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木の家で後悔しない為に!木の家を正しく理解しよう

住まいの豆知識

2022/04/14(木)

家を建てる前に失敗談を知っておくことは、理想的な家づくりをするのに重要ですよね。

木の家の魅力がもたらす素敵な住まいに憧れる方が多い一方、実は木の家は多くの後悔も生んでいます。このブログでは木の家を検討されているお客様向けに、木の家でよく聞く失敗談を紹介いたします。素敵で快適な家に住まうために木の家を正しく理解し、後悔しない家づくりをしましょう。

木の家ダイニング

*もくじ*

1│自然素材について

自然素材とは

自然素材を使用するメリット

自然素材を使用するデメリット

2│木の家の後悔ポイント

3│木の家のメンテナンス方法

4│後悔しない為には?

5│まとめ


1.自然素材について

自然素材

自然素材とは

自然素材とは、合成化学物質など人工的な素材ではない天然素材のことです。

代表的なものとしては、無垢の木材や天然石、珪藻土、漆喰などがあげられます。これらの自然素材は、湿度調節や二酸化炭素、ホルムアルデヒドの吸収効果などを持っています。

自然素材を使用するメリット

  • 体にやさしい

    自然素材の一番のメリットは有害物質が含まれておらず体にやさしい点です。

    工業製品である集成材やビニールクロスは接着剤などの化学物質を使用していて、ホルムアルデヒドという有害物質を発生させます。それらは、シックハウス症候群やアレルギーの原因になることもあります。

  • 心地良い室内環境に

    木の家は放質性と吸湿性に優れているので夏はさらっと涼しく、冬は暖かく調整してくれます。梅雨の蒸し暑い夏には湿気を吸い、乾燥する冬には水分を放出してくれます。そして、保湿性と断熱性も高いので夏は涼しく、冬は暖かい状態をキープしてくれます。

    このように私たちにとって快適な空間に自然にしてくれるので、光熱費の節約の手助けにもなります。

  • 耐久性の高さや味わい深い風合い

    一般的な日本の住宅寿命は30年程度だといわれています。その一方で、何十年、何百年も前に建てられた古民家や寺院などは建材を変えずとも建物を維持しています。木の家は、素材自体の寿命が長いため日ごろの手入れをしっかり行えば長年にわたって住み続けることができます。

    木の家特有のあたたかみを感じさせる雰囲気もメリットの一つです。木のぬくもりや木目の美しさなど、集成材では得られない贅沢な満足感を感じることができます。経年変化によって「古美た」深い味わいが増していくことも、木の家ならでは魅力です。

 

自然素材を使用するデメリット

  • アレルギーがでることも

    アレルギーの矛先は人の分だけ数があるといえます。いくら自然素材とはいえ、人によってはアレルギー反応が出てしまうこともあります。しっかり家族のアレルゲンを把握して素材を選ぶことも重要です。

  • 傷・汚れがつきやすい

    無垢の木を使用した無垢床は、合板フローリングに比べ傷やへこみが付きやすいです。そして、水分を含んだものを長時間放置するとシミになってしまいます。なので、傷なども変化の味わいとして楽しめるかたがむいているといえます。

  • 品質のばらつき

    品質が均一に統一された工業製品とは異なり、自然素材は自然のものなので品質を均一にすることは出来ません。そのため、色ムラや木目のバラつきも表情の違いがあって良いと楽しめるかたがむいているといえます。


2.木の家の後悔ポイント

小牧展示場

メリット・デメリットを踏まえた上でも、住んでみたらやっぱり…なんてこともありますよね。木の家を検討するにあたって、ご紹介する後悔ポイントを許容できるかどうかしっかり考えてみましょう。

  • 木の割れや変形

無垢材の木は生きているので湿度によって膨張したり、収縮したりして変形をします。

木 ひび割れ

竣工時はきれいだった柱や梁に住み始めたら割れが入ってきた!?なんてこともあるかもしれません。住み始めてから少し経つと「ピキッ」と木の割れる音がしはじめ、割れが入ったりします。天然乾燥された無垢材の木が割れることは表面が割れているので家の耐久性には影響しません。

他にも無垢床は、変形によってできた隙間にゴミが溜まってしまったり、歩いていると床鳴りといって音がキシキシとすることもあります。大きな無垢材の建具なんかも反りがでて、建てつけが悪くなってくるなんてこともあります。

  • 品質や見た目にバラつきがある

    先ほども上げたように、木は自然素材ですので色ムラや木目にバラつきがあります。不揃いな見た目が魅力と感じるかどうかは人によりけりです。さらに、経年変化で木は変色しやすいこともあります。特に、日の良く当たるところは日焼けをし、色味の違いを感じてきます。

  • 傷・汚れが付きやすい

    無垢の木は物を落としたり、ぶつけたりすると凹んだり傷がついてしまうことがあります。素足で触れたときの心地良い肌ざわりの良さは、無垢の木のやわらかさが影響しています。そして無垢の木の吸水性はこぼれた水分をも素早く吸収してしまうので、お手入れをしなければシミが出来てしまいます。

  • 使えない暖房機器がある

    使う材料によっては床暖房やストーブ、コタツなどの暖房機器が制限されることもあります。暖房機器は水分を飛ばしてしまうため無垢材が乾燥してしまい、変形や劣化の原因になってしまいます。お住まい地域の気候やライフスタイルに合わせて考えなければなりません。

  • メンテナンスが不可欠

    どんな住まいでもメンテナンスは必要です。ですが、無垢床は1~2年に一度の頻度でフローリングのワックスがけやオイルがけが必要になってきます。メンテナンスを怠っていると無垢床に隙間が空いてきたりしてしまうこともあります。


3.木の家のメンテナンス方法

木のフローリング
  • 日常のお手入れ

    日常のお手入れは基本的に掃除機をかけるだけで良いです。拭き掃除をする場合は、乾拭きが基本です。クイックルワイパーなどの掃除用品を使用する際はドライタイプを使用します。ウエットタイプには洗剤が含まれていることがあるので使わないようにしましょう。水分や化学薬品は無垢床の毛羽立ちの原因にもなるので注意しましょう。

    どうしても気になる汚れがある場合は、中性洗剤を水に溶かし、固く絞った雑巾で再度乾拭きをしましょう。

  • 凹みが出来てしまったとき

    合板+木目シートでつくられたフローリングの床は、傷や凹んだ部分から剥がれて劣化することがあります。
    それに比べて無垢材の床は、傷や凹みの手入れも出来ます。凹みや傷の部分に水に濡らしたティッシュを置き一晩放置します。木の繊維が切れていなければ繊維が水を含み修復してきます。

    もう1つの方法は、凹んだ部分に濡らした布などをあててアイロンをかけることです。蒸気を吸った部分が膨らんで、その周囲も乾燥することで元に戻ろうとする働きが起きます。そうすることで、凹んだ部分が元に戻ることがあります。
    これら2つの方法でも完全に元の状態になるのがほぼ不可能ですが、無垢材のフローリングなら傷を広げずに済ませることが出来るのです。

  • 毛羽立ちしてしまったとき

    無垢床の場合、毛羽立ちをしてしまうことがあります。毛羽立ちの原因としてよくあるのは、水拭きの際の水分や化学薬品を含んだお掃除シートです。
    お手入れは頻繁に行う必要はなく年に一度を目安にします。気になるところに浸透性塗料を塗り、サンドペーパーで削って整えていきます。浸透性塗料は木材の内部に浸透して保護をしてくれる塗料です。肌触りや質感は木に近いので、使用後に浮きだってしまうことはほとんどありません。


4.後悔しない為には?

木の家リビング

後悔しないための3つのポイントをご紹介します。

1つ目は、住んでいればと汚れや傷はついてしまうものと考えることです。新築時の状態をキープしようとしたり、神経質になりすぎないのがポイントです。むしろ、傷や汚れも家族の思い出や成長の証になります。木の家の経年変化を楽しみましょう

2つ目は、素材選びをしっかり行うことです。選んだ素材の色や質感が違ったなど、生涯住む家に不満が残らないようにしっかり確認しましょう。不明点があれば担当営業に問い合わせたり、本やインターネットを利用し情報を得ましょう

3つ目は、予算を意識することです。無垢の床や国産材にこだわるとすると一般的な素材に比べて高額になってしまう恐れがあります。どこにお金をしっかり使うか考え、予算とのバランスをとりましょう。


5.まとめ

時が経つにつれて耐久性が高く、そして味わい深くなっていくのが木の家の魅力です。健康面や、住み心地の面で大きなメリットが木の家にはあります。木の家の特徴を理解して、十分納得し木の家を検討していただければ幸いです。

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