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愛車と暮らすガレージハウスの魅力や暮らし方とは?

住まいの豆知識

2022/08/10(水)

車好きの方なら一度はガレージハウスに憧れたことがあるのではないでしょうか。いつでも愛車を身近に感じながら、場合によってはいつでも好きなときにその姿を眺めながら、日々暮らせるのはとても素敵ですよね。

このように趣味性が高く個性的なイメージを持たれることが多いガレージハウスですが、コロナ禍で家族時間の過ごし方に変化が見られる昨今、手軽にアウトドアをたのしめるセカンドリビングとして、また便利な大容量の土間収納として、インナーガレージを検討される方も増えてきました。

今回はそんなガレージハウスの魅力と使い方についてご紹介させていただきます。

ガレージハウスの外観

※弊社施工例

*もくじ*

1│ガレージハウスとは

2│ガレージハウスの魅力

3│ガレージハウスでの暮らし

4│建てる前に気を付けたいポイント

5│まとめ


1.ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、その名のとおり「ガレージと居住スペースが一体の家」です。通常は、敷地を建物スペースと駐車スペースに区切り、駐車スペースは「外」に配置されるものですが、ガレージハウスの場合は駐車スペースを「家の内部」に入れることになります。

愛車を保管するスペースを家の内部に取り込むことで、大好きな車をいつも身近に感じられること、また風雨などのダメージから守ることができることなどのメリットから、車好きな方に選ばれることが多い傾向にあります。

また敷地が狭小でありながら、利便性やコストの観点から敷地内に駐車スペースを設けたいという場合の選択肢として検討されることもあります。


2.ガレージハウスの魅力

愛車を守ることができる

雨や直射日光は車の色褪せや傷みの原因と言われています。ガレージハウスは強固な屋根の下に車を保管することができるので、愛車を風雨から守れることが大きな魅力の一つと言えます。

※弊社施工例

安全性・安心感

車を家の内部により近い場所に保管することで、大切な愛車がそばにある安心感を得られるというのも、ガレージハウスの魅力です。また防犯性の高いシャッター等で外部としっかり遮断できる構造にすれば、車にいたずらをされるようなリスクも回避することができるのでさらに安心です。

車からの乗降・室内への出入りの動線がスムーズ

降雨時、車の乗り降りの際に傘が必要になるのは煩わしいものですよね。ガレージハウスの場合、しっかりと屋根に覆われた場所に車を停めることができるので、乗降に傘はほとんど必要ありません。また、室内への動線にもしっかり考慮して設計すれば、買い物をした荷物を家へ運ぶのも最短ルートにすることができるので便利です。さらに、子どもや介護が必要な家族を車に乗せるシーンにおいても、移動距離が短くなることや天候に左右されずスムーズに乗降できることは非常に大きなメリットになります。


3.ガレージハウスでの暮らし

愛車を常に身近に感じられる暮らし

車好きな方にとって、車のメンテナンスは楽しい趣味の時間です。その時間を居住空間から身近な場所で心ゆくまで過ごすことができるのは、ガレージハウスならではの醍醐味と言えます。時間や気候を問わず趣味の時間を楽しめるように照明や空調なども整えたり、工具を収納できるスペースを設けたりと、あらかじめ作業を考慮したガレージをつくっておけば、とっておきの秘密基地になりそうですね。

また、玄関やリビングの壁を一部ガラス貼りにして室内から愛車を眺められるアトリエのようなお住まいも、車好きの方がとくに憧れるスタイルです。ガレージの内装や照明などにもこだわれば、大好きな車をインテリアの一部としていつでも楽しむことができます。

※弊社施工例

セカンドリビングとしての役割

お住まいの周辺環境にも配慮が必要になりますが、ご家族がいつもと違う空間で集うセカンドリビングの役割を担ってくれるガレージハウスのスタイルも魅力的です。家族そろっておうち時間を楽しむ生活スタイルも随分定着した昨今、食事を楽しむ空間やスタイルにすこし変化をつけることで、より満足感のある「家族時間」を過ごすことができそうです。車を少し別の場所に移して、フリーになったガレージ内でアウトドアごはんを楽しんだり、お子さんの遊び場として使ったりと、アイディアやシチュエーション次第で用途が広がりますね。

アウトドアグッズ・レジャーグッズの保管場所として

最近では玄関脇に土間収納を設けるご家庭も増えています。アウトドア用品やスポーツの道具などの外で使うものを収納しておくのに便利な土間収納ですが、ガレージに続く土間収納をつくれば、より一層使い勝手が向上することも考えられます。ガレージスペース内に設けた収納から、すぐ傍にある車へ荷物を積み込んで目的地へ出発、帰宅後もガレージスペース内で荷降ろしから収納まで完結できるので大変便利です。外で使用して水や泥で汚れた道具類を、玄関や室内に持ち込むことなく出し入れできるのも大きなポイントですね。


4.建てる前に気を付けたいポイント

室内部分に充てるスペースが削られる

ガレージを建物スペースに取り込むということは、敷地によほど余裕のある場合を除いて、室内部分(居住空間)に充てるスペースが削られるということです。玄関から入ってすぐの1階部分に生活スペースを設けるという一般的な間取りにも制約が生まれる可能性が高くなります。たとえば、1階部分にはガレージと浴室のみ、LDKは2階、寝室や子ども部屋は3階へ、というように、人が暮らすスペースを上に移動させていく必要があります。2階にLDKを設けると、人が集う空間が明るく見晴らしがよくなるというメリットがある一方で、日常的に階段の昇降が必要になるので高齢者がいるご家庭には不向きかもしれません。

敷地の広さ、生活スタイルや家族構成などを総合的に考慮しながら、じっくりと間取り計画をすることをオススメします。

車のサイズや台数の変動

ガレージハウスを建てた後、ガレージ部分の大きさを簡単に変更することはできません。したがって、ガレージ内に所有できる車の大きさや台数は規制を受けることになります。ご家族構成やライフスタイルの変化によって車の台数が増えることなども考慮しながら、ガレージの大きさを検討しておくと良いでしょう。

動線や使用用途の想定

雨が降っているときに車への乗降がしやすいのは、ガレージハウスの大きなメリットです。このメリットを最大限に活かせるよう、あらかじめしっかりと動線計画をしておきましょう。車を降りた後、ご家族が傘を使わずスムーズに玄関や勝手口へ到達できること、荷物などを持っていても通行できる広さを確保しておくことなどは、最低限考慮しておきたいところです。

また、ガレージハウスを収納や作業部屋として使用する場合には、照明や換気、電気の配線や空調など、用途に合わせた工夫が必要になります。せっかくガレージを設けるのですから、ご家族の生活や趣味を快適に、より一層たのしんでいくためにも、設計士とじっくり相談して後悔のないガレージづくりをしたいですね。

大開口部と構造(強度)のバランス

ガレージハウスは車の出入りがスムーズに行える十分な開口部を設ける必要があり、1階部分の壁が少なくなるため、単純に考えると耐震性の低い構造になってしまいます。建材選びや構法、梁の太さなどでバランスをとりながら慎重に設計をすることが求められます。施工実績などを参考にしながら信頼できるハウスメーカー・工務店を選んで、安心・安全なガレージハウスづくりを実現させましょう。

※弊社施工例


5.まとめ

いかがでしたか?今回はガレージハウスの魅力や使い方のアイディア、建てる際に注意しておきたいことなどをご紹介しました。ガレージハウスは、ご家族のライフスタイルや趣味の在り方を魅力的に変化させてくれる頼もしい味方です。マイホームでどんな暮らしをしたいか、ご家族とどんな時間を過ごしたいか、たくさん想像を膨らませながら、ぜひ後悔のないガレージハウスづくりを実現させてくださいね。

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