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今どきのデッキはすごいんです!

住まいの豆知識

2024/11/15(金)

庭にウッドデッキを作りたい!

ウッドデッキは、室内と庭をつなぎ一体感を出し、アウトドアリビングとしても活用できる素敵なアイテム
室内空間が広く感じられ、庭の緑や木々が近くなりますよね。
季節によっては窓を開け放ち、食事やティータイム、読書、ハンモックで日向ぼっこなど使い方は自由です。
子どものプールやペットと遊ぶ空間はたくさんの用途があるステージともいえます。

今回は、今どきのウッドデッキの「すごさ」を紹介します。

*もくじ*

1│おすすめは人工木のウッドデッキ

2│人工木とは

3│人工木ウッドデッキのメリット

4│人工木ウッドデッキを選ぶ考え方

5│日差しで熱くならないためのポイント

6│まとめ


1.おすすめは人工木のウッドデッキ

ウッドデッキの種類には天然木と人工木の2種類があります。
天然木の風合いも素敵ですが、近年は人工木のウッドデッキが人気で主流となっています。
人工木のウッドデッキとは、100%リサイクルの樹脂に天然木粉を配合した環境に配慮した商品のことです。
これからウッドデッキを作りたいなと思っている方は、人工木のウッドデッキがおすすめです。


2.人工木とは

人工木とは、樹脂木や人工木材などあらゆる名称で呼ばれているのですが、正式な名称は木材プラスチック再生複合材といい、WPRCという略称が使われることもあります。
人工木の主原料はポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂と木粉(おがくず)によって作られています。
これらのそれぞれの素材はリサイクルで調達できるため、温室効果ガスの削減や森林保全などにも役立つ環境にやさしい建材として公的に認められているのです。
人工木は木と樹脂双方の性質を併せ持っているため、ウッドデッキの素材に適した特徴がいくつもあります。
また、ウッドデッキ以外にもエクステリアの構造材として幅広く活用されている素材でもあります。
さらに人工木は、主原料となる木粉と樹脂の配合比率によって性質が変化します。
多くの人工木製品では木粉と樹脂が50%ずつの割合となっていますが、木粉が多めに配合されている人工木では天然木に近いナチュラルな質感になります。
反対に樹脂の含有量が多い人工木は、腐食や害虫被害を受けにくく耐用年数が長くなります。


3.人工木ウッドデッキのメリット

メンテナンスが簡単にできる

人工木は天然木のように定期的な塗装を必要としないため、メンテナンスが簡単で手間がかかりません。
人工木のウッドデッキが汚れた場合は、デッキブラシなどを使用し水洗いでほとんどの汚れを落とすことができます
また、小さな傷でもサンドペーパーで擦ることによって消すことも可能です。
一般的な天然木のウッドデッキでは、塗装のメンテナンスを怠ると何年もしないうちに害虫被害や腐食、変形、割れなどの経年劣化が発生します。
そのため天然木で作られたウッドデッキは、ほとんどの場合木材専用の保護塗装が必要で、そのメンテナンスサイクルも数年程度で塗り直さなければなりません
特に腐食や害虫被害に強い木材であるウリン材であれば、人工木より高い耐久性があり耐用年数も長いですが価格がかなり高くなります。

耐久性が高いため耐用年数が長い

人工木の耐用年数は約10年から15年とされています。
特に紫外線や雨風に耐える性能が高く設計されているものであれば、20年の耐用年数の製品もあります。
人工木は樹脂が混合されているため、割れやささくれ、膨張による変形が最小限で済みます。
また、天然木に比べて腐食や害虫被害を受けにくいというメリットもあり、特にメンテナンスをしなくても耐候性が高く耐用年数が長くなるのです。
そのためシロアリにも強く安心安全な状態を長く保つことができます。

質感・色・機能が充実している

人工木というと、いかにも人工的で天然木の風合いが全くなくなると思いがちですが実は違います。
実際は天然木のような温かみやナチュラルな質感がリアルに再現されているのです。
カラーバリエーションも多く、真夏でも暑さを感じにくい機能を持った製品もあります。
オーニングやシェードなどを併用することで雨よけや日差し除け、室内の目隠し効果などで外の空間の使い方の幅が広がり、より長く快適なウッドデッキライフを楽しむことができます。

品質が安定してコストパフォーマンスが高い 

人工木は工場で生産されるため、信頼できるメーカーの製品であれば品質は安定しています。
主原料である木粉や樹脂はリサイクルで調達するため、物価の高騰の影響を受けにくく、価格も安定しているので、コストパフォーマンスが良いというメリットもあるのです。
木材は天然素材のため、わずかな変形があったり、節が多かったりと品質には若干のばらつきがあることも少なくありません。
ある程度素材を厳選して品質のばらつきを抑えた木材は、その分高額になることもあります。
木材は近年のウッドショックによって価格の高騰も続いています。
特にウッドデッキに使用する良質な木材については、屋外に使用するハードウッド系が多いため、木材はどんどん入手しにくくなっているのが現状です。
そういう意味では品質が安定し、価格も安定している人工木のウッドデッキは最適ではないでしょうか。


4.人工木ウッドデッキを選ぶ考え方

人工木のウッドデッキは、天然木材と比べると風合いがなく見劣りをするというデメリットを感じる人もいるでしょう。
人工木は樹脂が多く含まれているので、見た目にもプラスチックのようなチープな質感が苦手という人も多いようです。
しかし、人工木の中には加工技術で、天然木と見分けがつかないほどに仕上げられた製品もあります。
人工木を天然木の代用品として捉えるのではなく、天然木とは異なる新しい建材と捉えれば見劣りしないオリジナリティのある人工木ウッドデッキを作ることができるのです。
また、人工木はメンテナンスフリーでいつも綺麗な状態で使用できる優れものなのです。
以前の樹脂製ウッドデッキとは違って、今どきのウッドデッキは天然木に近い風合いを演出しています。
その上、保護塗装のメンテナンスが不要となれば、これ以上素晴らしいウッドデッキは他に無いのではないでしょうか。
特に天然木のウッドデッキが劣化してメンテナンスが追いついていない方やお庭を活用しきれていないと感じる方は人工木ウッドデッキをおすすめします。


5.日差しで熱くならないためのポイント

ウッドデッキは日当たりの良い場所に設置されることが少なくありませんよね。
人工木で作られたウッドデッキは、夏の強い日差しで熱くなりやすいというデメリットがあります。
そのデメリットをカバーするために様々なポイントを紹介しましょう。

①熱くならない特殊な構造の人工木を選択する

人工木の中には熱くならない特殊な構造の製品があります。
木粉が20%、樹脂が75%、添加剤5%で構成された素材で、ポリスチレン樹脂と独立気泡構造を採用することによって天然木以上に熱が素材内にこもりにくく、伝わりにくいという機能性を実現した製品があります。
このような特殊な構造の人工木を使用したウッドデッキは、日差しが強い場所でも素足で歩けないほど熱くなることはありません

②オーニングを設置する 

夏のウッドデッキの暑さ対策には、日よけのためのオーニングを設置する方法が有効です。
オーニングとはロールスクリーンのような伸縮式の日よけで、不要な際はオーニングを収納して日光があたる状況にすることもできます。
季節に応じて出し入れできるオーニングはとても便利です。


6.まとめ

ウッドデッキは人工木と天然木、それぞれにメリットデメリットがあります。
好みも左右しますが、メンテナンスフリーでより天然木素材の風合いに近づいた人工木素材は、今ウッドデッキの主流になりつつあります。
まさに今どきのウッドデッキといえるのではないでしょうか!

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