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住まいの豆知識
2024/10/04(金)
住まいの豆知識
2024/10/04(金)
中古物件市場に築年数の浅い物件が出ているのは、転勤による引っ越しが理由だけではありません。
それは住宅ローンが高すぎて払えないという理由もあるからです。
では、なぜせっかく夢のマイホームを手に入れたにも関わらず手放さなくてはならないのでしょうか?
その辺りを深掘りし、無理なく住宅ローンを返済するためにはどうすれば良いのかを解説します。
*もくじ*
1│なぜ住宅ローン苦になるのか
・収入が減少した
・子どもの教育費が増加した
・イレギュラーな出来事が起きた
・浪費してしまうクセがある
・離婚
住宅を建てる時に住宅ローンを借り入れる時は大丈夫だ問題ないと感じていたけれど、ローンを長期的に返済を続けていれば支払いが苦しくなることもあります。
ではなぜこのような状況に陥ってしまったのかを考えていきましょう。
①収入が減少した
住宅ローンの返済が苦しくなる最も大きな理由の一つは収入の減少です。
景気の関係で給料が減ったり、リストラされたりと職場の環境に影響されることが多々あります。
住宅ローンを契約した時点では、それを予測するのは大変難しいことですので、こうした状況になると住宅ローンの返済が大変苦しくなります。
例えば、夫婦2人正社員で働いているご家庭がご主人と奥様の両方の収入を見込んでペアローンを組んだけれども、育児や介護などで奥様の収入が大幅に減ってしまったということもあります。
そのため返済が滞ってしまうとご主人の負担が大きくなり、生活費が捻出できないということにもなりかねません。
このように世帯収入が減少すると当然のことなのですが住宅ローンが重くのしかかってくるということになります。
一般的な家庭の場合、住宅ローンは本来ご主人の収入のみで支払える金額にすることが重要です。
あくまで奥様の収入はその金額にもよりますが余力に置いておくのが理想的です。
②子どもの教育費が増加した
お子様がおられる家庭では当然ですが教育費はかかってきます。しかし、数年あるいは十数年先にかかる教育費について綿密に計画を立てておられる方はなかなかいません。
想定外の出費になる可能性もあり、また部活動や習い事などの出費も考えられます。
住宅を建てた時は、そこまでのシミュレーションを立てずに見切り発車してしまうことも少なくないでしょう。
お子様が2人、3人と多ければ多いほど2倍3倍の教育費が必要です。
少子化の時代ではありますが、子どもを育てるということはそれなりの経済力もなければ満足な学生生活も送れません。
ということは子どもの教育費もある程度想定したシミュレーションを立てて住宅ローンも組まなくてはならないということになります。
③イレギュラーな出来事が起きた
イレギュラーの出来事とは例えばご主人や家族の病気や事故などです。
病気や事故を起こすリスクについては、住宅ローン契約時から想定できないことではないのですが、計画的に貯蓄をしないといざという時に生活が圧迫されてしまいます。
また同居している家族だけではなく、ご両親の病気や事故、介護などが発生することもあり思わぬ出費が必要なことも少なくありません。
家を購入したら何が起こっても対応できる貯蓄が必要になってきますので住宅ローンの毎月の返済額は抑え気味にして数万円でも毎月貯蓄することが重要です。
④浪費してしまうクセがある
浪費してしまう癖がある方は住宅ローンを苦しくしてしまうケースもあります。
自動車や趣味の物、洋服や装飾品などが欲しくなるのは分かるのですが、収入に見合わない買い物をして住宅ローンが払えなくなる人が多いのも事実です。
このパターンは、抑制しようとすればできることですが、気持ちが抑えきれない欲望の強い人の悪いクセが原因です。
収入に応じてどこまで使えるのかを把握しておくこと、その限度を知っておくことが必要です。
また、ギャンブルや飲食に費用を費やす人も危険です。
パチンコや競馬、競艇などギャンブルは様々ですが、お小遣い程度で楽しむことができない人が結構おられます。
一発大穴で儲けた経験や一時的に儲かったなどの記憶が忘れられず、次は勝てるだろうなどと思って深みにハマっていく人もたくさんいます。
クレジット払いやキャッシュレスが一般的な時代では落とし穴がいっぱいありますので買い物もよく考えないといけません。
ギャンブルや飲食も限度を把握して、楽しめるところで止めておくことが重要になってくるでしょう。
⑤離婚
離婚もイレギュラーな出来事の一つで、住宅ローン苦になる要因の一つと考えられます。
住宅ローンは連帯保証人や連帯債務者を夫婦の間で設定することで、合算した収入で審査を受け融資額を高めることができます。
夫婦がお互いの収入があることを前提として設定されている返済額になるため、離婚すると返済が苦しくなるケースも少なくありません。
離婚してしまうと急な生活の変化により支出が増えてしまったり、仕事に費やせる時間が減少したりする可能性もあります。
一人でも十分賄えると思っていた住宅ローンの返済額でも苦しくなる場合があるのです。
住宅ローンが苦しくなる原因は一体何なのでしょうか?
それは各家庭によって理由は様々です。
しかし、住宅ローンが苦しい問題解決をしなければ、いつまでたっても苦しい状態が続き最終的には家を売却せざるを得ない状況に追い込まれてしまうこともあります。
そうならないためにも今一度原因を追求することが必要なのです。
よくある原因を見ていきましょう。
①資金計画がいい加減だった
住宅ローンが苦しくなる原因は資金計画の甘さです。
家を購入する前に考えられるだけの収支を細かくリストアップし、リスクに備えた計画的な貯蓄ができなければ返済が滞る可能性があります。
つまり、毎月家計にどれだけの支出が必要かというところを細分化し、収支を分析することが必要ということです。
また、住宅ローンの毎月の返済額を基準に計画を立てるのではなく、事前に建てた計画に合う住宅ローンの返済額に設定できているのかも重要なポイントです。
どうしても必要な支出を圧迫してまで住宅ローンの返済額が大きくなると貯蓄の一部が支出として流出していきます。
資金計画の甘さが原因の場合は、再度資金計画を見直すことで現状を打破できる可能性もあるので見直してみましょう。
②返済比率を高く設定してしまった
返済比率を高く設定してしまったことも住宅ローンを苦しめる一つの要因です。
返済比率とは年収に対する年間ローン返済額の割合のことです。
例えば年収600万円に対して年間ローン返済額が120万円であれば返済比率は20%となります。
返済比率はその値が低いほど余裕のある返済ができます。
ほとんどの金融機関では返済比率の上限を30%から40%に設定しているのが一般的ですが、ゆとりのある返済を行うには返済比率は20%から25%が目安といわれています。
まず自分自身の返済比率がどの程度かを確認することが必要です。
金融機関に相談すれば場合によっては、月々の返済額を減らしてもらうことができるかも知れません。
現在円安の影響で建築資材費用の高騰が続いています。
ゼロ金利政策の終了からローンの利率は変動型・固定型ともに上昇していくでしょう。
中古住宅や建売住宅、注文住宅すべてを視野に入れつつ、譲れない部分は譲らずに無理のない返済計画を立てられる信頼できるパートナーを見つけることが重要なポイントです。
無料相談会やイベントも開催しています。
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