切ですね。
リビングリフォームでは、古くなって傷んでしまった床材を貼り替えることも多いと思います。この場合のリフォームでは、あらかじめ費用の内訳を明確にしておくことが重要です。新しい床材の資材費や人件費、貼り替え作業費用や養生代と、細かな項目でコストがかかります。さらに古い床材の処分費がかかったり、剥がした基礎の状態が悪く修繕費用が追加で発生したりするケースもあります。
工事後のトラブルにならないよう、見積りの段階で「何の」費用が計上されているのか、追加費用が発生する可能性の有無、追加費用が発生し得るならばその概算も含めて、しっかり確認しておきましょう。
家族の食生活を守るために長い時間を過ごすことが多くなるキッチンのリフォームをお考えの方も多いと思います。リフォームによって家事効率やメンテナンス性が上がれば、毎日のお料理もたのしくなりますよね。
まず、床材は「キッチンが水や油が跳ねやすい場所」ということ前提に、素材を選びましょう。滑りにくい、水や汚れに強い、物を落とした際などの衝撃に強い等の機能性をもった床材も多く出てきていますので、ぜひチェックしてみるとよいでしょう。
システムキッチンを導入する場合などは、作業性を考慮して検討することが必要です。対面キッチンか壁付けキッチンか、また、コンロとシンクが一直線に並んだ「I型」かL字型に配置された「L型」など、さまざまなパターンからレイアウトを選ぶことができます。もともとのキッチンとレイアウトが変わると、当然作業性にも影響が出てきます。ショールーム等で実際の動きを想定しながら、自分に合ったものを見つけることが大切です。
寝室は、一日の疲れを癒す大切な空間です。だからこそ、ゆったりと快適に寛げる部屋にリフォームしたい!と考える方も多いのではないでしょうか。
リビングリフォームの項でも述べましたが、寝室リフォームでも窓の大きさや位置は重要です。窓の位置を変えたことで、「朝日がベッドサイド当たるようになり、眩しくて目が覚めてしまう」「長時間光が差し込むようになり、寝室の温度が高くなってしまった」等の失敗談をお聞きすることもあります。安眠を確保するために、十分注意したいポイントですね。
間取りを変更するケースでは「ベッドサイドのスペースをきちんと確保すること」「ほかの部屋との位置関係は問題ないか」等に考慮が必要です。
ぼんやり寝ぼけている状態でベッドから起きだしたとき、ベッドサイドの空間が狭いと動きづらかったり、身体をぶつけて怪我をしてしまったり、という懸念があります。寝室に置きたい家具のサイズを考慮しながら、適正なスペースを確保できるといいですね。
間取りの変更でキッチンやリビングとの距離が近くなり、生活音が気になるようになったというケースもあります。家族の生活パターンが全員一致することは、稀だと思います。自分が眠ろうとする時間に、ほかの家族がテレビを見ている、キッチンで洗い物をしている、洗濯機が動いている、というような状況を想定しながら、これらの生活音が気になりづらい位置関係を探れるとよいでしょう。
メンテナンス性や節水(省エネ)性能の高い新製品も数多く出ていることから、古いタイプのトイレをお使いの家であれば、リフォームは大変お勧めです。
ただし小さな場所のリフォームだから、と安易に考えてしまうのは危険です。
まず、便器のサイズを正確に把握しましょう。施工された後、ショールームで見たサイズ感との違いに驚かれるケースも少なくありません。日々の掃除に支障がない程度に、空間のゆとりが確保できるか慎重に検討しましょう。
廊下を往来する人と干渉しないようドアを内開きにリフォームしたいという要望もあるようです。しかし、スリッパが引っかかりやすかったり、万一急病などでトイレ内の人が転倒してしまった際にドアが開けられず救出が遅れたりするデメリットもあります。
生活スタイルや家族構成を念頭に選択するのが良いですね。
リフォームのトラブルで多いのが、費用に関する問題です。事前の見積もりで出てきた金額の内訳を丁寧に確認することはもちろんですが、追加工事の可能性についても理由や概算費用をあらかじめ確認しておきましょう。万一回答をあいまいにされた場合は、業者の信頼性が疑われます。他の業者を検討するなど早めに対策しましょう。
なお、業者に確認した事項は、すべて書面で残しておくと良いですね。細かな作業になりますが、後のトラブルで嫌な思いをすることがないための予防策と捉えて整えておきましょう。
リフォーム工事が始まったあと、途中で変更してほしい点などが生じることもあると思います。その場合は、作業者に素早く相談しましょう。工事開始後の変更は、職人の段取りやスケジュールに影響を及ぼすため、歓迎されることではないかもしれません。しかし、工事中の不自由な生活や大きな費用負担を伴いながら実現するリフォームです。
せっかく工事が完成しても、不満が残ったままでは十分に喜べません。もちろんすべての要望が叶うわけではないと思いますが、都度業者と話し合いながら打開策を見つけていけるといいですね。
一言にリフォーム業者といっても、業態や規模などさまざまです。お勧めしたいのは、建築士がいるリフォーム会社です。発注者の生活スタイルを詳しく聞き取りながら、動線をイメージし、設計することが得意なのが特長です。発注者の希望を単純に叶えるだけでなく、設計の経験からより良い提案をしてくれることも期待できますね。自分のイメージや希望だけでなく、設計士(業者)からのアドバイスにも耳を傾けてみると、より良いリフォームを実現できると思います。
工事に向けた打合せを重ねる営業マンとの相性はもちろん大切ですが、実際に施工に関わる職人さんとの相性も、できれば確認しておきたいポイントです。工事期間中は毎日のように顔を合わせるのが職人さんです。問題が起こった場合に相談のしやすい雰囲気も大切ですよね。工事より前の段階で会えるチャンスは少ないかもしれませんが、業者を決めたら一度相談してみると良いでしょう。
いかがでしたか?今回はリフォームに失敗しないための対策や注意するポイントをご紹介しました。大きな費用をかけ、工事中の不自由な生活を経て、ようやく手に入れられるリフォーム後の住まいに心底満足するためにも、じっくり下調べをし、信頼できるリフォーム業者に発注すること、打合せを重ねることが大切です。この記事がみなさまのリフォーム計画のお役に立てましたら幸いです。
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