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子ども部屋に関する学習環境の考え方

住まいの豆知識

2024/03/22(金)

家を建てるときやリフォーム・リノベーションする時に、子ども部屋って案外安易に作ってしまうことが多いのではないでしょうか。

子どもはいずれこの家を離れ巣立っていくと考えれば、とりあえずそう深く考えないのが一般的なのかも知れません。

しかし、子どもの学習環境を整えてあげるのが親としての役目でもありますよね。

今回は子ども部屋に関する学習環境を家づくりの観点から解説します。

1│勉強に集中できる環境とは

2│リビングと子ども部屋とどちらが良いか

3│子ども部屋の環境

4│まとめ・新和建設の家づくり


1.勉強に集中できる環境とは

それでは子どもが家で勉強に集中できる環境とは、一体どのような状況にしてあげれば良いのでしょうか。

まず個室を勉強部屋にする場合は、机は十分なワークスペースを確保勉強に必要なもの以外は極力目につかない場所に配置します。
また、勉強に必要な書棚や文具収納スペースは十分に収納できるものを確保し、手の届く範囲に設置しましょう。
机の位置は部屋の隅にどうしても配置するレイアウトになってしまいがちですが、できるだけ壁が目の前に迫ってくる圧迫感を避けた方が居心地がよく勉強しやすい環境になるでしょう。 そのため窓の近くの方が自然に手元が明るくなり、閉塞感がなくなり、時より窓の外を見ることで息抜きも出来るのではないでしょうか。

机と椅子を整える

学習机と椅子の高さが子どもの身体にあっているかも重要なポイントの一つです。
椅子の高さの目安としては、椅子に深く腰掛けた時に足裏全体が床に付いているかどうかを確かめることです。
座面の高さは身長×1/4程度が理想とされています。
子どもは成長をするので座面の高さを調節できる椅子がよりベストです。

高さが調整できない椅子であったり身長が伸びて座面の高さが合わなくなったりしてもクッションなどである程度調整できるので考えてあげましょう。
足が床につかない時には、足置きとしてちょっとした箱を置いてあげるのも一つの方法です。 また机の高さは座面の高さとの関係で確認できます。
机の作業面の高さから椅子の座面の高さを引いた寸法を差尺(さじゃく)といいますが、最適な差尺は身長×1/6とされています。

 

インテリアやカラーコーディネートも重要

勉強する環境の一つに周囲のインテリアやカラーコーディネートも重要なポイントの一つです。

やる気を高める黄色やオレンジ系の元気なビタミンカラーを個室の壁一面にアクセントクロスを貼るのも良いでしょう。
反対にリラックスできるブラウン系やベージュ系を使うのも本能的に安心感が生まれるため効果的です。
ブラウン系は木の色や人肌の色に近いためリラックス効果があるようです。
また、ブルー系は集中力を高め、グリーン系は目に優しいともいわれています。
壁の一面をアクセントクロスにカラーコーディネートすることで勉強の効率をアップさせてあげましょう。

さらに机の近くには勉強以外の物は置かないようにして、要らないものは排除しシンプルにすることも必要です。
ホワイトボードを見える場所に設置し、常にタスクが目に入るようにしておけば誘惑にも負けない意識が向上し、モチベーションを保つことができるのではないでしょうか。

 

音の環境を整える

音に敏感な子どもであればより静かな環境にしてあげるのも必要なポイントです。
わずかな音でも気になって勉強に集中できないのであれば、天井や壁を二重構造にしたり壁に防音断熱材を入れたりすることも良いでしょう。
楽器を練習される方にも音が漏れないという点では良いですね。

勉強できる環境は子どもたちの個性や性格によってそれぞれ違いはありますが、まずはこのようにわずかなことから意識することが必要ではないでしょうか。


2.リビングと子ども部屋とどちらが良いか

リビングで勉強する子どもたちが増えていますが、果たしてリビングと子ども部屋、どちらで勉強するのが良いのでしょうか。

まずはリビングから見ていきましょう。

リビングで勉強するメリット

①小学生など小さい間は家族がそばに居ることで安心する(孤独感が無い)
特に小さい子どもは不安で寂しさを感じるものです。
リビングは家族が居るので安心感を覚えリラックスして勉強に集中できます。

②子ども部屋より集中力がつく
リビングは様々な雑音があります。
家族間の会話やテレビの音、お母さんが家事をする音などがあっても勉強できるコツを掴むことで、どのような雑音がある環境でも勉強に集中する力がつきます。

③親の目が気になることに効果がある
近くに親がいることで勉強への意識が高まり、褒めてもらったり教えてもらうこともできるため効果が倍増します。

 

リビングで勉強するデメリット

①音がうるさい
メリットの裏を返せば音がうるさいという子どももいます。
音が気になる子どもは個室で勉強する方が良いでしょう。

②親の干渉が逆効果の場合がある
親が見守る程度にしないと子どもは干渉されることを嫌がります。
ほどほどの距離感が重要になるということです。

③子どもの勉強を重視すると家事がしにくい
せっかく子どもが機嫌よくリビングで勉強しているのだから、静かにしようと親も気を使って家事が捗らなかったり好きなテレビが見れなかったりします。

 

子ども部屋で勉強するメリット

①静かな環境で集中して勉強できる
静かな環境で勉強したい子どもはリビングより個室で勉強する方が良いです。

②家族が音や会話など気を使わなくて済む
子どもの勉強を邪魔しないように家族が気を使いすぎるのは苦痛かも知れません。
子ども部屋で勉強してくれればリビングである程度家族は自由ですよね。

③子どもが最も落ち着けるリラックスした空間で勉強できる
子どものテリトリーという意味では子ども部屋が最もリラックスできるプライベート空間です。
その環境が好きな子どもには子ども部屋で勉強する方が良いでしょう。

 

子ども部屋で勉強するデメリット

①子ども部屋には誘惑が多いので勉強に集中できなくなる
特にゲームやスマホなどに依存している子どもたちが多いので結局勉強に集中しないことがあります。

②家族の目が届きにくいので勉強に集中しなくなる
親の目が無い状況で自分一人になるわけなので自由に時間を使ってしまいます

③自己管理ができない子どもは勉強しない
自分自身の管理ができない子どもには子ども部屋は不向きかも知れません。

リビングと子ども部屋のどちらで勉強するのが良いかは、子ども自身のタイプにもよるので好きな方を選ばせてあげて、それぞれの環境を整えてあげることが重要です。


3.子ども部屋の環境

明るさは適度に

日当たりの良すぎる南向きの部屋は逆に勉強には不向きという場合があります。
適度な明るさと落ち着いた空間が勉強には適しているのです。
カーテン越しに柔らかい日差しが入る心地よい環境が良いでしょう。

音の配慮

静かな環境が好きな子どもにとっては天井や壁に防音の工夫をすることが必要です。
二重壁や防音材を入れることや防音建具を採用するなど新築時やリフォーム時に工事をしておくと効果があります。

温度と湿度

勉強するにあたっての適温は25度程度とされています。
エアコンが直接当たらないようにすることも重要で、冬場は喉の乾燥や夏は冷え過ぎなどに注意しましょう。
湿度は50%をキープすれば良いのではないでしょうか。


4.まとめ・新和建設の家づくり

新和建設の家づくり子ども達の学習環境まで考え抜いた設計やインテリアコーディネートをご提案いたします。
子ども達の個性を考えご要望に応じた家づくりを心がけています。


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