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長く快適に暮らすための住まいのメンテナンス

メンテナンス・DIY

2024/04/05(金)

住宅は建てれば終わりではありませんよね。
車でも何でも形あるものはいずれ劣化し老朽化していきます。
しかし、住宅は一生のうちにそう何度も建て替えられない大きな財産です。
せっかくこだわって建てたマイホームは、出来るだけ長く綺麗な状態で住み続けたいと思うのは当然でしょう。
でも、何の対策もせずにずっと同じ状態で、そのまま住み続けるだけでは家はどんどん古くなってしまいます。
家を長持ちさせようとするならば定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
修理が必要な箇所や劣化して見た目が悪くなったところを修繕するのがメンテナンス。
家の状態や経過した年数に合わせて適切な修理・修繕を行う必要があります。

今回はより長く快適に暮らすための住まいのメンテナンスについて解説します。

*もくじ*

1│屋外でメンテナンスが必要な場所

2│躯体部分でメンテナンスが必要な場所

3│内部建具でメンテナンスが必要な場所

4│住宅設備でメンテナンスが必要な場所

5│まとめ・築年数別メンテナンス


1.屋外でメンテナンスが必要な場所

屋根

家の中で最も最初にメンテナンスが必要な場所は屋外にある屋根や外壁です。
特に屋根は最も雨風に晒されダメージを受けている部分ですよね。
当然、家の中よりも早く劣化していきます。
まず、屋根に不具合が出ると雨漏りの原因になり、屋根材の下地である野地板を腐食させてしまいます。
野地板が腐食すればいくら屋根材を葺き替えたとしても表面的な修理にしかなりません。

つまり、下地である野地板を出来るだけ長く維持するためにも屋根の定期的なメンテナンスが必要なのです。

外壁 

外壁も屋根と同じようにダメージが大きい箇所です。
外壁の種類は、木製サイディング、モルタル、窯業系サイディング、最近増えてきた金属サイディングのガルバリウム鋼板などがあります。
木製のサイディングは、5年に一度の塗装メンテナンスが必要ですし、モルタルや窯業系サイディングも10〜15年に一度といわれています。
ガルバリウム鋼板は比較的耐用年数が長いので、15年に一度のメンテナンスで済む場合もあります。

外壁のメンテナンス時期を確かめる手段として、指で触って指先に白い粉が付いたら早急に塗装工事を行ってください。
塗装の塗膜が劣化して雨水を弾くだけの効力を失っている状態になっているということです。
外壁塗装を怠ると雨水が外壁やコーキングの隙間、サッシ周りなどから浸入してきます。
そうなれば壁の内部の材木を腐食させることになり、シロアリ発生の原因になります。
シロアリは湿気の多い材木が大好物で、一気に被害がおよぶ可能性もあります。
家にとってとても重要な構造部分の材木をシロアリに食べられてしまったら、家は地震の際倒壊する可能性が高くなることは間違いありません。
構造部とは、土台、柱、梁などで家を支えている重要な部分です。
その重要な構造がシロアリ被害に合ってしまっては、長持ちさせるどころか家の寿命を縮めていることになります。

それほど、外壁塗装は重要なメンテナンスなのです。
指で擦って白い粉が付いたり、コーキングがひび割れしたり、隙間が空いたりする場合は早急に塗装工事を検討する事をおすすめします。

雨樋

雨樋ですが、雨樋も材質は塩化ビニルで塗装されているため、経年劣化とともに塗装が劣化してきます。
そのため雨樋に割れや欠け、ヒビ割れなどの劣化が無くても、外壁塗装時に一緒に塗装しましょう。
雨樋も劣化が激しくなると雨水が雨樋から漏れ出し、屋根の軒天や外壁に悪影響を与えます。
通常は雨水が掛からない場所に雨水が触れてしまうとその部分の劣化が早くなってしまいます。

雨樋も塗装が劣化する前に塗装することで長持ちさせることができるのです。

軒天(軒裏) 

屋根外壁塗装のメンテナンスの際は、雨樋や破風、鼻隠し、庇などに加えて軒天も付帯部分としての塗装が必要です。
要するに屋外にあるほとんどの箇所は塗装のメンテナンスが必要であるということです。

軒天も忘れずに塗装工事をしておきましょう。

バルコニー

バルコニーがある場合は床の防水塗装のメンテナンスが必要です。
防水塗装の種類によりますが、およそ10年に一度防水塗装工事をしていれば問題はありません
バルコニーの真下が部屋であれば雨漏りの原因になり、部屋の天井や構造まで腐食させる原因になります。
どうしても後回しにしがちになる部分ですが、本当はとても大切なメンテナンスなのです。
屋根から雨漏りするのと同じように、バルコニーの床は屋根同様に考えなければならない部分であるということを忘れないようにしましょう。

防水工事のメンテナンスをするのが嫌な方は、最初からバルコニーは作らない方向で考えるのも一つの方法です。


2.躯体部分でメンテナンスが必要な場所

躯体とは家の構造部分で基礎や土台、床組、柱、梁、小屋組、階段などになります。
自分の目で確認できる部分もあればできない部分もあるので専門業者に点検してもらうことが必要です。

基礎 

基礎に関しては外からひび割れが発生していないかなどを確認しましょう。
そもそも基礎はコンクリートなので多少のヘアークラック(軽微なひび割れ)は避けられません。
どんな家にも少しはあります。
しかし、外から見て上から下まで太めのひび割れが入っている場合は、雨水の侵入によるコンクリートの劣化も懸念されるので樹脂で埋める工事が必要です。

基礎の内側に関しては床下に潜って点検することが必要なので業者に依頼しましょう。

土台・床組

土台や床組に関しては、基礎の内部と同様に床下に潜っての点検が必要です。
いわゆるシロアリの点検ですね。
土台や床組がシロアリ被害に合っていれば、柱や梁まで被害が及んでいることも考えられます。
そうなると構造部分を取り替えなければなりませんので、大きな工事になり費用も莫大になります。

シロアリの点検と薬剤の効力は5年なので5年以上経過している場合はまず点検をおすすめします。

柱・梁

柱や梁は壁の内部にあることがほとんどなので目視点検ができません。
床下や小屋裏を点検した際に異常が無ければ良いでしょう。

小屋組・階段

階段は普段使用していて、きしみや違和感が無ければ問題ないでしょう。
小屋組に関しては2階の天井点検口から侵入して柱や梁、屋根裏が見えるのであれば屋根裏の状態も把握できます。

いずれにせよ専門業者の点検が必要です。


3.内部建具でメンテナンスが必要な場所

新築時には問題のない箇所でも年数が経過すると、玄関ドアや部屋の建具などに少しずつズレが生じてきます。
締まりにくくなったり開けにくくなったり、玄関ドアに関しては鍵が回らなくなることもあります。

玄関ドア・内部建具 

玄関ドアや部屋の建具は異常を感じたら自分で調整もできます
少しのズレなら簡単に建具にある調整ねじをドライバーで指示通りに回してみると傾きやズレを修正できます。

そのまま放置すると建具の枠に擦れたり当たったりするため破損の可能性があるので早めに調整することをおすすめします。

サッシ 

サッシも幅の広いサッシは特に重いのでわずかなズレや隙間が生じやすくなります。
最近のサッシはあまりありませんが、年数の経っている古いタイプの場合は注意して見ておきましょう。

ひどい場合は専門業者に見てもらうしか方法はありません。


4.住宅設備でメンテナンスが必要な場所

キッチンやシステムバス、洗面、トイレなどの住宅設備も経年劣化で様々な劣化症状が出てきます。
特に古くなるのは仕方ありませんが水漏れなどに注意することが重要なポイントです。

つまり家は水に弱いので、雨水にしても内部の水漏れにしても大敵なのです。


5.まとめ・築年数別メンテナンス

この表を参考に大切な家を長持ちさせて快適な毎日が過ごせるように実行していきましょう!

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