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岐阜市の二世帯住宅づくりで失敗しない間取りのコツと費用相場

注文住宅

2026/07/07(火)

岐阜市で二世帯住宅を建てることを考えるとき、資金計画の全体像をしっかりと把握し、世帯ごとの生活リズムに配慮した間取りにすることが成功のポイントになります。建築費用が高くなりやすい二世帯住宅では、事前の予算配分を間違えてしまうと、その後の暮らしに経済的な負担を残す可能性が出てしまうためです。

また、親世帯と子世帯が快適に暮らすためには、お互いのプライバシーを大切にできる空間の分け方や、動線の工夫が欠かせません。この記事では、岐阜市での二世帯住宅の費用相場や利用できる助成金制度、失敗を防ぐための間取りのコツ、安心して信頼できる建築会社を選ぶための基準をご紹介します。

※免責事項:本記事は一般的な住宅建築に関する情報を提供するものであり、個別の建築計画における効果や費用を保証するものではありません。税制や補助金に関する情報は執筆時点の制度に基づくため、最新の情報は各自治体や関係機関の公式ウェブサイト等でご確認ください。

岐阜市の二世帯住宅の建築費用相場と予算配分の目安

岐阜市内で二世帯住宅の計画を立てるとき、最初に考えなければならないのが資金計画と予算配分の全体像です。二世帯住宅は、親世帯と子世帯が一緒に暮らすための広い敷地や建物の面積が必要になるため、新しく土地を買って建てる場合と、親が所有している土地の既存の建物を解体して建て替える場合とで、費用の内訳が大きく変わってきます。

建築に必要な総費用は、大きく分けると「土地取得費」「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の4つがあります。一般的な予算構成の目安は以下の通りです。

費用の種類
土地取得を含めない場合
(建替え・土地所有)
土地取得を含める場合
(新規取得)
費用の内容
土地取得費
25% 〜 35%
土地代金そのもののことです。仲介手数料などの費用は諸費用に含まれます。※土地の価格が高いエリアでは35%を超える場合もあります。
本体工事費
70% 〜 80%
45% 〜 60%
基礎工事や柱・梁などの構造、外壁、屋根、内装、標準的な設備など、建物の基本となる費用です。
諸費用
5% 〜 10%
3% 〜 7.5%
登記の手続き費用、各種税金、住宅ローンの手数料、火災・地震の保険料、設計料などの工事以外にかかる費用です(目安として最低でも約200万円が必要です)。

さらに、岐阜市で二世帯住宅を計画するときには、自治体が実施している助成金制度の活用を考えるのもおすすめです。岐阜市では、中心市街地への居住促進と定住人口の増加を目的とした「岐阜市中心市街地新築住宅取得助成事業(まちなか居住支援事業)」が2026年度の事業として実施されています。

この制度は、岐阜市の指定された中心エリア(中心市街地活性化基本計画区域内)で、居住する新築住宅を取得し、金融機関で返済期間10年以上・借入金額100万円以上の住宅ローンを組んだ2人以上の世帯に対して、費用の一部を助成するものです。二世帯住宅のような大きめの建物であっても、一戸建てや長屋住宅の場合は延床面積が75平方メートル以上という条件を満たせば、対象に含めることができます。

助成金額は、基本となる金額(40万円)に加えて、世帯の人数やこれまでの居住歴に合わせた加算があり、条件を満たせば最大80万円を受け取ることができます。具体的には、18歳未満の子どもと一緒に暮らす世帯への「子育て世帯加算(20万円)」や、その住宅で暮らし始める前の1年間、岐阜市外に住んでいた場合の「市外からの転入加算(20万円)」などがあります。

これらの制度を活用するためには、建築予定地が助成金の対象エリアに入っているか、家族の構成が加算の条件を満たしているかといった、前もっての確認が大切です。資金計画と補助金の条件をしっかり合わせることで、予算の配分を無理のないように見直すポイントになります。

出典)まちなか居住支援事業(岐阜市中心市街地新築住宅取得助成事業)

二世帯住宅の代表的な3つの間取りタイプとそれぞれの特徴

二世帯住宅は、親世帯と子世帯が一緒に生活することを考えて設計された住宅です。その間取りは、生活空間や設備をどこまで一緒に使うかによって「完全同居型」「部分共用型」「完全分離型」の3つに大きく分けられます。それぞれの種類によって、建築にかかる費用や、暮らしの中で守れるプライバシーの度合いが変わってきます。

完全同居型

完全同居型は、玄関、リビング、キッチン、浴室、トイレといった毎日の生活に必要な設備や空間を、親世帯と子世帯の全員で一緒に使う間取りです。それぞれの寝室などは、家族の人数に合わせて別々に用意します。

世帯同士の距離が近いため、日々の会話が生まれやすく、子育てのサポートや親の生活の見守りがしやすいという特徴があります。また、キッチンや浴室などの水まわり設備を一軒分にまとめることができるため、二世帯住宅のなかでは建築費用を低く抑えられます。将来、親世帯が暮らさなくなり一世帯だけが住むようになった場合でも、大きなリフォームをせずにそのまま使い続けることができます。その反面、生活スペースが重なることで、お互いの気配や音が気になりやすくなることもあるため、プライバシーを守るための工夫が大切です。

部分共用型

部分共用型は、玄関や浴室など一部の設備を両方の世帯で一緒に使いながら、リビングやキッチンなどは世帯ごとに別々に設ける間取りです。1階を親世帯、2階を子世帯の生活スペースとして上下で分けるケースがよく見られます。

一緒に暮らす安心感がありながらも、それぞれのプライベートな空間をしっかり分けることができる、バランスの取れたつくりです。共有する設備の数や分けるお部屋の広さによって、建築費用は変わってきます。お互いの生活リズムを大切にしながら、水まわりのお掃除の手間を減らしたいときなどに向いています。

完全分離型

完全分離型は、玄関から水まわり設備、リビング、それぞれの居室にいたるまで、生活に必要なすべての設備や空間を世帯ごとに2つずつ用意する間取りです。建物の中でお互いに行き来できる扉をつけることもありますが、基本的には独立した2つの住宅が一つにまとまっている形になります。

就寝時間や入浴時間が大きく異なる家族の間でも、生活音や設備を使うときの気兼ねがなく、お互いのプライバシーを心地よく保つことができます。ただし、水まわり設備をすべて2軒分設置することや、基礎工事の面積が広くなるため、3つの種類のなかでは建築費用が高くなる傾向があります。

失敗を防ぐための二世帯住宅における間取りづくりの大切なポイント

二世帯住宅を建てた後、快適な暮らしを長く続けていくためには、「音の伝わり方」「家事の動き(動線)の重なり」「家の中の温度差」という3つの課題を考えた設計の配慮が大切です。これらを建てる前にはっきりとイメージしておくことで、将来のストレスを減らす間取りにすることができます。

生活リズムの違いによる「音」の問題と部屋の配置

部分共用型や完全分離型のように上下の階で世帯を分ける場合、2階(子世帯)での足音や、トイレ、浴室、キッチンといった水まわりからの排水の音は、建物の骨組みを伝わって1階(親世帯)に響きやすくなります。こうした音を「固体音」と呼びます。

音のせいで眠れなくなったりストレスを感じたりするのを防ぐためには、1階の寝室の真上に、2階の水まわりやリビングを配置しない間取りにすることが基本です。上下の階で水まわりの位置をそろえて水の流れるルートを一致させたり、上下の階の間にウォークインクローゼットや納戸などの収納スペースをつくって、そこを音が響くのを防ぐ壁にしたりする対策があります。

家事動線の分離と収納スペースの適切な確保

完全同居型や部分共用型では、お互いの洗濯、料理、掃除といった家事のルート(家事動線)がぶつかってしまうと、使いづらさを感じることがあります。それぞれの世帯が自分のペースでスムーズに家事をこなせるよう、ぐるりと回れる回遊動線を設計に組み込むことをおすすめします。

また、二世帯分の荷物を収納するためには、一般的な一世帯向けの住宅よりも広めの収納スペースが必要になります。使う季節が限られている衣類や家電などをまとめてしまえる小屋裏収納と、普段使う持ち物を管理するウォークインクローゼットを分けてつくっておくことで、普段過ごすスペースに物が溢れるのを防ぐことができます。

ヒートショックを防ぐ全館の温度差をなくす断熱性能

ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が大きく変わり、心筋梗塞などを引き起こしてしまう健康上のトラブルのことです。特に冬場の脱衣所や浴室、トイレなどで起こりやすいと言われています。お年を召した親世帯が一緒に暮らす二世帯住宅では、家の中の温度差をなくす高断熱・高気密な設計を取り入れることがとても大切になります。

断熱性を高めるための大切な要素の一つに、建物の構造材に使われる木材の「熱の伝わりにくさ(熱伝導率の低さ)」があります。国土交通省の資料などによると、木はコンクリートの約10分の1、鉄の約400分の1しか熱を伝えないとされています。木材はこのように熱を伝えにくい性質を持っているため、住宅を暖かく保つために大いに役立ちます。

出典)公共建築における木材活用推進資料集(国土交通省)

新和建設では、この熱が伝わりにくい性質を持つ国産の無垢材「東濃桧」などを構造躯体(家の骨組み)に採用しています。この素材に、厳選された断熱材などの高い住宅性能を組み合わせることで、外の冷気や熱気の影響を受けにくい建物の強みを確保しています。これにより、空間が広くてエアコンが効きにくい二世帯住宅や、勾配天井のリビングであっても、暖かい空気を逃がさず、エアコン1台で心地よい空間をつくり出すことができます。この高い断熱性のおかげで家の中の温度差が少なくなり、ヒートショックの心配を減らす建て方としておすすめしています。

岐阜市で二世帯住宅を依頼する建築会社選びで重視したい基準

二世帯住宅は、親世帯と子世帯それぞれの生活スタイルや好みを一つの建物にまとめるため、設計へのご要望が複雑になりがちです。そのため、建築を依頼する会社を選ぶときには、希望をカタチにする設計の柔軟さ、それを正確につくり上げる職人の体制、そして建てた後も安心して付き合えるサポート体制をしっかりと確認することが大切です。

フルオーダーメイドに対応する設計力と施工品質の均質化

親世帯の体の状態に合わせたバリアフリーの細かな寸法や、世帯ごとに異なるデザインの好みをしっかり形にするためには、お客様のご要望をきちんと受け止め、その期待を超える間取りの提案ができる会社を選ぶことが大切です。

さらに、複雑な図面を現場で正確にカタチにするための職人の体制も欠かせません。

当社では、地元の林業や製材所と密につながるネットワークを持ち、自社で採用・育成した100名を超える大工集団が現場を支えています。創業以来、独自のカリキュラムで自社大工の育成に注力しています。技術と人間力を兼ね備え、お客様に信頼される一人前の「棟梁」を丹精込めて育て上げます。そんな大工棟梁が確かな技術を持って施工を手掛けています。

上棟時は物件の担当の棟梁と他の現場からも棟梁が応援で駆けつけます。

また、クロスに影が出ないように下地を真っ平らに仕上げる技術や、和室の敷居や鴨井などの造作をきれいに仕上げるなど、どの現場でも高い品質をお届けできるよう取り組んでいます。

長期的なメンテナンス専門体制と企業の安定性

二世帯住宅は、親世代から子世代へと長い期間にわたって住み継いでいく大切な建物です。そのため、建築会社がずっと続いていくかどうかや、お引き渡しした後のメンテナンス体制がしっかりと整っているかどうかが重要になります。

地域密着の住宅会社を選ぶメリットとして、お家を引き渡した後も長い年月にわたってサポートしてくれる体制が挙げられます。

当社では、「一生お付き合い宣言」を掲げ、全社員による年1回の定期訪問を行っています。日々の暮らしのなかで設備に不安なところや困りごとが出たときには、メンテナンス対応を専門とするアフター部門が状況をお伺いします。そして、専用のデータベースを使って営業、設計、現場監督の間でお家の情報をすぐに共有し、素早く対応にあたる仕組みを整えています。

こうした長い目でのサポート体制がある会社を選ぶことは、建てた後の毎日の安心感を保つための大切な基準になります。

岐阜市周辺で二世帯住宅の実際の動線や素材感を体感できる展示場

二世帯住宅の計画を進めるとき、図面やインターネットの写真だけで部屋の広さや使い勝手をイメージするのは難しい面もあります。家族がすれ違う廊下の幅や、家事動線の実際の長さ、そして国産の無垢材から広がる木の香りなどは、実際のモデルハウスに足を運ぶことで体験することができます。

世帯の構成や目的に合わせたモデルハウスを見学することは、自分たちの暮らしにぴったりの間取りのヒントを見つけるための近道です。岐阜市やその周辺には、新和建設の二世帯住宅へのこだわりや暮らしの動線を体感できる展示場が用意されています。

岐阜県庁前展示場(岐阜市)

岐阜市薮田東の「岐阜ハウジングギャラリー」内にある展示場です。木のぬくもりと高級感のある外観が特徴で、こだわりのキッチンやリビングの広さを確かめることができます。親世帯と子世帯がにぎやかに集まりながらも、それぞれのプライベートな時間を大切にできる「二世帯住宅」の実例を体感できるモデルハウスになっています。

春日井展示場(春日井市)

愛知県春日井市の「ナゴヤハウジングセンター春日井会場」に隣接する展示場です。親世帯と子世帯でデザインテイストや生活スタイルが異なることを前提とした「完全分離型の二世帯住宅」を見学できます。水まわりがそれぞれの世帯ごとに独立している様子や、生活リズムの違いに気を遣わずに過ごせる空間の分け方を実際に確かめることができます。

これらの展示場に直接足を運んで実際の建物を見ることで、図面では分かりにくい動線の感覚や素材の心地よさを確かめ、比較や検討の参考にしていただけます。

見学される際には、ウェブサイトからの「来場予約」を使ってスムーズに案内を受けることや、あらかじめ「資料請求(詳しいパンフレットをお届け)」をしてお家の情報を集めておくのもおすすめの方法です。

岐阜市の二世帯住宅づくりに関するよくある質問

二世帯住宅の計画から引き渡しまでの期間はどのくらいですか?

土地探しから、あるいは今の古いお家を解体して住宅を引き渡すまでにかかる期間は、だいたい約1年半〜2年ほどが目安になります。二世帯住宅の場合、家族みんなのご要望をまとめたり、間取りの話し合いを重ねたりする段階があるため、一世帯だけで住む住宅に比べて設計や計画の期間が長くなる傾向があります。

大まかなスケジュールの内訳の目安は以下の通りです。

情報収集・土地選定(約3か月〜1年)
設計プランニング・契約(約2〜6か月)
着工・施工(約5〜8か月)
竣工検査・引き渡し(約1か月)

ご自身の状況に合わせて、たっぷりと余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。また、これから家づくりを始める方に向けて、「家づくりワークショップ」などに参加して基礎的な知識を深める方法もあります。

親の土地に建て替える場合でも自由に間取りを決められますか?

親世代が持っている土地にあるお家を取り壊して建て替える場合でも、建築基準法などのさまざまな法律の制限内であれば、自由設計で好きな間取りにすることができます。法令制限には、敷地の広さに対して建てられるお家の大きさを決めた「建ぺい率」や「容積率」、道路や隣の敷地との高さを制限する斜線制限などがあります。

敷地の形が四角ではない変形した土地であったり、面積に制限があったりする場合でも、空間を立体的に活かしたり、採光や風通しを考慮した柔軟なプランを立てることで、法律を守りながら快適に暮らせるスペースを確保できる場合もあります。

当社では、これまでのたくさんの実績を活かして、土地の条件にぴったり合わせたご提案を行っています。

世帯間で「床暖房」などの設備の要望がぶつかってしまった場合はどうすべきですか?

二世帯住宅の設備を選ぶとき、親世帯が寒さ対策として特定の暖房を希望し、子世帯が最初の費用や将来の光熱費のことを考えて反対するといった、意見のすれ違いが起こることがあります。このような場合には、かかった費用に対する効果や、建物の性能のデータをもとに代替案を話し合うことが、解決の糸口になります。

例えば、お客さまが「足元が冷えるから床暖房を入れたい」というご要望があれば、当社では、熱が伝わりにくい木の家の断熱性能や、厳選された断熱材などによる高い住宅性能をもとにご説明します。エアコン1台で家全体が十分に暖かく過ごせることをお伝えし、無駄な費用の発生を防ぐご提案を行っています。住宅性能という確かなデータをもとに判断することで、世帯間の意見をまとめやすくなります。

さらに詳しい家づくりの情報については、いろいろなお役立ち資料をぜひご覧ください。

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