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中古物件と新築物件どちらがお得?

住まいの豆知識

2024/06/21(金)

マイホームを実現させる手段としての選択肢は、土地購入で新築を建てるのか中古住宅でリフォームあるいはリノベーションと様々です。

さて、どちらがお得でおすすめなのか迷いますよね。

それは人それぞれの条件によって一概にはどちらとは言えないのが正解です。
まずは、自分たちが新築か中古かどちらを購入するのがベストなのかを考えなければなりません
そのためには建物にこだわることも譲れない条件ですが、求める土地の条件も大切なキーポイントとなります。

今回は、土地優先の考え方も含めて中古物件と新築物件どちらが良いのかを探っていきましょう。

*もくじ*

1│新築物件のメリット・デメリット
 ・新築物件のメリット
 ・新築物件のデメリット

2│中古物件のメリット・デメリット
 ・中古住宅のメリット
 ・中古住宅のデメリット

3│求める土地の条件

4│まとめ


1.新築物件のメリット・デメリット

まずは新築物件のメリット・デメリットをみていきましょう。

新築物件のメリット

①全てが最新設備になる
最新の設備を備えた住宅に住めることです。
耐震性や断熱性、気密性などの住宅性能に関する部分は年々進化し高性能になっています。
多少の築年数の違いであっても、より新しい新築住宅の方が性能が高くなっているのが現状です。
またキッチンやシステムバス、トイレや洗面などの住宅設備も機能性に優れ、新築住宅の方がより住みやすく利便性や機能性に優れています

②住宅のランニングコストが安くなる
新築住宅の場合は全ての設備が新しいため故障することも少なく、そのための修繕費が少ないことがメリットです。
また断熱性や気密性も高いため光熱費が安くなることから、住宅を維持するランニングコストを安く抑えることができます。
住宅を購入する際には初期投資の費用だけではなく、毎月のランニングコストまでを考慮することが必要です。

税制優遇がある
新築を購入すると住宅ローン控除や固定資産税、あるいは不動産取得税などに関して手厚い税制優遇措置があります。
中古住宅でも税制優遇はあるのですが新築住宅ほど手厚くはありません。
住宅ローン控除は、借入から13年間住宅ローン年末残高の1%分を所得税と住民税から控除を受けられるという制度です。
中古住宅の場合は、築年数25年超えになると耐震性能を有していることを証明してなければ、住宅ローン控除を適用することはできません。

そういう意味ではやはり税制面では新築住宅の方が優れていると言えます。

新築物件のデメリット

①価格が高くなる
新築住宅は当然ですが中古住宅と比べて価格が高いというデメリットがあります。
新築住宅は新築プレミアムという建築費の約10%から20%程度が割高になる要素があります。
これも当然の話なのですが、新築物件の場合はモデルルームの運営費や広告費などを建築費に上乗せしないと住宅会社も経営維持することが出来ません。
そのため、このような中古物件を購入するのとは違った費用がかさむのは仕方がないところなのです。
しかし、中古物件の場合には価格が、基本的に市場の需要と供給で決められているのでそのあたりの費用に差が出るのです。

希望の立地条件に住むのは難しいこともある
希望の立地条件にこだわりのない方は良いのですが、住む場所に厳しい条件を持っている人には希望の地域に住むのは難しいこともあります。
どんな都市でも駅近など、人気のエリアはすでに建物が建っています
戸建やマンションのどちらも新しく建築される件数はかなり確率が低くなるのです。
そのため、人気エリアで希望の広さや間取りなどの物件を見つけることは少し難しくなるでしょう。
さらに新築は価格が高いため、人気エリアだと余計に予算オーバーになってしまうこともあります。また、建売住宅の場合は注文住宅とは異なり、希望している間取りや住宅設備の位置なども自分たちのライフスタイルに合わないことも少なくありません。
さらに入居後には住みづらさを感じるケースもあり、オプションで間取りの変更や設備の交換ができなければ思い通りにはならないこともよくある話です。

土地と建物を希望通りに叶えるには費用がかかるということですね。


2.中古物件のメリット・デメリット

次に中古物件のメリット・デメリットをみていきましょう。

中古物件のメリット

①価格が安い
中古物件の最大のメリットは新築物件より安いことです。
当然ですが中古物件ですので経年劣化している物件もありますが、建物の構造部分さえしっかりしていればリフォームやリノベーションで新築同様にすることも可能です。
予算を抑えたい方は中古物件も狙い目ではないでしょうか。

②イニシャルコストを抑えられる
中古物件は新築物件と比べて、物件そのものの価格以外に初期費用も抑えられるというメリットがあります。
中古物件の場合は、固定資産税評価額が低いこともあり税金の負担を抑えられることもあります。その他にも以前の所有者から引き継いだ家具やエアコンなどがあったり、外構のカーポートや立水栓などもそのまま使用することもできます。
多少のリフォームや修繕が必要かもしれませんが、状態によっては最初に掛かるイニシャルコストを抑えることができます。

③希望の土地で暮らせる確率が上がる
新築住宅の場合は土地から探すことになります。
なかなか希望する土地が見つからずに、マイホームが実現できない人もたくさんおられますよね。
そういう意味では、中古物件も含めて探すことで希望の地域で暮らせる確率が上がります
つまり、土地や立地条件を優先するのであれば、中古物件をリフォームやリノベーションで蘇らせることも一つの選択肢だということです。

中古物件のデメリット

①全てが古い
当たり前ですが、外装や内装、住宅設備など全てが古くなります。
そのまま使用することができるものは我慢して、水廻りなどどうしても交換したいものは替えたくなりますよね。
外壁や屋根の塗装工事も耐用年数が迫っていればそれもリフォームしなくてはいけません。
最初のリフォーム費用と後々のメンテナンス費用も考慮して検討することが必要です。

②耐震性と断熱性など住宅性能が低い
1981年6月に建築物の耐震基準が見直され、それ以降は新耐震基準にのっとった設計になっています。
しかし、新耐震基準だからといって全てが安全な建物かというと、そうではないので注意が必要です。
管理状態や建築後の耐震改修や耐震補強工事などによって建物の性能が違ってくるため、現状の住宅診断が必要とされます。
もし耐震性や断熱性などに不安がある場合は、壁を破って断熱材を取り替えたり、耐震補強工事をするリフォームを検討する必要があります。


3.求める土地の条件

建物の条件は分かっても建物より暮らす地域を優先したい方はおられますよね。

若い方が求められる土地のニーズ

・小学校や中学校が近い場所
・駐車場が2~3台停められる広さ
・通勤通学に便利な駅近

ご年配の方が求められる土地のニーズ

・スーパーに歩いて買い物に行ける
・坂道が少ないところ
・医療機関の充実しているところ

など世代によって様々なニーズがあります。


4.まとめ

中古物件と新築物件どちらがお得かというテーマで解説してきました。
建物にこだわるより暮らす地域や立地条件を優先される場合は、新築・中古にこだわらず幅広く探すことをおすすめします。
条件に合う土地が中古物件で見つかれば、リフォームやリノベーションで新築同様に蘇らせることも十分に可能です。

まずは、優先順位が建物のこだわりなのか、住む地域や立地条件なのかを明確にして総合的に判断することが重要ではないでしょうか。

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