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二世帯住宅の玄関は共用・分離どちらが良いの?メリットデメリットを解説!

注文住宅

2022/11/25(金)

二世帯住宅を建てるときは、玄関を共用するのか分離するのかで悩むところですよね。
共用すれば建築コストも少なくて済みますが、後から別にしておけば良かったと思うことも少なくありません。家族とはいえ世代の異なる2つの家族が生活するということは、それなりのストレスはあるはずです。この問題はそれぞれの生活パターンをよく考えてどちらかを選択する必要があります。

今回は、二世帯住宅の玄関は共有か分離か、そのメリット・デメリットを紹介しますので解決の糸口を探してくださいね。

*もくじ*

1│二世帯住宅で玄関を共用するメリット

2│二世帯住宅で玄関を分離するメリット

3│二世帯住宅で玄関を分離するデメリット

4│二世帯住宅の玄関を共用するのに適している人

5│二世帯住宅の玄関を分離するのに適している人

6│まとめ


1.二世帯住宅で玄関を共用するメリット

二世帯間のコミュニケーションが円滑になる

玄関を共用することで得られるメリットは、二世帯間の家族が出入りするためコミュニケーションが増えることです。外出時や帰宅時に顔を合わせるため、家族の気配を感じることができます。顔を合わせば会話も生まれ、子どもの見守りにも役立つので安心して暮らせる環境が作りやすいといえるでしょう。親世帯と子世帯がともに気遣って安否を確認したり、行動を把握したりすることで安心して仕事や外出ができます。

広い玄関スペースが確保できる

玄関を分離するとそれぞれにシューズクロークなどが必要になるため狭くなります。玄関を共用することで、土間スペースやシューズクロークも大きく取れるため広い玄関スペースを確保できるのです。開放的な玄関にしたい場合やウォークスルーのシューズクロークを作りたい場合には、玄関を共用してスペースを有効に活用する方がおすすめです。その方が玄関に置いておきたい物をたくさん収納することができます。

親世帯に宅配の受け取りを任せられる

仕事や学校で外出している時間が多いのはやはり子世帯ですよね。そうなれば、宅配などの荷物の受け取りを親世帯に頼んでおくこともできます。また、その反対に子世帯が受け取ることもできるのでお互いが協力しあうことが可能です。さらに家に在宅している人が誰かいれば、防犯対策としてのセキュリティ面でも効果があるでしょう。


2.二世帯住宅で玄関を共用するデメリット

ライフスタイルの違いでストレスを感じる

二世帯間のライフスタイルがあまりにも違いすぎると、お互いがストレスになる場合があります。起床時間が極端に違ったり就寝時間のズレなど、休日の違いや趣味が思い存分できないことなど生活習慣の違いはピッタリと合わないものです。そういう意味では、玄関ドアを開けることすら気を使ったり、うるさいと感じたりというストレスになってしまいます。

外出する度に行動を把握される

これは、安否確認のためにはメリットでもあるのですが、反対にいちいち行動を監視されているようで嫌な人もいます。自由に行動したくてもできなくなり、あまり外出時間が長いと何か言われるのではないかと気を使ってしまうこともあるでしょう。このように家族の目を気にする人には玄関の共用は向いていないといえます。

友人知人を気軽に呼べない

親世帯子世帯に限らず友人や知人を家に呼ぶことが多い人は、二世帯住宅となるとやはり気を使うことが多くなります。呼ばれる友人知人もどちらかの世帯に気を使うこともあるため、交流しにくい状況になることもあるでしょう。家によく人を呼ぶ場合は玄関を分離した方が良いでしょう。


3.二世帯住宅で玄関を分離するメリット

お互いのプライバシーが確保できる

二世帯住宅で玄関を分離するメリットは、親世帯子世帯お互いのプライバシーが守れることです。お互いが気を使うシーンが減ることでストレスも軽減できます。お互いがあまり干渉したくない、またされたくない家族であれば玄関は分離した方が良いでしょう。そこそこの距離感が保てる方が暮らしやすい家族はこちらがおすすめです。

とにかく気を使わなくて済む

玄関を分離することで最も大きなメリットは、お互いが気を使わなくて済むことではないでしょうか。生活習慣が違っても気を使わず好きな時に外出もできて、友人知人も気軽に呼ぶことができます。ストレスが無い分、より良い関係が長続きするのは分離するメリットといえます。付かず離れずといった言葉があるように、家族だからこそある程度の距離感が必要で、それでいて何かあった時には助け合える関係が理想です。

将来的に賃貸物件として活用も

二世帯住宅はいずれ親世帯が先に亡くなるか、子世帯が引っ越しを迫られるかなどでどちらかの住居が空いてしまうことも考えられます。かといって孫の代のことまではなかなか計画しにくいのが現実です。そんな時には、どちらか一方の住居を賃貸に出すこともできるため、その時の状況によって対応できるのも分離するメリットです。


4.二世帯住宅で玄関を分離するデメリット

間取り設計が制限されることがある

二世帯住宅のパターンは色々あって、そのパターンによっても様々な考え方があります。しかし、玄関を分離することはそれだけスペースを多く使ってしまうこともあるため、どんどん他の部屋にしわ寄せがきます。

大きなLDKが夢だったのに叶わない、シューズクロークから室内へ入れるようなウォークスルータイプにしたくてもスペースが足りないなど、思い通りの間取り設計ができないこともよくある話です。

建築コストが高くなる

玄関を分離すると玄関だけで2倍の建築コストがかかります。二世帯住宅は一つ屋根の下で暮らすため、屋根や外壁、柱や梁などの構造体に2倍ほどの費用がかからないのがメリットではあるのですが、完全分離にした場合などは室内の設備や内装は2倍必要になります。建築コストを抑えるのが目的なのに、玄関だけではなく全て分離してしまうとコストは上がってしまいます。

コミュニケーション不足になる

お互いのプライバシーは確保できるのですが、コミュニケーションが不足するため親世帯の体調や様子が分かりにくくなる分、何のための二世帯住宅にしたのか意味がなくなることも考えられます。完全分離や玄関を分離する場合は、常に声かけと見守りを行うことが大切です。


5.二世帯住宅の玄関を共用するのに適している人

二世帯住宅の玄関を共用するのに向いている人は、生活スタイルがお互い似ていてストレスがない人仕事で日中家を空ける時間が長い人家族間の見守りを重視しコミュニケーションにストレスを感じない人とにかく建築コストを抑えたい人などが挙げられます。


6.二世帯住宅の玄関を分離するのに適している人

二世帯住宅の玄関を分離するのに向いている人は、生活スタイルにズレがありお互いが気を使ってしまう人、専業主婦で家にいる時間が長い人あまり行動まで把握されたくない人ある程度の距離感がないとストレスが溜まりやすい人付かず離れずで近くにはいたいけれどコミュニケーションはほどほどにしたい人などが挙げられます。


7.まとめ

二世帯住宅の玄関は共用が良いのか、分離が良いのかについてメリットとデメリットを紹介しました。
メリットになることも人によってはデメリットとなる場合もあるため、どちらが正解というのはありません。しかし、なぜ二世帯住宅を建てるのかを改めて考えてみると目的がはっきりと明確になります。共用と分離それぞれのメリットやデメリットをよく理解して、上手く付き合える方法はどちらなのかを選択することが重要です。 親世帯子世帯、家族全員の性格を考えて、どちらを選ぶ方がいつまでも良い関係でいられるのかを考えて選択しましょう。

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