VOL.98 2021 SUMMER空間上手
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2021/06/17(木)
リフォーム・古民家再生
2021/06/17(木)
家の中が暗いと、なんだか気持ちまで暗くなってしまいます。巣ごもり生活で家の中で過ごす時間が増えた今だからこそ、家の中では明るくいたいですよね。
家が暗いのは隣の家との距離が近いから、仕方がないと諦めてはいませんか。家が暗くなるのは立地の問題ではありません。リフォームをすることで照明を使わなくても明るい住まいにすることができるのです。
ここでは、光がよく入り明るい家になるリフォームを紹介していきます。
*もくじ*
- ガラス瓦を利用する
- 配色を変更
- 空間の変更
- 光あふれ、風通る心地よい家に古民家再生
- 玄関に光が遊ぶ、美しい古民家
- 二度と手に入らいない材の継承
部屋の大きさに対して必要な窓の大きさは法律で決められています。しかし、どの方角につけるかまでは決められていません。なので、窓を設定する方角によって部屋が暗くなることがあります。
また、窓の高さも低いと手前の明るくなり、高くすると部屋の奥まで光が届きます。設置の方角だけでなく、設置する高さ、窓の大きさによって光の入り具合が変わります。
窓の他にも間取りが原因で部屋が暗くなることも。南北に広い部屋は北側まで光が入りにくく暗くなってしまいます。また部屋の中に柱や格子、壁があると光が遮断され、部屋の奥まで光が届かず暗さの原因になり得ることもあり、壁で囲まれた廊下や階段スペースは暗くなりやすいので計画の際は注意が必要です。
天井から入る光の量は多く、壁に設置された窓の倍以上の光が入ります。北側で光が入りにくいときや壁面に大きく窓を設けにくい廊下や階段もガラス瓦や天窓を採用することで、昼間は電気を使わなくても明るい空間になります。
明るい空間をつくるには光の量も大切ですが、光の屈折も重要になります。暗い色より明るい色の方が、光が屈折し明るくなります。壁や天井が暗い色であったり、使っている木の色が黒っぽい色だと部屋が暗くなるので、白色のクロスや塗り壁にリフォームすると入る光の量が同じでも部屋を明るくすることができます。
窓の位置を高くすることで、光が当たりにくい北側も光が入るようになります。2階部分の居室はなくなってしまいますが。吹き抜けを設けることで、窓を大きく高い位置に設置することできるようになり、部屋全体が明るくなります。また、吹き抜けの天井にファンを受けることで、日によって温められ、上部にたまった暖かい空気も部屋全体に運ぶことができます。
平屋で、吹き抜け設けることが難しい場合は、勾配天井にして天井を高くし、高い位置に窓を設置することで、吹き抜けと同じ効果を得ることができます。
以前はキッチンとリビングは別々になっており、使い勝手があまりよく設計。また、壁は板張りで圧迫感のある空間でした。そこで、2つだった部屋を1つのLDKにリフォーム。
LDKにすることで南北に長い空間となり、南面からの光だけでは暗くなってしまいます。その問題を、屋根裏を吹き抜けにし、天井高を上げ上部に窓を設け北側まで光が入るようにし解決しました。窓の数も増え、光の入る量が増えるとともに、風の通りもよくなり、より快適になりました。壁も白色のクロスに変更したことで、光が反射し部屋全体を照らしています。
玄関は暗くなりやすい空間の1つ。玄関戸に光を通す素材のものを採用することで、窓が設けにくい玄関も明るくなります。足元のタイルも反射率がよく玄関戸のガラスから入ってきた光を反射し空間をより明るくみせます。元々も和テイストと光の調和が美しいデザインです。
階段も暗くなりやすいポイントです。両サイドが壁になっていると上り下りの際、安心して利用することができますが、その分閉鎖的な空間になり、光が入りにくくなってしまいます。そこで壁に室内窓を採用。閉鎖的な空間にも光が入り明るくなりました。階段に使用している木材も明るい色に変えることで、より明るさを感じられます。
築100年の住まいは天井高が低く光が入りにくくなりやすい特徴があります。家族やお客様をお迎えする玄関の天井を取り、吹き抜けにすることで明るい玄関が実現します。吹き抜けには窓を設けたことで自然の光が玄関全体に光をもたらし電気をつけなくても日中は明るく電気の節約にもなります。
南北に広いリビングは北側まで日光が届きにくい。そこで北側に大きな窓を設置。北側の窓からは一年中安定した光が入り、室内を優しく照らします。
リビングとダイニングの間には半透明ガラスを用いた建具を採用。食事の準備中の急な来客の際に便利です。半透明ガラスを用いた建具にすることで仕切ったときもダイニングが暗くならず明るいままです。
もとの住まいの建具をはじめとした材料を活かした住まい。玄関ホールとリビングを仕切る建具は新築の住宅ではなかなか作ることができません。この美しい格子状の建具から漏れてくる心地良い光が味わえるのはリフォームの醍醐味です。
内縁もリビングの一部とすることでリビングに多くの光が入るようになり明るいくうかんを演出しています。
キッチンの上部は吹き抜けを用意し開放感のあるキッチンになっています。吹き抜けには窓をつけ、料理のしているとき電気をつけなくても手元が明るくなります。
リフォームでのお困り事で多く上がるのが「暗い」。光がよく入る住まいで生活することは健康にもなりますし、気持ちも穏やかになれます。
今回紹介をしました暗さの改善方法はほんの一部です。この他にも多くの改善方法があり、これらは窓や間取り、素材によって解決することができます。
多くの事例を参考にしたり、リフォーム会社に相談することで今の住まいにあったリフォームができるはずです。
無料相談会やイベントも開催しています。
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