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寒い季節に緑を守る観葉植物の冬のケア!

住まいの豆知識

2024/02/02(金)

観葉植物の多くは暖かい地域で育つため、寒い冬は苦手な季節といえます。
植物の種類によって異なりますが、冬越しが容易なものもあれば対策をしないと枯れてしまう場合もあります。観葉植物は冬の対策が最も大切で、寒い季節さえ乗り切れば1年中綺麗で生き生きとした姿をキープできるのです。

今回は観葉植物の冬のケアについて解説していきましょう。

*もくじ*

1│なぜ観葉植物は冬に弱いの?その原因と対策について

2│観葉植物を冬に健康的に育てるコツ室内編

3│観葉植物を冬に健康的に育てるコツ室外編

4│冬に強い観葉植物

5│まとめ


1.なぜ観葉植物は冬に弱いの?その原因と対策について

水の与えすぎ

観葉植物で冬に枯れてしまう最も多い原因は水の与えすぎです。
そもそも植物は暖かくなると勢いよく成長するものなので、寒い冬は気温が下がるため休眠期に突入します。休眠期に入った植物は生長が緩やかになるため水を吸わなくなるわけです。寒い冬の時期に春や夏と同様に水やりをしてしまうと、水分過多で根腐りの原因になります。

では冬はどのくらいのペースで水をやれば良いのでしょうか。
例えば春夏に土が乾燥したらすぐに与えてたとすれば、冬は土が乾燥したなと思ってから3日後ぐらいでちょうど良いくらいです。室内で毎日暖房を入れている場合は、1日おきぐらいでも構いません。
その植物の置かれている環境によって水やりの感覚を調整することが必要です。

気温が低い場所は避ける

観葉植物は気温の低いところを好みません。
冬の窓際や玄関土間や寒い玄関ホールなども環境としてはよくありません。特に窓際は外気の出入りが家の中では最も多いところなので、室内では冷気をまともに受ける場所なのです。日当たりを考えると窓際につい置いてしまいがちですが、窓からは少し離した方が無難でしょう。
気温の変化が激しい場所には置かないようにすることが大切です。

日当たりの良い場所に置く

観葉植物も光合成をするためには、日当たりが重要になります。
カーテンを閉め切った部屋やいつも日陰でジメジメした場所は好みません。そのため南向きの日当たりの良いところを選んで設置するようにしましょう。窓際は寒いので、少しずらして置くと良いでしょう。
1日中日が当たらなくても数時間当たれば十分なので室内でも場所を考えて置いたり日中は日当たりの良い場所で夜は寒さをしのげる場所を選んであげることが大切です。

観葉植物の耐寒性を把握しておく

観葉植物は耐寒性の強いものや弱いものがあり、種類によって格差があります。
その植物の特性を把握して育ててあげると、上手く寒い冬を越すことができます。中には寒さに強い品種の観葉植物もあるので購入する前によく調べて確認しましょう。お店のスタッフに聞いたりネットで調べることで情報は十分取り入れられます。
寒さに強い品種の観葉植物なのか、耐寒性の低いデリケートな品種なのかの知識を持っておくことが冬に枯らさないためには必要です。


2.観葉植物を冬に健康的に育てるコツ室内編

観葉植物を室内で育てる場合のコツを紹介します。

保温を心がける対策をする

観葉植物を冷気から守るといっても1日中家に誰かがいる家庭なら良いですが、共働きで子どもは学校となれば昼間全く無防備になりますよね。そんな時には、出来るだけ観葉植物を冷気から守るように保温できるグッズを用意しましょう。
例えばダンボールや発泡スチロールは暖を取るには最も有効で、昼間不在になるご家庭では観葉植物の周辺に衝立のように立てておくのも一つの方法ではないでしょうか。

暖房器具による乾燥を避ける

暖房器具による室内の気温の上昇は観葉植物にとっては良いことなのですが、エアコンなどの温風で室内が乾燥しすぎることに注意が必要です。室内が乾燥し過ぎると、観葉植物の葉が乾燥して潤いをなくし、逆に水やりや葉水をしてあげることが必要になってきます。水をやりすぎないことが基本ではあるものの、暖房器具による乾燥は大敵になることも覚えておきましょう。
暖房を長時間使う場合は土が乾燥していないか、葉の水分が足りているかなどをこまめに観察して水やりと葉水を与えてあげましょう。

霧吹きで葉っぱに潤いを

冬の時期は人のお肌も乾燥するのと同じように観葉植物の葉っぱも乾燥します。
葉っぱにも適度な湿気が必要で、表面のホコリも除去することができれば光合成も順調に行えます。霧吹きで葉っぱを湿らすことで、害虫駆除にもなり観葉植物は生長し健康的に育つわけです。ただし、霧吹きは水やりとは異なりますので土が乾いている場合は水をやりすぎない程度に補給しましょう。


3.観葉植物を冬に健康的に育てるコツ室外編

観葉植物を室外で育てる場合のコツを紹介します。

マルチングを行う

マルチングとは、ウッドチップや軽石、こけなどを利用して観葉植物の株元を覆うことです。これは観葉植物の内部を保温するために行い、冷気から株元を守ることが可能になります。
お店やネットでマルチング材は様々な種類があり、今では保温できるだけではなく植物や植木鉢に合わせたインテリア性のある材料も販売されています。マルチング材で土が隠れてしまうので土の乾燥は忘れずに確認するようにしましょう。

段ボールとビニールを使う

ダンボールは室外で観葉植物を育てるにあたっては必需品です。寒い季節は段ボール箱にすっぽり入れて育ててみましょう。真冬はビニールハウスのようにビニールをかけておくと保温効果もバッチリで葉っぱが枯れることはないでしょう。
ダンボールは冷たい風から株元を守り、ビニールで葉っぱを保護すれば厳しい冬の室外も冬を越すことができるでしょう。

耐寒性の低い観葉植物は室内で育てよう

観葉植物の種類によって耐寒性は違うので、寒さに弱いタイプは無理に室外で育てるのではなく室内に入れて育てましょう。いくら対策をしても室外の寒さは厳しいものがあります。そういう意味でも耐寒性が高いか低いかはよく把握しておく必要があります。

もし冬に枯れてしまった場合は

もしも観葉植物が冬に枯れてしまった場合は、枝を切断してみてまだ中が緑色をしていれば生きているので育て続けましょう。春になればまた芽が出てくる可能性があります。何箇所か枝を切ってみて空洞や茶色に枯れているところは処分して緑色の部分は残して春に繋げていきましょう。


4.冬に強い観葉植物

ユーカリグニー

ユーカリグニーはシルバーっぽい葉っぱが特徴の美しい観葉植物です。
寒さに強いため屋外でも十分に育ちます。乾燥にも強い植物なので水をやりすぎないように多湿にならないようにしましょう。

オリーブの木

オリーブは乾燥に強く初心者向きです。
日当たりを好む性質があり、屋外や庭木としても植えられています。屋内だと日当たりが悪いと枯れやすく、寒さには非常に強いので安心して育てることが可能です。

シマトネリコ

庭木やシンボルツリーなどにもよく使われるシマトネリコですが、1年中鮮やかな葉っぱを付けている植物です。
マイナス3℃まで耐えられる耐寒性があるので屋外でも十分育てられます。


5.冬にしてはいけないこと

肥料や栄養剤を与える

観葉植物で冬にしてはいけないことは、肥料や栄養剤を与えることです。
植物は春から夏にかけて生長期を迎えます。生長期ではない冬に肥料をやってしまうと肥料焼けといって葉っぱが急にしおれてしまったり枯れたりします。冬は肥料や栄養剤は、逆に植物に負担がかかり逆効果なのです。

植え替え

冬の植え替えは観葉植物の根を傷つけてしまうことがあるので避けましょう。
どうしても植え替えないといけない時は、生長期である春夏にすると新しい根が生える力があるので枯れにくいでしょう。出来るだけ植え替えはしない方が植物にとっては懸命です。


6.まとめ

冬の観葉植物の育て方について解説してきました。
それぞれの植物の耐寒性を把握して対策を考えてあげると1年中健康な観葉植物が楽しめるでしょう。

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