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【間取り例付き】平屋のレイアウトとそのメリット・デメリット

注文住宅

2023/02/03(金)

平屋はおしゃれで愛着があり魅力的な暮らしができる住まいです。
家族それぞれのライフスタイルに合った形状やライフステージの変化に対応できる間取り設計、平屋はまさしく理想的な住まいと言えるでしょう。

今回は、あらゆる年齢層にも人気の平屋のレイアウトとそのメリット・デメリットを紹介します。

*もくじ*

1│平屋の形状とレイアウト

2│平屋のメリット

3│平屋のデメリット

4│まとめ


1.平屋の形状とレイアウト

コの字型

コの字型の平屋は、外からの視線が気になる場所や建物が密集している都心部や住宅街などで、家族のプライバシーを守り、自然の光と爽やかな風を感じられる代表的な間取り設計になっています。

<1LDK>

玄関から中庭が視界に入り明るさを感じる間取りです。
ウッドデッキで繋げることで一体感がある暮らしやすい間取りになっています。

<2LDK>

中庭に面している部屋にはテラスをコの字に設置しオープンな空間を演出しています。
玄関から入ってすぐの和室は窓から見える庭が素敵に演出します。
平屋の2LDKは2人暮らしの理想的な住まいになるでしょう。

<3LDK>

コの字の建物に中庭を挟むことで、お互いの距離感を保ち、程よい関係が築ける間取り設計の3LDKになっています。
平屋の3LDKは3人家族が理想的です。

<4LDK>

リビングと中庭を中心にした間取り設計で、両サイドに振り分けられた部屋を配置することでプライバシーが保たれます。
4人家族がちょうど良い距離感で暮らせる家はとても理想的です。

ロの字型

ロの字型は動線を短くした動きやすく繋がりを大切に考えたタイプです。

<1LDK>

リビングと寝室が短い距離のレイアウトで、来客時も寝室が気にならずにくつろげる設計になっています。
明るく広々としたリビングはご夫婦お2人がゆったりと過ごせる空間です。夫婦それぞれが使えるクローゼットも嬉しい設計になっています。

<2LDK>

主寝室は玄関ホールから入れるように独立させたプライベート空間に設計されています。
水回りをまとめることで使いやすい家事動線も確保しています。

<3LDK>

家族が集まるリビングを中心にして、各部屋への出入り口を設けています。
それぞれの気配を感じることができるコミュニケーション優先の間取りです。

<4LDK>

それぞれの部屋のプライバシーを重視したレイアウトです。
明るい南向きのリビングをはじめ、各部屋が無駄なく効率的な間取りで平屋の特徴を生かした設計になっています。

L字型

L字型は理想的な庭を演出できる平屋の形状です。

<1LDK>

全室を南向きにできる明るさを重視した間取り設計。
リビングからも寝室からも庭が眺められる気持ちの良い空間が実現できます。

<2LDK>

LDK、和室、寝室と全ての部屋を庭に面して設置。
明るさを取り入れ庭も眺められる、それでいてプライバシーも保っている空間がとても良い距離感です。

<3LDK>

LDKを中心にしたL字型のテラスがそれぞれの部屋を繋げる役割を果たしています。
主寝室はプライバシーを守りながら、洋室、LDK、和室の距離感を縮めています。それもまた素敵な間取り設計ではないでしょうか。

<4LDK>

全ての部屋がリビングと繋がって常に出入りできる間取り設計です。
家族が集まるリビングを中心にコミュニケーションが円滑になる配置といえるでしょう。庭はリビングと和室から見えるように設計されています。

Iの字型

Iの字型は、出来れば東西に長く南側に庭を配置すると良いでしょう。土地の向きによっては難しい場合もありますが、リビングや部屋に庭が接する方が明るい暮らしが実現できます。

<1LDK>

庭に面してLDKと寝室を配置し、ウッドデッキで繋がりを作ります。
2人暮らしには理想的なIの字型の平屋です。

<2LDK>

LDKを中心に寝室と和室を横並びに繋げて、全室が南向きの明るい空間を実現しています。

<3LDK>

主寝室と洋室を離すことでプライバシーを確保し、和室を多目的に利用できる空間にできます。
来客時のゲストルームに使ったりリビングと繋げることで、大人数の集まりがあった時には広いリビングに変わります。

<4LDK>

Iの字型の特徴である横長な家は、上手く部屋を横に並べて全ての部屋の入り口をリビングに設置することで家族が集まるリビングを意識できます。


2.平屋のメリット

平屋の代表的なメリットをみていきましょう。

①生活動線が効率的

2階のない平屋は、上下の移動がないので生活動線が効率的になります。例えば 洗濯物も2階へ干すこともないので1階ですべて家事が完結します。掃除機を持って2階へ上がることもないので疲れることもありません。
間取りを考える場合にも上下移動はなく、平面移動だけなので効率的な間取りを考えやすいと言えるでしょう。

②家族とのコミュニケーションが取りやすい

LDK をはじめすべての寝室が1階にあるので、家族の気配を感じながら生活することができます。各部屋へ行くのにリビングを通る間取りにすることで、家族が自然と顔を合わせる機会が増えるため家族同士のコミュニケーションが取りやすいと言えるでしょう。
子どもが帰宅後階段から自分の部屋へ直行して、いつ帰ってきたのか分からない、どんな友達を連れて来ているのか分からないというような状況も防止することができます。

③平屋は構造が安定しているのでワンフロアが広くできる

平屋は2階がないので、建物の高さが低いため構造的に安定し耐震性が向上します。
また2階を支えるための壁や柱もいらない分、自由度の高い間取り設計が可能です。LDK を広いワンフロアーにしたり天井を高くして最高を取ったりと平屋ならではのゆったりとした間取りが実現できます。

④メンテナンスコストが安い

平屋を2階建てと比べ建築時のイニシャルコストは高くなりますがメンテナンス費用が安く抑えられることはメリットです。
特に外壁のリフォームでは大掛かりな足場を組む必要もなく、2階建ての建物と比較するとメンテナンスコストが安く抑えられます。

⑤階段のないバリアフリーが実現できる

高齢者だけではありませんが、階段からの転落は家庭内でよく起こる事故の一つです。平屋は2階建てと違い階段がないため小さなお子様や高齢者に優しいバリアフリーな設計が可能です。
最近では子どもや高齢者がいない家庭でも、自分たちの今後の暮らしを考慮して平屋を選択される方も多くおられます。


3.平屋のデメリット

平屋にもデメリットはあるので、よく理解した上で平屋を選択する様にしましょう。

①土地は広くないと難しい

理想的な広い平屋を建てようと思うのであればそれだけ広い土地が必要となります。2階建てと同じ延床面積の家を建てるのであれば2倍の広さが必要です。
また土地はそのエリアによって建ぺい率が違います。広い土地だからといって、その敷地いっぱいに建物を建てられるわけではないので注意しましょう。

②建築費用の坪単価が高くなりやすい

2階建てと同じ延べ床面積の平屋を建てる場合、平面上2倍の広さになります。工事単価が高くなる基礎と屋根の面積が約2倍になるためその分工事費が高くなる傾向です。そのため、建築費用の坪単価は2階建ての建物より高くなってしまいます。

③日当たりや風通しが悪くなることもある

部屋数が多くなると中心部分にある部屋は陽当たりと風通しが悪くなることがあります。その場合はハイサイドライトや天窓の設置中庭を中心にした形状の平屋にすることが必要です。

④プライバシーとセキュリティ面に注意が必要

平屋は全ての部屋が1階にあるので、外からの視線が届きやすい位置にあります。リビングはできるだけ道路から離れた場所にレイアウトしたり、塀や庭などに目隠しを作ることなど間取りの工夫を考える必要があります。
それと同様の理由からセキュリティ面にも注意が必要です。防犯カメラや人感センサーライトなどを設置し防犯対策をとりましょう。


4.まとめ

平屋は開放感があり人気の高い住まいです。
メリットのたくさんある平屋はこれからの時代にも適用できる暮らしが実現できます。
使い勝手の良い生活動線やバリアフリー、メンテナンスコストが安く済むなど高齢者にとっても優しい暮らしができる住まいといえるのではないでしょうか。

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