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平屋の二世帯住宅に住む間取りや建てる時の注意点!

注文住宅

2022/08/19(金)

白い二世帯住宅

最近注目の平屋住宅ですが、二世帯住宅を平屋で建てられる方も増えています。
平屋で二世帯住宅にするには、相当広い敷地がないと無理だと思っている方も多いのではないでしょうか。二世帯住宅は本当に平屋で建てられるのか、どのようなことに注意すれば実現できるのか知りたいところですよね。
今回は、平屋で二世帯住宅を建てる際の注意点や間取りのポイントについて解説していきましょう。

*もくじ*

1│二世帯住宅の種類とは?

2│平屋で二世帯住宅にするメリット

3│平屋でも二世帯住宅は可能なの? 

4│平屋の二世帯住宅にする場合の注意点

5│平屋の二世帯住宅の間取りのポイントは?

6│間取り例

7│まとめ

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1│二世帯住宅の種類とは?


シンプルな平屋

二世帯住宅の種類は大きく分けて、完全同居型・部分共有型・完全分離型の3種類に分けられます。
それぞれのメリットデメリットをみていきましょう。

 

完全同居型

完全同居型とは、二世帯が共有する部分が最も多くほぼ同じ空間で生活をするパターンです。玄関やキッチン、お風呂やトイレといった生活する上で必要な部分を両世帯で使用するため完全分離型のように住宅設備を2つ設ける必要がありません。そのため建物面積や建築費用も抑えられるところがメリットです。
その反面デメリットは、共有する部分が多いことと、一つ屋根の下に両世帯が住んでいると世帯間のプライバシーの確保が難しくなります。また、お互いの世帯の生活リズムも違うため、ストレスが溜まることや不満もたくさん出てくるでしょう。
完全同居型は、お互いの世帯のコミュニケーションが取りやすいため家事や育児の協力をしてもらえるメリットもありますが、その気遣いに疲れてしまうデメリットもあるでしょう。

 

部分共有型

部分共有型とは、両世帯が住宅設備などを部分的に共有することを指します。どの部分を共有するのかは、その家族によって様々です。
例えば、キッチンを共有して一緒に食事をする家族もいれば、キッチンだけは別にしてお互い好きなメニューを作りたいという家庭もあるでしょう。寝室や各居室は別ですが、LDKだけは共有というパターンもあります。共有する場所と分離する場所をしっかりと分けているため、世帯間のプライバシーはある程度確保され距離感を保てるところがメリットです。
その反面デメリットは、共有する部分が多いと建築費用はそれほど掛かりませんが、共有部分が少なければそれだけ建築費用が高くなります。特に平屋の場合は、広い敷地が必要になります。共有部分が少なければ当然建築面積も増えることになり、広い土地が必要になってくるのです。土地購入から検討されている方は、土地代金と建築コストを考えながら土地選びもしていかなければならないということです。

 

完全分離型

完全分離型とは、両世帯の生活するスペースを完全に分離してしまうことです。世帯同士で共有する部分が無いので、同じ屋根の下に住んでいてもお互いの生活を干渉されることがありません。両世帯のプライバシーの確保と距離感を保てるため、親世帯と子ども世帯の問題が起こりにくいのがメリットです。生活リズムが違っても、食事のメニューの好みなどあらゆる衝突を避けることができます。
反対にデメリットは、全て二世帯分の住宅設備と居室が必要なため建築コストはかなり高くなってしまうことです。しかし、子ども世帯が共働きが増えている中で、小さな子どもを抱えている家庭にとっては子どもを見守ってくれる親世帯が隣にいるので安心ではないでしょうか。完全分離型は、建築コストは高くなりますが共働き世帯にとっては親世帯の協力はありがたい存在になるはずです。

 

2│平屋で二世帯住宅にするメリット


中庭がある平屋

平屋で二世帯住宅にするメリットは、階段がないため昇り降りの際のリスクがなくなることです。高齢になると階段の昇り降りは膝の痛みや腰の痛みで苦痛になります。階段は足を滑らせる可能性もあり、ケガをするリスクも避けられません。
また、バリアフリー設計で建築しておけば子ども世帯が高齢者になっても対応が可能です。わざわざ、介護リフォームをする必要もなくなるというわけです。
他に二世帯住宅でよく問題になる内容に音の問題があります。2階建ての住宅であれば、2階の音が気になり1階の親世帯が眠れないということもあります。特に2階にキッチンやお風呂、トイレなどの水回りがある場合は、配管が1階の寝室の上近くにきていれば水が流れる音が気になります。平屋であれば上下の音の問題もなく生活できるので、それも一つのメリットといえるでしょう。

 

3│平屋でも二世帯住宅は可能なの? 


平屋でも二世帯住宅は可能です。しかし、平屋を二世帯住宅にするにはそれなりも条件があります。二世帯が同じ1階に住むわけなので、全ての間取りが二世帯分入る敷地面積がなければできません。二世帯住宅の種類はどのパターンを選ぶのかは、家族の考え方によって違いがありますが、それに見合った敷地が必要なことと建築費用は高くなってしまう可能性はあります。

 

4│平屋の二世帯住宅にする場合の注意点


黒のガルバリウムの平屋

両世帯の話し合いが大切

平屋の二世帯住宅を建てる場合の注意するポイントは、敷地や間取りも大切ですが、やはり親世帯と子ども世帯が仲良く暮らせるかどうかが最大のポイントです。二世帯を建てたのは良いが、不仲になってしまっては元も子もありません。その辺りをよく話し合って、二世帯住宅の種類をどのパターンにするのか、どのような間取り設計にすれば良いのかを決めましょう。

 

大雨などの災害時を考えて土地を選ぶ

最近の日本の気候は、大雨などの被害が増えています。ハザードマップなどで調べ、低い土地や川の反乱で浸水の危険性のある土地に平屋を建てるのは避けましょう。大雨などによる洪水で1階が浸水した場合、2階が無いと避難できないこともあり得ます。

 

防犯対策は入念にする

平屋の二世帯住宅になると1階の窓の数が増えるため、防犯対策をしっかりと行うことが必要です。空き巣などの犯罪は、窓ガラスを破っての侵入がほとんどです。1階に多くの窓があるということは、それだけ外からの死角になる場所も多いということになります。
窓には全てシャッターを付けるか、破りにくい窓ガラスを採用するかなど2階建て住宅より慎重に考えなくてはいけません。
平屋住宅は、窓のセキュリティ対策を十分にすることが重要です。

 

5│平屋の二世帯住宅の間取りのポイントは?


平屋の二世帯住宅

まず、どの種類の二世帯住宅にするのかによって間取りが変わってきます。
完全同居型なら共有部分をお互いが使いやすい間取りにしなくてはいけません。LDKや洗面室、お風呂などの水回りは家の中心に、両サイドにそれぞれのプライベートな居室を設けることになるでしょう。
部分共有型なら共有部分を中心にして、共有しない部分はお互いの使いやすい場所に配置する間取りが良いでしょう。
完全分離型は、世帯間のプライバシーを確保するために玄関も別にする場合もあります。平屋でも普段は行き来ができないような間取りにしておくと、ストレスなく暮らすことができます。

 

6│間取り例


完全同居型

親世帯の居室近くにお風呂や洗面室を作ってあげるのがベストでしょう。
トイレは、平屋でも両世帯に1つずつ寝室近くに作っておくと便利です。
家の中心には、LDKが玄関から入る動線が理想的です。

(16〜18畳のLDK・親世帯2部屋・子ども世帯3〜4部屋・水回り)

 

部分共有型

共有する部分と共有しない部分を明確にします。共有する部分は両世帯が使いやすい位置に間取り設計します。
共有しない部分は、お互いが使いやすい位置に配置する間取りにしましょう。

(16〜18畳のLDKを共有・お風呂、洗面所、トイレを別に、親世帯2部屋・子ども世帯3〜4部屋)

 

完全分離型

玄関を2つに分けるのかは別にして、お互いのプライバシーを守れる間取りにすることです。
お互いに使いやすい好みの間取りにしてストレスフリーの間取りにします。

(親世帯2LDK・子ども世帯4LDK)

 

7│まとめ


平屋の二世帯住宅について解説してきました。平屋でも広めの敷地があれば、二世帯住宅は十分に可能です。
しかし、平屋独特の問題点やメリットやデメリットがあるので、十分理解した上で建てることが必要です。何よりも親子関係にヒビが入るようなことになるのは避けたいので、じっくり話し合う必要もあります。
メリットもたくさんあるので、上手く平屋で二世帯住宅を活用すれば、お互いが協力し合える快適な生活ができるはずです。


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