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平屋で人気の片流れ屋根のメリット・デメリットとおしゃれな外観事例

注文住宅

2021/08/09(月)

近年、人気が高まってきている「平屋」。「平屋」が人気である理由のひとつに、外観デザインの良さがあります。おしゃれな「平屋」を建てようとお考えであれば、必ず屋根のことを考えていかなければなりません。その中でも「片流れ屋根」。昨今「平屋」と合わせて人気の屋根の形です。

 今回は、この今人気の「片流れ屋根」について、メリットやデメリット、そして実際の施工事例等、紹介していきましょう。

*もくじ*

片流れ屋根とは一つの方向に傾斜を持つシンプルなデザインの屋根のこと

家の屋根というと、一般的に三角を思い浮かべる人が多いでしょう。屋根のてっぺんからそれぞれ、左右対称に傾斜が2つある場合と、傾斜が4つある屋根の家も見かけますね。

「片流れ屋根」とは、その名のとおり、片方にだけ流れる屋根。傾斜が1つしかない屋根のことです。シンプルなデザインで、モダンのお家によく使われ、最近ではおしゃれな屋根のひとつとして、とても人気です。

「平屋」との相性もとてもよく、「平屋」を建てるご家族が、「片流れ屋根」を採用することはよくあります。

しかし、デザイン性が高く、おしゃれで人気の「片流れ屋根」ですが、メリットもあれば、デメリットも当然あります。よく知っていただいた上で、「片流れ屋根」にするかどうか決めてもらえたらと思っています。

平屋で片流れ屋根を採用するメリットは建築費の安さと空間の有効活用

「片流れ屋根」はシンプルでおしゃれ以外のメリットもあります。ここでは3つのメリットをご紹介しましょう。

片流れ屋根は雨どいが一方向で済むため平屋の建築費が安くなる

シンプルというのは、デザイン性だけではなく、つくりもシンプルになるので、その分、建築費も抑えることができるのです。例えば、雨どい。「片流れ屋根」は傾斜がひとつしかないと説明しました。ということは、雨どいを設ける箇所もひとつの方向でよいわけです。屋根の傾斜する面の数だけ、雨どいは必要になります。
また「片流れ屋根」の傾斜角度をゆるくすれば、屋根裏(天井裏)を小さくすることができ、この部分でも建築費を抑える方法と言えます。

片流れ屋根の高い部分を活かして平屋に広々とした屋根裏空間を作る

「片流れ屋根」の高い方のところ。ここはいろいろ有効的に活用できます。例えば、収納スペース。日常的に使わないものや、シーズンものは、この屋根裏へ収納できれば、普段の生活するスペースへ置くことなく、すっきりして見た目はもちろん、生活もしやすくなります。
読書や映画鑑賞など趣味のスペースとして、お子さまがいらっしゃるのなら、好奇心をそそるプレイルームなど、使い方はいろいろ考えられます。 

片流れ屋根は平屋の屋根面積を有効に使い太陽光パネルを設置しやすい

太陽光発電をお考えの場合は、屋根形状の検討が必要になります。多くの太陽光パネルを並べられるよう、屋根の向きや面積を考え、一番適する屋根として、「片流れ屋根」に決められるご家族は多くいらっしゃいます。発電する効率も「片流れ屋根」は抜群によいでしょう。

片流れ屋根に太陽光パネルを設置し発電効率を高めた平屋の注文住宅事例

発電効率を考えて、屋根前面に太陽光パネルを設置したお住まい。

平屋で片流れ屋根を採用するデメリットは雨漏りのリスクと換気の難しさ

ここまでは、「片流れ屋根」のメリットをご紹介しました。メリットがあれば、当然デメリットもあるわけで、ここからは、デメリットをご紹介しましょう。

片流れ屋根は雨水が壁の隙間に入りやすく平屋の雨漏りの原因になる

「片流れ屋根」は、ひとつの方向しか傾斜がありません。雨が降ると、その大半は、屋根の高いところから流れていきます。すべてがそのように流れればよいのですが、中には、傾斜の反対側へ流れてしまう雨水も少なからずあります。それが、家の壁の隙間に入ってしまい雨漏りを引き起こしてしまうのです。「片流れ屋根」の構造上やむをえないデメリットでしょう。
しかし、この問題にはすでに解決策があります。「ルーフィング」という屋根材である瓦などの下に敷き込む防水シートをきちんと施工することなんです。「片流れ屋根」を選択される場合は、ここをおさえておきましょう。

片流れ屋根は雨水が一方向に集中するため平屋の雨どいが壊れやすい

メリットでは、雨どいがひとつの方向にしかいらないので、建築費が抑えられるメリットにあげました。しかし逆に言うと、ひとつの方向にしかない雨どいに、雨水が集中するということになります。屋根の傾斜が2つや4つあるといことは、その分雨水を分散させる役割もあったわけです。

片流れ屋根は雪が一気に落ちる危険があり平屋の雪国建築には向いていない

雨と同様、降ってくる雪もひとつの方向にしか流れません。すなわち、屋根に積もってしまった場合は、一気に雪が落ちてくるという危険があるということです。落ちる雪を抑えるよう、雪止めはありますが、それでも注意は必要ですね。

片流れ屋根は平屋の空気が循環しにくく湿気がたまりやすいデメリットがある

「片流れ」ということは、大きい屋根がひとつしかなく、このような構造の場合、湿気がたまりやすいということになります。湿気が発生しないためには、常に空気が循環していることが理想で、外の空気を入れて、中の空気を外に出すということなのですが、屋根の傾斜が2つとか4つとかある場合は、その流れもスムーズに計画できます。しかし、ひとつの方向にしかない「片流れ屋根」は、その片方の機能がスムーズにできない可能性があり、循環ができないのです。

片流れ屋根を採用した平屋の施工事例

「片流れ屋根」のメリットやデメリットを紹介しました。

それでは、実際の「平屋」×「片流れ屋根」の事例をここからは紹介しましょう。

片流れ屋根のシャープな外観と木のぬくもりを楽しむ平屋の住まい

木のぬくもりを楽しむ平屋の住まい

  間取り:4LDK+小屋裏収納

  家族構成:ご夫婦・お子さま2名

片流れ屋根のシンプルさと桧の香りに包まれた心地よい平屋の暮らし

桧に包まれた平屋の暮らし

  間取り:2LDK

  家族構成:ご夫婦

片流れ屋根のモダンな外観とこだわりキッチンが特徴の平屋住宅

こだわりキッチンの平屋住宅

  間取り:3LDK

  家族構成:ご夫婦・お子さま1名

おしゃれな外観に見せるポイントは屋根の勾配と軒の出

片流れ屋根は、屋根と家のバランスを取ることが重要です。左右対称にならないので、外観のバランスを取るのが難しい屋根形状です。バランスに失敗した場合、野暮ったい印象の外観になってしまいます。

片流れ屋根をオシャレにするには、特に「屋根の勾配」「軒の出の深さ」が重要です。

屋根の勾配は、あまり大きくしないことをオススメします。屋根の勾配がきついほど見た目のバランスが悪く見えます。軒の出はあまり深いと、屋根が乗っかった感が出てしまいます。適度なバランスが重要となります。

また、凹凸を作ったり、カラーアクセントを入れることもオシャレな外観になるポイントです。多くの片流れ屋根の写真を見ることで、イメージを掴むようにしましょう。

平屋の片流れ屋根のメリットとデメリットを理解して理想の住まいを実現する

今回は、「平屋」×「片流れ屋根」についてご紹介しました。メリット、デメリットについてもとても興味深い内容でしたね。人気のデザインでもあるので、メリット、デメリットをきちんと理解した上で選択されることはおすすめします。

「平屋」を検討する上で、是非ご参考にしてください。今、人気の「平屋」が、ご家族の幸せな暮らしを実現する家になることを願っています。

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