オープンキッチンorクローズドキッチン?まずはメリットデメリットを理解しよう!
住まいの豆知識
2021/11/05(金)
住まいの豆知識
2021/11/05(金)
一日の中でも多くの時間を過ごすキッチン。料理は毎日のことだからこそ、ラクで楽しく過ごしたいですよね。今回は、キッチンのレイアウトについてご紹介します。どんな使い方がしたいかによって、自身が使いやすいレイアウトも異なってきます。さまざまなキッチンを見比べて、ご家族に合うキッチンを見つけましょう。
*もくじ*
「料理をしながらでも子どもの様子をうかがいたい」「来客も多いし、リビングからキッチンが見えないようにしたい」「夫婦で一緒に料理を楽しみたい」など、キッチンは使い方によって合う間取りがあります。キッチンを考える際はまずは間取りから。リビングに対して、どの程度オープンにするか、壁付けなのか対面なのかの要素があります。
ダイニングとキッチンが同じ空間になっているタイプ。オープン空間での壁付けタイプは、料理中の動線も部屋の一部となるので、最も部屋を広く活用することができ、開放感のある空間を演出することができます。
キッチン、リビング、ダイニングが一体となったタイプ。対面型なので料理中もリビングにいる子どもたちと会話を楽しむことができます。
ダイニングキッチンとリビングの空間を分けることで、「料理や家事をする場所」とリビングでの「くつろぐ場所」を分けることができます。匂いや音も分けることができるのでそれぞれの時間を楽しむことができます。
キッチンとリビング空間は分かれているは、リビングの様子をうかがうことができるつくり。家族の気配を感じながら、それぞれ集中して自分の時間を過ごすことができる。
壁面に対してどのように設置するかによって3つのタイプに分かれます。
キッチンを壁面につけて配置するキッチン。壁側を向いているので、正面に窓を設け手元が明るくなるようにするのが一般的です。
キッチンの左右どちらかを壁につけて設置するキッチン。ペニンシュラとは「半島」を意味します。部屋に向かって突き出ているカタチになるのでこのように呼ばれています。
壁から完全に離して瀬地位するキッチン。コンロとシンクがともに壁から離れているタイプ。コンロだけ離して、シンクは壁面に設置するタイプ。またその逆のタイプがあります。
シンクや料理代、コンロなどが横に一列並んだキッチン。スペースをとらず最も一般的なキッチンの型です。
シンクや調理台、コンロが向かあわせに配置されたキッチン。動線が短いのが特徴です。
シンクや調理台、コンロをL字に配置したキッチン。両面、または片面を壁につけて設置します。
シンクや調理台、コンロなどをU字に配置したキッチン。動線が短く、手の届く範囲に調理器具を集結させることができます。
リフォームでキッチンのレイアウトを変更することも可能です。どんな使い方をしたいか考えた上で、キッチンリフォームをすることで、快適なキッチンをつくることができますよ。
リフォーム前のキッチン :孤立空間、壁付け、I型
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リフォーム後のキッチン :オープン空間に対面、ペニンシュラ型、I型
リフォームですっきり機能的なキッチンに。カップボードの隣には、奥さまが家事の合間にほっと寛いだり、ちょっとした調べものをするのにも便利なPCスペースを設けました。
LDKにすることで、家族の様子をうかがいながら料理をすることができるようになります。また、ペニンシュラ型にすることによって、キッチンの背面にカップボードを設置することができるので、動線が短くなり、必要な調理器具や食器などがすぐに取れるようになりました。
リフォーム前のキッチン :独立空間、壁付け型、L型
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リフォーム後のキッチン :オープン空間、壁付け型、I型
同じ壁付けキッチンでも、独立空間からオープン空間に変更することで、開放感のあるキッチンに生まれ変わります。
独立空間の場合、壁面が多いので収納棚を多く設けることができため、多くのものを収納できていましたが、オープン空間での壁付けキッチンでは、収納棚を設けることができる場所が限られます。そこでキッチン横にパントリーを設け、収納場所を確保。リフォームによってスッキリと清潔感があり、部屋を広く活用できるようになりました。
オープン空間での対面キッチンは、リビングにいる家族との会話を楽しめることがメリット。リビング中心の生活が楽しみたい人にピッタリなキッチンで、近年では最も多いいタイプです。また、こちらのタイプは、キッチンの背面になる壁側に飾り棚を用意することで、部屋のアクセントにすることもでき、住まいのコーディネートを楽しむことができます。
キッチンを囲うように壁を設置したLDK。キッチンの空間はカップボードでリビングと緩やかに仕切られており、さりげなく家族の気配を感じることができるつくり。キッチンが独立してあるので、料理をつくるときも集中して作ることができます。カップボードがキッチンと垂直になるように設置しているので、作業台としてつかうのにも距離が近く、使い勝手◎
II型のキッチンはコンパクトな動線が特徴のキッチンです。キッチンとダイニングを隣り合わせにすると横幅が広くなってしまい動線が長くなってしまいますが、II型はキッチンがコンパクトなため、ダイニングと隣合わせに配置しても動線が長くなりすぎません。また、キャビネットが2つになるので、多くのものを収納することができます。
キッチンのレイアウトによって、使い勝手はもちろんのこと、家族のとのかかわり方や自分の時間の過ごし方も異なってきます。また、近年ではキッチンを部屋のアクセントとして魅せることが多く、レイアウトによってできるデザインも異なりますので、要望の優先順位を決めてキッチンのレイアウトを決定しましょう。それぞれのメリットデメリットを知ることで自分に適したキッチンが見つかりますよ。
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