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住まいをリフォームする場合、どのくらいの工期を想定しておくべきなのでしょうか?リフォーム工事中の生活に不便を強いられるシーンも多々あるので、どの程度の期間が必要なのかは事前に知っておきたいところ。仮住まいが必要なら、工期に応じた家賃も予算に組み込まなければなりません。今回は、リフォームにかかる期間について注意点を交えて解説します。
*もくじ*
リフォーム工事は様々な工事の種類があり、工事内容によって工期も変動します。おおよそどれくらいの期間をみておけば良いのかを全面改修工事と部分改修工事に分けて見ていきましょう。
全面改修工事とは、フルリフォームやスケルトンリフォーム、リノベーションなどのことです。どこまでの工事内容にするのかは個々によって違いますが、一戸建ての場合は基礎や柱、梁などの構造体のみを残し、屋根、外壁、断熱、耐震補強など全てをやり替えると全面改修工事です。マンションの場合は内部の天井、壁、床など全て撤去しスケルトン状態にしてから工事になるでしょう。
それでは、一体どのくらいの工期を見ておけば良いのでしょうか。一戸建て、マンション共に一般的な30坪程度の建物と想定した場合、工事期間は約2〜3ヶ月の期間がかかります。
様々な要因によって工期は前後する事もありますが、業者も最初に組んだ工程表を元に工事を進めていくので出来るだけ誤差のないように調整していきます。
部分改修工事の場合も工事内容によりますが、それぞれ部分的に目安を見ていきましょう。
キッチンのリフォームは、コンロの入れ替えのような小規模な工事もあれば、壁付けタイプのキッチンを対面キッチンやアイランドキッチンにするような間取りに影響する大きな工事もあります。コンロの取り替えやキッチンそのものを同じ場所に入れ替えるような小規模工事なら1〜3日程度で済みます。一方、間取り変更を要する工事の場合は、床材や壁紙の張り替えや給排水管の工事が絡んでくるため1〜2週間は見ておきましょう。
浴室のリフォームの多くは、在来工法の浴室からシステムバスへ入れ替え、または古くなったシステムバスの交換工事です。在来工法の浴室は、タイル貼りが多く解体に時間がかかりシステムバスの土台となる基礎部分を作るため乾燥させる時間なども余計にかかります。また、脱衣所の壁などを解体しなければならない場合は、その補修する時間も必要です。そのため単純なシステムバスの交換なら2〜3日ですが、少なくとも1〜2週間は必要になってくるでしょう。
洗面室のリフォームは、既製品の洗面台の入れ替えや洗面台の造作などがあります。既製品の洗面台の入れ替えであれば半日から1日で済みますが、洗面ボールやカランでオシャレに演出するのであれば3〜5日程度見ておきましょう。また、壁紙や床材の張り替えもあれば1週間は必要です。
トイレの入れ替え工事は半日から1日で行うことが可能です。また床、壁の張り替えや大工工事などが必要な場合は3〜4日程度は見ておきましょう。
リビングの床、壁の張り替え程度の内装工事なら1週間程度ですが、断熱材の入れ替えや床暖房などの工事内容になると2〜3週間程度は見ておきましょう。
屋根外壁は、塗装工事や葺き替え、張り替え工事などがあります。どの工事も足場が必要で2〜3週間の工期が必要です。外部のリフォームなので天候に左右されるため、雨の多い季節は工期が伸びることも想定しておきましょう。
リフォーム工期を考える際の注意点は、仮住まいが必要かどうかです。
フルリフォームやリノベーションの場合は仮住まいが必要ですが、部分リフォームで短い工期であればその判断は難しくなります。工期や工事内容によっては住みながらの工事が可能で、無理して仮住まいしなくていい場合もあります。リフォームの工事期間中は、工事する部分に関しては使用できなくなりますが、上手くしのげる方法があるならそれに越したことはありません。仮住まいは家賃や引っ越し費用など、工事費用以外にかかってくる費用なので出来るだけ出費は抑えたいものです。
しかし、無理して住みながらの工事をしてしまうと、生活しにくい状況が続きストレスが溜まります。どこまで我慢できるのかは、個人差にもよりますが工事期間や内容を基準に判断するのが良いでしょう。
また、仮住まいを選ぶのであれば工期に応じてウィークリーマンションやマンスリーマンションなどどこを選ぶのかを考えることも必要です。工期が短期ならホテルを活用するのも一つの方法ですし、長期間の工期なら通常の賃貸アパートやマンションでも良いでしょう。
リフォーム工事は工期が延びてしまうこともあるので、余裕を持ってスケジューリングを計画しておくことも必要です。リフォームの工期に応じて、仮住まいの方向性を決めることが重要です。
リフォーム期間は、様々な諸事情により延びてしまうことがあります。
建物の老朽化により壁を剥がしたら思いのほか柱が腐食していたり、シロアリ被害が進行していたりする場合もあります。その際には、取り替え工事が余分に発生し時間と費用が追加され工期が伸びてしまいます。
リフォームが長引く原因には、時期や日程が挙げられます。例えば、ゴールデンウィークやお盆、正月などの連休を挟む時期や繁忙期である1月〜3月などは業者の手が足らず長引くこともあります。
また、屋根や外壁の塗装やコンクリート土間の工事などは天候に左右されるため、雨の多い梅雨時や雪の多い時期は工期が延びることもあるでしょう。できればこの時期は避けて日程を組むことをおすすめします。
小規模なリフォームであれば、住みながらの工事は可能ですが規模が大きくなると長引きます。一つ一つ部分的に工事をしなければならないため、効率が悪くどうしても時間がかかるのです。
また、住んでいる生活スペースにホコリや汚れ、騒音などを軽減するためにしっかりとした養生が必要になってきます。その養生の手間に時間がかかり、相対的に見て住みながら工事は工期が延びてしまうのです。
リフォーム期間を出来るだけ短くするコツを紹介します。
リフォーム期間を短くするには、大きい規模の工事なら費用はかかりますが仮住まいをすることです。工期を短くするのか、仮住まいの費用を抑えるのかの選択になりますが予算に余裕があるなら仮住まいをおすすめします。
工事中の施主側もストレスがなく、業者も効率的に作業を進められるという点では工期を短くするのが最も良い方法です。難しい判断ですが、ケースバイケースで業者と相談して決めることをおすすめします。
工事に支障をきたす場所にある家具などは、邪魔にならない場所に移動させておく必要があります。工事範囲に物が置いてあると作業がしにくく効率が悪くなり、工事の遅れの原因になりかねません。家具などに傷をつけてもいけないので、養生が必要になり手間と時間がかかってしまうのです。そのため着工前に業者と相談して、どの程度片付ければ良いのか相談しておきましょう。家の中を片付けておくことは、作業効率を高め結果的に工期を短くできる方法でもあるのです。
リフォームの期間について解説してきました。工期はリフォームの規模や内容によって異なりますが、手早く丁寧に仕上げて欲しいことに変わりはありません。そのためには、場合によっては部分工事であっても仮住まいは必要になってきます。リフォームを効率的に短期間で完成させられるように、業者と相談しながら進めていくことをおすすめします。
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