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今「平屋」がとても人気です。住宅雑誌を見ても、ウェブサイトの住宅情報を見ても、家のポストに入っているチラシを見ても、平屋住宅のことをとにかくたくさん目にします。
これは「平屋で暮らしたい」と思っている人が近年とても増えていること。そして、幅広い年齢層に受け入れられていることが一番の要因でしょう。
では、なぜこんなに「平屋で暮らしたい」と思っている人が多く「平屋」は人気なのでしょうか。ここでは、今人気の平屋について、特徴やメリット、デメリットをご紹介していきましょう。
もくじ
「平屋」には、いろいろな魅力があります。もちろんいいことばかりではありませんが、現代のご家族が考える暮らし方を実現するのに最も当てはまりやすい住まいなのでしょう。
本当に「平屋」は人気なのでしょうか?世間に発信されている情報は事実なのでしょうか?と思い平屋人気を裏付けるデータを集めてみました。これは愛知県、岐阜県の東海エリアで注文住宅を建築している新和建設で実際に平屋住宅をどれくらい建築しているかを調査しました。
データは、2014年の「平屋」の棟数と2019年、昨年の棟数を、愛知県、岐阜県それぞれで比較してみました。やはり、2階建てが多いのは一目瞭然ですが、それでも、愛知県では12ポイント、岐阜県においては22ポイントも増えています。実際に建築しているご家族が増えているということ。需要はやはりあり、人気になっていると言っても過言ではありません。
「平屋」とは、1戸建て住宅で1階建ての住宅のこと。マンションや賃貸アパートなどで、キッチンやリビング、寝室やトイレ、お風呂など生活に必要な空間が、ワンフロアに配置された間取りをイメージされるとわかりやすいでしょう。
階段がないため、生活はしやすく、また家族も同じフロアにいるので、お互いの存在を感じることで、安心感があり、コミュニケーションも増えることでしょう。
また、建物の構造に関しても、比較的単純で、建物としての重量も軽量で、耐震性などにおいて有利に働き、安全性の確保もしやすいです。よって、予算的にも経済的に建築できることが「平屋」の醍醐味でもあります。
これは「平屋」のメリットにもつながると思いますが、まずは人気の理由を挙げてみましょう。
・外観のデザインがかっこいい家が多い
・ワンフロアの暮らしやすさ
・価格が経済的
・土地が安価なエリアでは広めの土地の購入が可能になり「平屋」が検討しやすくなる
などなど、人気の理由はいろいろ考えられます。
すこし前は、「セカンドライフ」という言葉で、子育てを終えた、あるいは定年を迎えたご夫婦が、今までの家は大きい過ぎる、掃除やお庭の手入れなど大変になるなどという理由から、建て替えるなら「平屋」。ということからの人気のイメージでした。
最近では、将来を見据えた家を考える若い世代のご家族が増えています。家を建てるなら、「平屋」ならではの暮らしやすさを、そして「平屋」ならではのかっこいいデザインが、幅広い年齢層に受け入れられる、これが一番の人気の理由でしょう。
では具体的に「平屋」のメリットとデメリットを確認していきましょう。ここでは、特に二階建てと比較しながら考えていきたいと思います。なぜなら家を建てる際、二階建ても検討するご家族は少なくないからです。
「平屋」は階段を使わなくていいので、どの部屋へ行くにもスムーズです。
例えば洗濯。二階建ての住宅だと、一般的には一階の脱衣室と言われる、お風呂へ入るために衣服を脱ぎ着する場所に洗濯機を置くように計画します。そして、そこで洗濯した洗濯物は二階のベランダへ干すという、家事の中でも大変な重労働のひとつ。これが「平屋」だと同じフロアで解決します。掃除機を使ったお掃除も同じことです。掃除機を持って階段を上り下りする動き、これがなくなります。考えるだけで家事が楽になることがイメージできますね。
「平屋」は生活空間がワンフロアにコンパクトにまとまり、また家全体も見渡しやすいので家族の距離も近くなり、自然とコミュニケーションも増えます。二階建てでよくある、お子さまが二階の部屋にひきこもるという悩みは解消されやすく、リビングに集まりやすい間取り、家族の気配を常に感じられる安心の暮らしができます。
「平屋」は二階の重量が一階に掛からないため、二階建てに比べ耐震性に優れています。また一階と二階の継ぎ目部分は、柱や壁などのバランスをきちんと考えた構造計算、設計を行わないと地震においてとても弱点になりやすいです。その点「平屋」はシンプルな構造で計画できるため安定した建物と言えます。
「平屋」は上に部屋がないため天井を自由に設計できます。勾配のある天井や梁を魅せるデザインで天井高く、部屋を広く演出することが可能になります。
また窓の位置。二階との窓の位置調整も必要なく、日当たりや風通しを考慮した配置計画はもちろん、大きな窓、外とつながる開放的な空間もつくることができ、ゆとりのある暮らしができるのも平屋のメリットです。
外観も二階建ての場合は一階と二階の窓の位置や、屋根の魅せ方などデザインの制限が多いですが、平屋は比較的シンプルに計画ができ、かっこいいデザインがしやすいです。
「平屋」はメンテナンスコストが二階建てに比べて経済的です。二階のメンテナンスの必要がないこと。またメンテナンスを行う際、建物まわりに仮設足場(外壁など普段手が届かない所の作業用に足場を設置する)工事を行います。「平屋」は二階部分がないため、その足場の高さを低くすることができ、コスト的にメリットがあります。またメリット3でもありましたが「平屋」の構造は比較的単純でシンプルなため、アフターフォロの点検もしやすく、メンテンナンス項目も少ないです。メンテナンスは将来を見据え検討する上で、そのしやすさやランニングコストとしても、とても重要なことですね。
「平屋」を建てるご家族はお庭もポイントにおかれていらっしゃることが多いです。開放感のあるリビングからつながるお庭でのスローライフ、お庭を中心に建物をコの字や回遊できる間取りにし、どの部屋からもお庭を眺められるような贅沢な暮らしを実現できるのも「平屋」のメリットのひとつです。
ご家族全員がワンフロアで暮らすことになります。二階建ての場合は一階と二階のそれぞれに生活空間を分けることで、各階の面積、広さを抑えることができます。しかし「平屋」は、一階のみで全ての生活空間を賄うことになりますので、それなりの空間、広さが必要。そのため「平屋」の間取りは、土地の広さや形状にかなり左右され、思い通りの間取りにならないことも多々あります。土地探しから始められるご家族は土地探しから、建てる住宅の検討も一緒に行っていくと良いでしょう。
開放感があって、全体を見渡すことができる「平屋」は逆にプライバシーの確保が困難ということも言えます。家の中では寝室や子ども部屋、またお手洗いなどへ入る姿がわかってしまいます。家の外に対しては日当たりなどを考慮して大きな窓を設けると、外から見られやすいという問題も発生します。間取りを計画する際、そのような視線を遮るような工夫、プライベートな空間などの配慮も計画していきましょう。
「平屋」は二階建てに比べて、縦ではなく横に広い建物になります。窓から遠い部屋は日が入りにくい。また周りに高い建物が建っていたりすると、全体的に日当たりが悪くなってしまうかもしれません。屋根にガラス瓦や天窓、また中庭などを計画し、日当たりの検討をすることもありますがコストが割高になってしまいがちですので、相対的な費用の検討もあわせて行っていきましょう。
二階建てに比べて一階の面積が広くなります。その分、基礎工事は割高に。結果、坪単価(1坪あたりの建築費)は上がってしまいます。また一階の面積が広くなるため、土地もその分広い土地が必要になり、トータルコストは二階建てを建てた場合より割高になりやすいです。土地、建物、総合的に検討し、資金計画を行っていきましょう。
全ての生活空間が一階になることで、防犯対策は必須です。マンションやアパートの低層階に不安があるのと同じで「平屋」も注意していきたいところです。セキュリティシステムやセンサーライト、また建物のまわりに砂利を敷くと「人が歩けば砂利の音がする」昔ながらの防犯対策も検討をするといいでしょう。
「平屋」は人気。なのにまだまだ二階建てに比べると建てられている件数は少ないです。そこには二階のない一階建てではなく「平屋」としてさまざまな側面から、計画検討が必要ということです。でもあこがれますね。ワンフロアのスローライフ、家族がつながる安心の住まい。「平屋」を建てる土地の検討段階から間取りもきちんと考え「平屋」のメリット、デメリットも考慮し、是非ご家族の「幸福の城」づくりを実現していただきたいです。
一番はご家族がストレスなく快適に幸せに暮らせる家です。でもそれが「平屋」であればなお良いですね。
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