優雅で品格のある平屋は人々の憧れで、最近人気の高い住宅の一つです。その平屋の中でも、特にコの字型の平屋に住みたいと思っておられる方も多いのではないでしょうか。コの字型の平屋は、おしゃれでスタイリッシュな印象がありとても魅力的で素敵な住宅です。
今回は、コの字型の平屋にフォーカスし、これから平屋を建てたい方に参考になる内容で紹介します。きっと、素敵なコの字型の平屋が実現できますよ。

＊もくじ＊

1│平屋住宅の形の種類

2│平屋・コの字型の家の良い点

3│平屋・コの字型の家の注意点

4│まとめ

5│平屋を建てるなら「新和建設」

1│平屋住宅の形の種類

平屋住宅にはどのような形の種類があるのか見ていきましょう。

コの字型

コの字型とは、建物を真上から見た時にカタカナの「コ」の字の形をしているタイプです。中庭に面している壁が三面あり、一面のみ外部に面している形状です。三方に壁で囲まれているためプライバシーも確保しながら、一面のみ外部と繋がっていて開放感が感じられます。自然光もその一面からたくさん差し込み、採光が取れる明るい間取りが実現できる形状です。
外部と接している面をフェンスや塀、生垣などで遮れば外からの視線を気にすることもありません。
コの字型の平屋は、使い勝手も良いことから平屋の中では人気のある形状といえるでしょう。

I字型

I字型は縦や横に長い一般的な平屋の形状です。単純な形のためコの字型のように中庭は作ることはできませんが、オープンな庭を確保することができます。南側に庭を作り、リビングからテラスやウッドデッキなどを設置して、日当たりの良い家が実現できます。
I字型は土地の広さや形にもよりますが、比較的間取りの自由度が高く土地に合わせた設計がしやすい形状です。また、形がシンプルなので建築コストが安くできることもメリットの一つです。

L字型

L字型の平屋は、二面の壁のみに囲まれているため開放感があり、自然光もたくさん取り込むことができます。コの字型やロの字型のようなイメージの中庭を作ることはできませんが、比較的オープンで間取りの自由度の高いタイプです。
プライバシーを確保したい場合には、道路側に壁がくるような設計も良いですし、オープンな雰囲気がお好みであれば道路の反対側にL字を配置するのも良いでしょう。

ロの字型

ロの字型の平屋は四面の壁に囲まれた形状で、中庭は完全にプライベート空間が実現できるタイプです。建物に囲まれているため、閉鎖的なイメージがあるかも知れませんが、あらゆる方向から自然光が差し込むので明るい空間が確保できます。四面の壁に囲まれた中庭があることで、プライバシー効果もあり視線を気にすることもありません。
中庭で、ティータイムや読書、家族や仲間でバーベキューなどを気兼ねなく楽しむこともできます。洗濯物を干す場合でも道路からの視線も気にすることなく自由に中庭を活用できます。
ロの字型の平屋は、プライバシーを守りながら明るい日差しも取り入れられる素敵で人気の高い形状といえます。デメリットは、壁が多い分サッシなど建材をたくさん使うため建築コストが高くなることです。

2│平屋・コの字型の家の良い点

それでは人気のコの字型の良い点を紹介していきましょう。

自然の光を取り込みやすい

コの字型の平屋は一面が外部に接していることもあり、自然光が取り込みやすい形状です。平屋は建物の高さが低いため、2階建ての住宅に比べると家の中心部に光が入りにくい構造なのです。それをコの字型にすることで、建物の中心にある中庭スペースにサッシを設置し採光が取れるようになります。建物の中心部から自然光が取り入れられるため、室内は常に明るくなり快適な空間が実現できます。中庭にも日の当たる空間が作れるので、室内から見ても心地良い環境といえるでしょう。

プライベート空間ができる

コの字型の平屋は建物の中心を中庭として活用することが一般的です。三面を壁に囲まれているためプライベート空間が確保できます。趣味のガーデニングをしたり、家族や仲間とバーベキューをしたりと人目を気にせず自由に活用することが可能です。家族のライフスタイルに合わせて様々な用途に利用できるスペースがメリットです。

風通しが良い

コの字型の平屋の場合、長方形の平屋に比べて建物の表面積が広くなります。表面積が広くなるということは、壁の量が増えたくさん窓を付けることができます。そのため風通しが良く、春や秋など気候の良い時は窓を開けて爽やかな風を通すことができるのです。換気も容易にできるため、部屋の湿気もこもらずに快適な空間になるでしょう。風通しの良い家は、カビの発生を抑えることもできるので健康にも良いといえます。

プライバシー効果が高い

平屋をコの字型にすることでプライバシー効果が高くなります。道路から見える部分をフェンスや塀など目隠しを作るだけで、視線を遮ることが可能です。洗濯物も気にせずに干すこともできますし、のんびりお茶を飲んだり自由な空間が生まれます。コの字型の平屋は一般的な平屋にはない、プライバシー効果の高さがメリットの一つといえるでしょう。

開放感がある

中庭のある平屋はやはり開放感があります。窓も多く、常に自然光の明るさと風通しの良さで、開放的な室内を実現することができます。中心部の中庭に掃き出し窓を設置し、中庭を通って移動することも可能で自由に家の中を動き回れるのも開放感があって楽しいのではないでしょうか。

3│平屋・コの字型の家の注意点

コの字型の平屋を建てるにあたっての注意点を紹介していきましょう。

費用面

コの字型の平屋は、真四角や長方形の形状と比較すると凹凸が増えるため建築コストが高くなります。壁の面が増えることで、サッシの数や様々な部材が必然的に増えてくるのです。建物の形状が複雑になればなるほど、余分な資材が必要になったり工事の手間がかかってしまったりするためコストがアップするということです。
コの字型の平屋は魅力的な建物なので費用も高くなるのは仕方のない話ですが、予算に納めることも必要なので住宅設備の費用を抑えるなど工夫をしてコストダウンしていきましょう。また、屋根の形状や屋根材の選択によってもコストを抑えることもできるので、業者に相談しながら調整することが必要です。設計段階で常にコストを明確にしながら打ち合わせを進めていかないと、知らない間にこんなに大きい金額になっていたということも少なくありません。建築コストは変動する度に確認するようにしましょう。

排水面

コの字型の平屋に中庭を作る場合は排水と湿気対策が必要です。壁に囲まれた中庭は、梅雨時など雨の多い季節には湿度が高くジメジメすることがあります。また、排水の方法が適切に行われていない場合は、大雨が降った際に中庭に水が溜まってしまうこともあるのです。中庭に水が溜まると、ウッドデッキがある場合などは劣化を早め、コケやカビの発生などにも繋がります。排水対策として、中庭の床は水を通しやすい砂利を敷き詰めるのもおすすめです。また、ウッドデッキは木製ではなく樹脂製を必ず選びましょう。木製は塗装のメンテナンスも必要で、小まめにしないと腐食する原因になります。
さらに地面をコンクリート仕上げにする場合は、雨水を吸収することができないため雨水が流れる経路をしっかり確保することが大切です。壁のない方向に勾配を付けて敷地に流す方法か、中庭の地中に配管を設置して排水させることが必要です。 中庭に雨水が溜まった状態にならないように工事してもらいましょう。

4│まとめ

コの字型の平屋は魅力的なデザインと憧れのプライベート空間が実現できる住宅です。しかし、その分建築コストは比較的高めになってしまうことや、排水対策もしっかり行わなければ住みにくい環境にもなりかねません。業者としっかりと打ち合わせしながら、素敵なコの字型の平屋を実現しましょう。

5│平屋を建てるなら「新和建設」

平屋を建てるなら実績と経験豊富な建築業者「新和建設」にご相談ください。今までの施工事例を元に的確なアドバイスと素敵なご提案をさせていただきます。皆さまのご来場をお待ちいたしております。