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2026/08/17(月)
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住宅を建てる際、1階だけで生活の動きが完結する平屋への関心が高まっています。階段の上り下りがないため家事の負担が減り、将来のバリアフリーの観点からも選ばれることが多い選択肢です。一方で、平屋は2階建ての住宅と比べて建築費用が割高になりやすい傾向にあります。
愛知県江南市周辺で平屋を建てる場合、まずは市場全体の費用相場と内訳を正確に把握することが大切です。記事のなかで、江南市における平屋の費用相場や、土地取得の有無による費用の内訳の違いを解説します。
また、平屋が高くなりやすい構造的な理由と、品質を保ちながら費用を計画的に抑えるポイントを詳しくお伝えします。
※免責事項:本記事に記載されている情報は、執筆時点の関連法規および公的機関の発表データ等に基づいています。実際の建築計画においては、最新の法令や各自治体の基準をご自身で確認してください。
家づくりを始める際、最初に市場全体の費用相場を知ることが、無理のない資金計画を立てるための基本です。独立行政法人住宅金融支援機構が公表したデータによれば、住宅の建築や購入にかかる全体の費用の全国平均は年々増加しています。
フラット35利用者調査によると、土地をすでに所有している場合の「注文住宅」にかかる所要資金(住宅建築にかかる総費用)の全国平均は約3,900万円です。一方、新たに土地を買って家を建てる「土地付注文住宅」の場合、所要資金の全国平均は約5,000万円に達します。また、国土交通省の住宅市場動向調査によれば、注文住宅を取得する中心層は30代から40代のファミリー層であり、資金計画への関心が高いことがわかります。
土地を取得するかどうかによって、全体の費用に大きな差が出ます。特に平屋を建てる場合は、2階建ての住宅とは費用のバランスが異なるため、初期段階から正確に把握し、予算を配分することが重要です。
親から相続した土地や、すでに自己所有している土地を利用して建替えなどを行う場合、新たに土地を買う費用が発生しません。土地代がかからない分、準備した資金の多くを建物の機能性やデザインの向上に使うことができます。一般的な注文住宅における建設費用の内訳は、大きく「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つに分類されます。
費用の中で注意が必要なのは「諸費用」です。一般的に諸費用の下限の目安としては200万円程度を見込む必要があり、全体の予算が少ない場合でも極端に削るのが難しい項目です。仮に、全国平均に近い「総予算3,900万円」を設定し、各項目の下限の割合を基準にシミュレーションを行った場合、以下のような資金配分になります。
土地代がかからないケースでは、約3,000万円近い資金を本体工事費に使うことができます。平屋特有の広い屋根や基礎にかかる費用を十分にカバーしつつ、断熱性能を高めたり無垢材を採用したりするなど、住宅の性能を高めるための予算配分がしやすくなります。
愛知県江南市内で新たに土地を購入して平屋を建てる場合、全体の資金計画のなかに「土地取得費」が含まれます。限られた総予算のなかで土地代の占める割合が大きくなるため、本体工事費や付帯工事費に使える金額の割合が小さくなります。
国土交通省の不動産情報ライブラリが公表する地価公示データによると、江南市の平均坪単価は一部の商業地域などで上昇傾向が見られ、土地を選ぶエリアによって取得費用は変わります。新たに土地を購入して建築する場合の費用内訳の割合の目安は、以下の通りです。
総予算5,000万円を設定し、江南市の平均的な地価を考えた場合のシミュレーションは以下のようになります。
総予算が5,000万円に増えたとしても、土地の購入に1,500万円を使うことで、本体工事費に使える金額(2,750万円)は、土地をすでに所有している場合の予算3,900万円のケース(2,925万円)を下回る可能性があります。土地探しから平屋を計画する際は、土地の購入予算と建物の建築予算のバランスをいかに管理するかが重要です。
平屋はすべての生活動線が1階のワンフロアにまとまっているため、家事効率が良く、さまざまな世代から支持を集めています。しかし、同じ延床面積の総2階建ての住宅と比べた場合、平屋のほうが建築費用が割高になる傾向があります。平屋が高くなりやすい背景には、構造的な理由があります。理由を正しく理解することが、適正に費用を抑える工夫を考えるための基本です。
平屋の建築費用が高まる要因は、住宅建築の工程において費用と手間がかかる「基礎」と「屋根」の面積が、構造上広くなるためです。
建築面積と延床面積の違いから理由を説明します。「延床面積30坪」の住宅を建築すると仮定します。総2階建ての場合、1階部分が15坪、2階部分が15坪という構成になるため、地面に接する建築面積は「15坪」です。同じ「延床面積30坪」であっても平屋の場合は、すべての居住空間を1階に水平に配置するため、建築面積はそのまま「30坪」になります。
同一の延床面積を確保しようとした場合、平屋は2階建てに比べて、基礎の面積と屋根の面積がそれぞれ約2倍に広がります。屋根や基礎が広がることで、以下の項目で初期費用が増えます。
平屋は階段や2階のトイレといったスペースを減らせる一方で、単価の高い基礎と屋根の面積が広がるため、全体としての建築費用は割高になります。
建物の費用だけでなく、土地選びの条件も総費用に影響します。「建ぺい率」は、平屋を建てるために必要な土地の広さを決める重要な基準です。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合の上限を定めたルールのことです。日当たりや風通しの確保、火災時の延焼防止を目的として、用途地域ごとに割合が決められています。
愛知県江南市の都市計画に基づく用途地域の指定状況を確認すると、静かで良好な住環境の地域では建ぺい率の限度が原則として60%に指定されているケースが多く、市街化調整区域などでも同様の制限が設けられています。
最低でも50坪の土地がなければ、30坪の平屋は法律上建てることができません。実際の生活においては、自動車を停めるための駐車スペース、玄関へのアプローチ、あるいは中庭などを設ける必要があり、快適な平屋暮らしを実現するためには60坪〜70坪以上のゆとりある広さの土地を購入する必要があります。
2階建てであれば建築面積を抑えられるため、狭い土地でも建築でき、土地代を安く抑えられます。平屋で十分な広さを確保するには、広めの土地を購入する必要があり、土地取得費用の面でも総額が高くなりやすい傾向があります。
平屋は基礎や屋根の面積が広くなる点や、広い土地が必要になる点から建築費用が上がりやすい特徴があります。しかし、設計の工夫次第で、住宅の品質や快適性を犠牲にすることなく、費用を抑えることは十分に可能です。

建築費用を設計段階で計画的に減らすための工夫として、建物の外形をシンプルな形状に整える方法があります。上から見た際の間取りをL字型やコの字型といった凹凸の多い複雑な形状から、正方形や長方形といったシンプルな四角い間取りに変更する工夫です。
シンプルな間取りが費用の削減につながる理由は2つあります。一つ目は、外壁の表面積の削減です。建物の床面積が同じであっても、外形に凹凸が増えると建物の外周は長くなります。外周が長くなれば、外壁材、断熱材、および内装のクロスなどの使用量が増え、材料費が上がります。シンプルな四角形にまとめることで、外壁や断熱材の材料費を抑えることができます。
二つ目は、特殊な部材と施工の手間の削減です。外壁に凹凸があると、建物の角の数が増えます。建物の角を仕上げるためには、コーナー専用の部材を使用しなければなりません。角の数が多ければ材料費がかさむだけでなく、部材を取り付ける職人の施工の手間も増えます。シンプルな間取りを採用して部材の無駄を省き、施工の手間を減らすことで、本体工事費を抑えられます。
資金計画において、建築時に支払う「初期費用」のみに注目し、入居後から継続的に支払う「光熱費」の視点を見落としがちです。長く快適な平屋を実現するためには、長期的な視点で費用を抑える工夫も大切です。
入居後の光熱費や維持費を抑えるためには、建物の「断熱性能」の向上が重要です。熱の伝わりやすさを表す熱伝導率のデータを比較すると、木材は鉄の約353倍、コンクリートの約10倍熱を伝えにくい(1:10:353)という性質を持ちます。このことから、木材は優れた天然の断熱材になります。
【関連】特徴|木の家は強くて、長持ち、心地いい。安心な暮らしを支えます。|新和建設
素材の持つ断熱性能を活かした家づくりの選択肢として、当社では、地元岐阜県の銘木である「東濃桧」などの国産の木材を構造材に採用しています。リビングの床材から天井の梁に至るまで、国産の無垢材がバランス良く使用されています。熱伝導率の低い木の家の断熱性能に加え、厳選された断熱材を組み合わせることで、高い住宅スペックを確保しています。
空間が横に広がり温度差が生まれやすい平屋であっても、当社の断熱水準により、エアコン1台の稼働で家全体を暖かい空間に保つことができます。例えばお客さまから「足元が冷えるから床暖房を入れたい」というご要望があったとしたら、熱伝導率の低い木の家の断熱性能や、厳選された断熱材などによる高い住宅スペックを根拠に、エアコン1台で十分に暖かいことを説明し、無駄な費用の発生を防ぎます。
構造材や断熱材といった基本スペックに適切な投資を行うことで、長くかかる冷暖房の光熱費を減らすことが、費用を抑えるポイントです。
費用を適正に抑える設計上の工夫を行っても、建築会社の選び方を間違えれば、予期せぬ予算の増加を招きかねません。表面上の安さではなく、施工体制の仕組み、見積もりの透明性、そしてアフターフォローの充実度を評価基準とすることが大切です。
建築業界の構造として、契約を行った会社が実際の現場施工を行わず、外部の協力業者に工事を発注するケースがあります。多重発注の体制では、各業者が利益を確保するための中間マージンが発生し、建築費用に上乗せされます。また、内訳が不明瞭な概算見積もりを提示する会社は、契約後に追加費用が発生する恐れがあります。
見積もりの透明性と施工の仕組みを両立させる体制として、当社では自社で採用・育成した100名を超える大工集団が施工を担っています。自社育成大工が直接現場で腕を振るうことにより、外部の協力業者に依存せず無駄な中間マージンを抑えられます。同じ環境で教育を受け、共通の品質マニュアルを持つ大工同士が現場で連携を図ることで、高い基準で建物の品質が統一されます。自社育成大工による施工体制があるからこそ、初期の相談段階から適正な見積もりに基づき提案を行うことができ、お客さまにとって納得感のある適正な価格のご提案につながっています。
住宅建築において、引き渡しはその家での暮らしのスタートです。平屋は2階建てと比較して屋根や外壁が直接風雨の影響を受ける面積が広いため、定期的な点検と適切なメンテナンスが建物を長持ちさせるポイントです。建てた後のフォロー体制がしっかり整っている建築会社を選ぶことが、家を長持ちさせるうえで重要です。
当社では、お客さまとの関係性を重視する「一生お付き合い宣言」を掲げています。引き渡し後も全社員による年1回の定期訪問を実施し、お客さまの住まいを長期的に見守り続けるサポート体制を整えています。
また、日々の暮らしのなかで発生する不具合に対しては、メンテナンス対応を専門とする部門が迅速に動きます。現場で確認した状況は、施工管理用のデータベースを通じて社内の各部門へ即座に情報共有されるため、スピード感を持って問題解決にあたります。目先の費用だけでなく、入居後数十年間にわたって建物を任せられる体制が整っているかどうかが、会社選びの大切な基準です。
土地探しから注文住宅の引き渡しまでの期間は、約1年半〜2年程度が目安です。各工程で検討する時間をしっかり確保することが、納得のいく家づくりにつながります。当社における一般的なスケジュールは以下の通りです。
平屋はすべての生活空間が1階に配置されるという構造上、建物の窓が道路の歩行者や隣接する住宅の視線と同じ高さになりやすくなります。窓の高さによる視線を防ぐための対策が必要となり、付帯工事費などの追加費用が発生するケースがあります。
具体的な対策と追加費用の例は以下の通りです。
防犯・プライバシー対策は、快適な平屋暮らしを実現するうえで大切なポイントです。予算の範囲内でどのような対策が合うかを担当者と相談しておくことが大切です。
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