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【事例あり】愛犬家住宅の間取りの注意点とポイント!

注文住宅

2022/12/23(金)

ペットと暮らす家づくりは、家族とペットがともに快適に過ごせる空間づくりが理想的です。それには、人のテリトリーとペットスペースが上手く共存している間取りが必要になってきます。
ペットが過ごしやすい間取りや設備を十分に考えることを飼い主が心掛けなくてはいけません。

今回は、ペットと快適に暮らすための住宅を作る間取りの注意点と大切なポイントを解説します。

 

*もくじ*

1┃ペットスペースを考えた間取りの工夫

2┃設備を工夫するポイント

3┃犬と快適に暮らせるポイント

4┃おすすめの間取り事例

5┃まとめ


1.ペットスペースを考えた間取りの工夫

愛犬家住宅は新築住宅にしてもリフォームにしても、ペットと暮らす事が前提で間取り設計をする必要があります

まず、犬と暮らす場合は朝晩散歩に連れて行ってあげることが日課になります。
散歩に行く前の準備や散歩から帰ってきた時のケアは玄関で行うことになるため、リードを付けたり足を洗ってあげたりの作業が玄関近くのスペースでできれば良いですね。
また、お散歩に必要なグッズを収納できるようにしておくと便利です。

次にペットが家でトイレをする場合、ペットスペースとして洗面室が適しています。
床が濡れたり汚れたりしても掃除がしやすい床材を使用しているので、ペットのトイレスペースとして確保しておくと良いでしょう。

他には、ペットがくつろげて安心できるペットスペースをつくってあげることです。
犬は狭くて穴蔵のような場所が落ち着く性質なので、安心してお昼寝ができそうな場所につくってあげるとペットも快適です。
例えば、階段下のスペースなど少し死角になるような場所の方が適していて、あまりざわざわとする場所は避けてあげましょう。


2.設備を工夫するポイント

ペットが暮らしやすくするためには、間取りだけではなく設備面でもできる工夫があります。
まず、滑りやすい床は犬にとっては良くありません。
股関節脱臼や足の関節炎などのケガに繋がるため、コルク材などペットが滑りにくい床材にしてあげましょう。
ペット用のコーティング材なども効果はありますが、ペットに応じて滑らない床対策を考えることが重要です。

次に階段ですが、新築、リフォームどちらにしても階段を付けるのであれば、出来るだけ緩やかな傾斜にしてあげる事が重要です。
犬にしても猫にしても肉球はとても柔らかく、段差のきついところではケガをしやすくなります。
また、階段を緩やかにすることは、ペットに有効なだけではなく人間にも優しい設計といえます。
家族が妊婦や高齢者になった場合でも、階段が緩やかだととても安心して利用する事ができますよね。子どもが小さい間も階段で足を滑らして転落するリスクも減るでしょう。
ペットにも家族にもメリットが多いので、階段を作る場合は緩やかになるよう設計する事が大切です。

他には、犬が室外の風景を見られるように犬の目線に窓を付けてあげることが大切です。
犬は動くものに興味があり、室外の様子を窓越しに見ることによってストレスの軽減や気分転換をします。
飼い主が帰宅した時や来客の時など、いち早く察知してお出迎えをしてくれるでしょう。


3.犬と快適に暮らせるポイント

ドッグランスペースを設ける

犬はリードに繋がれた散歩だけでは物足りない場合があります。
思いっきり走り回ることでストレス解消足腰を鍛えることができ、健康面でも良い影響を与えます。
お家の庭や屋上にドッグランスペースがあれば、自由に行動する事ができるため犬にとっても快適な遊び場となるでしょう。

飼い主の気配を感じられるペットスペース

犬はひとりで落ち着ける場所も必要ですが、ひとりぼっちにされることも苦手な動物です。
祖先はオオカミなので、群れを成して生活する習慣がまだ残っています。
リビングの一角などにゲージスペースを作り、常に飼い主の気配を感じる事ができる距離感が程よい空間となります。
犬は、落ち着いてお昼寝ができるスペースひとりぼっちにしない場所、それがベストなペットスペースになるということです。

シャンプーや足を洗う設備をつくる

室内で犬を飼う場合は散歩の後、足を洗うためにお風呂場まで行くのは大変ですよね。
玄関の周辺にシンクや足洗い用の立水栓などがあれば便利です。
小型犬ならシンクがあるとシンクの中に入れて足を洗ったり、家でシャンプーをするならシンクが必要になります。
大型犬やシンクに入れにくい犬の場合は、立水栓の方が使いやすいでしょう。
玄関の入り口付近に足洗い用の設備をつくっておくと便利です。

シャンプーや室内に土間スペースをつくる

犬にとって土間は色々と都合の良いスペースです。
例えば、トイレを洗面室や玄関に置くのが臭いの関係などで嫌な場合、土間があればそこにトイレを設置してあげる事ができます。
また、犬は夏の暑さに弱くフローリングの上でも暑さに耐えられない場合がよくあります。
そんな時に夏でも冷たい土間に寝そべっていると、体が冷えて心地よくお昼寝ができるのです。
そのような土間スペースが、少しでもあればきっと犬は喜ぶはずです。

ペットグッズ収納をつくる

ペットには様々なグッズがありますが、使いやすい収納スペースも必要ですよね。
お散歩グッズは玄関のシューズクロークあたりに収納すると良いのですが、ドッグフードやおやつ置き場、遊び道具などもたくさん持っておられる人も多いと思います。
ドッグフードやおやつはエサをいつもあげている近くが良いですし、お水のことを考えるとすぐ水が汲める場所が理想です。
全て一つの場所に収納するというよりは、それぞれが便利に取り扱える場所に収納スペースがあると良いのではないでしょうか。


4.おすすめの間取り事例

事例①:庭にドッグランを確保した家

犬にとって思いっきり走り回れる庭があればとても喜びます。
土地に余裕があれば、ドッグランスペースをつくってあげましょう。天然芝を敷くのも良し、人工芝でも構いません。
外に飛び出さないようにしっかりとフェンスを設置して、安全を確保してあげれば問題なく自由に遊びまわる事ができます。
家族でもバーベキューなどができるスペースとしても活用できるため、犬も家族も一緒に楽しめるスペースになっています。

事例②:ペットグッズを収納できる土間のある家

玄関に直結してシューズクロークなど土間のスペースは大変便利です。
靴やゴルフバッグ、ベビーカーや子どもの遊び道具など土間に置いておきたい物はたくさんありますよね。
その土間を少しだけ広く取って、ペットグッズの収納場所にしています。
散歩に必要なものからドッグフードまで土間に収納しておくと、食べこぼしや水が溢れても掃除が簡単で気になりません。
夏の暑い時には、土間に寝そべってお昼寝ができるだけのスペースをつくってあげれば理想的です。

事例③:足洗いスペースを確保した家

玄関ポーチ横に屋外シャワーを設置すると、シンクで洗えない中型、大型犬の足を洗うことができます。
散歩から帰ってきたときに、まず足をしっかり洗って室内に入れば床が汚れることもありません。
また、玄関に入って土間スペースがあればシンクを付けておいて、お湯が出るようにしておくと、小型犬などはシャンプーや冬の寒い時期でもゆっくり足を洗ってあげる事ができます。
足洗いの設備は、犬の大きさやタイプによって室内、室外どちらに付けるのが理想的か考えて付けましょう。


5.まとめ

愛犬家にとって、愛犬と楽しく快適に暮らせる住まいが理想的です。
家族と愛犬がともにストレスなく暮らすためには、それぞれの住環境を整える必要があります。
犬の特性や愛犬の性格を十分に考慮して、愛犬と暮らす幸せな家づくりができれば快適なライフスタイルが実現するのではないでしょうか。


 

新和建設には「愛犬家住宅コーディネーター」の資格を持ったスタッフがいます。お気軽にご相談ください。

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