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増築・改築リフォームとは?メリット・デメリット・施工事例をご紹介
家族が増えたり物が増えたりすると住まいが手狭に感じることがありませんか。また、2階にある寝室を1階にしようとすると1階にもう一部屋あると便利ですよね。
しかし、単に増築・改築をすると耐震性に問題が起こることも。ここでは増築・改築の特徴や注意点、事例を紹介して行きます。
もくじ
- 間取り変更で快適な二世帯住居へ変身
- 広いLDKに親子二世帯が集う家
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1│増築と改築の違い
増築の特徴
現在の住まいを壊さずに、1階だけだった住まいを2階建てにしたり、新しい建物をくっつけて建てたり、別棟を建てたりして建物の床面積を同じ敷地の中に増やす工事を「増築」と言います。反対に床面積を減らす工事を「減築」と言います。
増築はリフォームの種類の中の1つです。建て替えや改築よりも工期が短く費用も安くすむことが多いのが特徴です。
改築の特徴
床面積を大きく変えることなく建て替えや間取りの変更を行う工事のことを「改築」と言います。建物の構造部分の一部、または全部を一度壊し、新しいものに修理します。よく似ている言葉で「改装」がありますが、こちらはクロスを変えるなど模様替えのことを言います。
増築・改築のメリット・デメリット
メリット
- 建て替えよりも費用を抑えることができる
- 規模によっては現在の住まいに暮らしながら工事を進めることができる
- 床面積が大きく変わらない場合は確認申請が不要
デメリット
- 増築した部分と既存の部分で耐久性が異なる
- 既存の素材が現在はなく増築した部分を素材が異なる場合がある
- 建物の状態によっては追加の工事が必要
- 増築によって床面積が10㎡以上増加した場合は建築確認申請が必要になり手続き等の手間がかかる
2│増築・改築するときのチェックポイント
ポイント1 制限や建築確認申請の有無
増築・改築は、建築基準法な地域の制度など、さまざまな制限がかかることがあるので注意が必要です。とくに床面積が10㎡以上増える場合、工事が条例や法律に反していないかを確認する「建築確認申請」が必要になります。
ポイント2 耐震性の確認
既存の建物の築年数が古い場合、現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。耐震基準を見たいしていない建物のことを「既存不適格建築物」と言います。
増築や改築する部分は新しい工事のため、耐震基準を満たしているので考えなくてもよいのですが、既存の建物を基準に満たしていないままにしておくと全体の耐震バランスが揃わず、バランスの悪い建物になる可能性があります。
バランスの悪い建物は倒壊のリスクが高いので、増築・改築をする際は、耐震性を揃えることが大切です。工事を始める前に耐震の調査をリフォーム会社に相談して行うようにしましょう。
ポイント3 リフォーム内容の確認
増築では、必要な部分のみ工事をすることができるので、改築を比べて費用を抑えることができます。建物全体の工事をして、まったく新しい住まいにするのか、部屋数が足りないから増やすだけにするのか。自身の改善したいことをしっかりと考えましょうか。これにより、工事内容、工事期間、工事費用が大きく変わります。自身がしたいことをリフォーム会社に伝え、最善の工事を行いましょう。
ポイント4 増築・改築+αの工事・費用
リフォーム全般に言えることですが、建物以外にも工事はあります。また諸経費も発生します。水道工事や電気工事、足場の設置、建物の申請などの手続きの費用が見積もり含まれているか確認しましょう。疑問に思ったことがあればリフォーム会社に確認し、納得のいくリフォームを行いましょう。
3│増築の事例紹介
実例1 間取り変更で快適な二世帯住居へ変身
築25年、先代こだわりの和風住宅はとてもしっかりしたつくり。まだその役目を終えるには早すぎるけれど、新しく二世帯で暮らすには今の間取りでは住みづらい・・・そこで、若世帯を迎えるために改築を行いました。生活時間が異なるため玄関も二つにし、廊下で空間を区切りました。これにより互いのプライバシーが確保され、互いの家族が気兼ねなく快適に過ごすことができるようになりました。
広すぎるキッチンは無駄な動作が多く、いまの家族構成に合致していませんでした。リビングダイニングはそれぞれの世帯にとっての家族憩いの場と位置づけてプランニング。親世帯リビングは、タタミコーナーがポイントです。ここに置いたこたつでのんびり過ごすことが、親世帯でのくつろぎタイム。キッチンは対面式で、調理しながら家族との会話が楽しめるようにしました。
実例2 広いLDKに親子二世帯が集う家
ご主人様と娘さんご家族が同居されるため改築をしました。内部と水廻りを中心に改築使いやすく快適な居住空間が完成しました。2階には2部屋(和室と洋室)ありましたが、物置状態で全く使われていませんでした。娘さんご家族の同居にあわせ、2階スペースは寝室と子供室として使えるように間仕切りを撤去し、内装を一新。将来改めて仕切りが作れるような準備も行っています。元々広さはありましたが、間取りとしては使い勝手が悪く、2世帯同居には不向きな間取りでした。独立した居室であった和室をリビングと一体化し、ソファーやピアノなど設置予定の家具を含めてプランすることで、広い空間を有効に使えるようになりました。天井は勾配天井となって梁が見え、開放的なリビングに生まれ変わりました。
4│まとめ
増築・改築をすることで間取りが変わり、住まい方も改善されます。また、建て替えと比較すると工事期間も短く、費用も抑えることができます。しかし、単に増築・改築をすると耐震面で不十分なところが生まれる可能性あったり、大きく変更することで申請に手間がかかったりすることも。リフォーム会社に確認をしながら進めるようにしましょう。
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