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「実家の敷地に建て替えて二世帯で暮らしたいが、間取りをどう分けるべきか分からない」「親世帯と生活時間帯が違うので、音の問題が心配」——美濃焼の産地として知られる土岐市で二世帯住宅を検討し始めた方から、こうした声をよくお聞きします。
この記事では、岐阜県土岐市の住環境の特徴を踏まえたうえで、二世帯住宅の3つの間取りパターンの選び方、費用相場、そして住み始めてから後悔しやすい生活音への専門的な対策までを詳しく解説します。ご家族に合った家づくりを進めていただくための判断材料として、ぜひお役立てください。
※免責事項:本記事で扱う費用相場や制度に関する情報は、公的機関の統計データおよび2025年から2026年にかけての調査に基づいています。実際の建築費用や補助金の適用条件は、敷地条件やプラン内容、自治体の制度改定などにより異なりますので、具体的な内容は施工会社および各自治体窓口へ直接ご確認ください。
岐阜県南部に位置する土岐市は、人口53,622人・世帯数24,791世帯(2025年10月時点)の街です。国内最大級の生産量を誇る陶磁器「美濃焼」の産地として知られ、日本三大陶器まつりの一つ「土岐美濃焼まつり」の開催地でもあります。1世帯当たりの人員は減少傾向にあり、単独世帯が増える一方で、実家を頼りに親世帯と暮らす二世帯住宅への需要も根強いエリアです。
土岐市には中央自動車道と東海環状自動車道が交わる土岐ジャンクションがあり、名古屋方面はもちろん、岐阜市方面や長野方面へも移動しやすい立地です。子世帯が別のエリアで働きながら、親世帯と同じ家、または近い距離で暮らすという住まい方を選びやすく、広域からの二世帯住宅の需要を受け止められるエリアといえます。
岐阜県の統計では、1世帯当たりの人員は2010年の2.87人から2020年には2.55人まで減少し、単独世帯の数は1990年と比べて約2.5倍に増えています。一方で高齢夫婦世帯の比率も一定数を保っており、身近な地域では親世帯だけの暮らしを支える形として、実家の敷地を活かした二世帯住宅への関心が根強く残っています。
土岐市は美濃焼の窯元をはじめ、家族で事業や土地を受け継ぐ文化を持つ地域でもあり、敷地を分けずに世代を継いで住み続けるという発想と二世帯住宅は相性の良い組み合わせです。
民間の不動産情報サイトの集計によると、2026年の土岐市における住宅地の平均坪単価は約14.1万円で、前年から大きな変動はありません。エリアによる差が大きく、土岐展示場に近い泉北山町周辺では坪単価7万円台の住宅地もあります。郊外エリアを選ぶことで広い土地を確保しながら建物本体に予算を配分しやすく、二世帯住宅で要望の多い完全分離型や、駐車スペースを十分に確保した間取りが計画しやすい条件が揃っています。

二世帯住宅は、親世帯と子世帯の生活空間をどこまで共有するかによって「完全分離型」「一部共有型」「完全同居型」の3つに分かれます。ある民間企業が実施した499人へのアンケート調査では、二世帯住宅を検討する方の79.8%が完全分離型を望んでいると回答しており、独立性への関心の高さがうかがえます。
実際に建てられた二世帯住宅の実例を坪数や家族構成別にご覧いただくと、より具体的なイメージをつかんでいただけます。
完全分離型は、玄関・リビング・キッチン・浴室・洗面・トイレなどの水まわり設備から居住空間まですべてを親世帯・子世帯で分ける設計パターンです。
内部に行き来できる連絡通路を設ける場合と、完全に独立させる場合があります。生活時間帯やライフスタイルが大きく異なる場合に、生活音やプライバシーの問題を最も防げる構造です。設備をすべて2世帯分用意するため、3パターンの中では建築費用が最も高くなります。
一部共有型は、玄関・浴室・キッチンなど特定の設備を両世帯で共有し、それ以外の居室を分離する設計パターンです。共有する範囲にはさまざまなバリエーションがあり、設備を一部シェアする分、完全分離型より建築費用を抑えられます。
完全同居型は、各世帯の個室(寝室など)以外のすべての空間・設備を一つ屋根の下で共有する設計パターンです。設備を完全に一つにまとめるため、建築費用は3パターンの中で最も抑えられます。一方で、すべての動線を共有するため、設計段階での生活音の遮断とプライバシー確保のゾーニングが特に重要になります。
同居する組み合わせが息子ご夫婦か娘ご夫婦かによっても配慮すべきポイントが変わってくるため、息子夫婦と娘夫婦のどちらが良いかという違いもあわせて押さえておくと安心です。
(坪単価70万〜80万円想定の目安)
住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査(2025年度)」によると、岐阜県における土地付き注文住宅の所要資金は、土地取得費用が約952.5万円、建築費用が約3,986万円、総費用は約4,940万円です。全国平均の約5,313万円と比べると、土地価格が抑えられている分、総費用も下回る傾向にあります。二世帯住宅は延床面積が大きくなるため、この平均値より総額が上振れする点を踏まえて資金計画を立てる必要があります。土岐エリアに絞った注文住宅の費用相場もあわせてご確認いただくと、より具体的な予算感をつかんでいただけます。
出典)2025年度 フラット35利用者調査-集計表|住宅金融支援機構
親から住宅取得のための資金援助を受ける場合、直系尊属からの住宅取得等資金にかかる贈与税の非課税措置が使える場合があります(2026年12月31日までの措置)。
また、将来の相続時に土地の評価額を大きく減らせる「小規模宅地等の特例」は、完全分離型の二世帯住宅であっても区分所有登記にせず共有登記または単独登記にしておくことで対象になります。登記の仕方一つで将来の税負担が変わるため、契約前に税理士や司法書士へ相談しておくと安心です。
あわせて、間取りの工夫による費用の抑え方や減税制度を組み合わせることで、総費用をさらに抑えられる可能性があります。
住宅にかかる費用は建物本体工事費だけで完結しません。地盤改良や給排水管工事、外構工事などの付帯工事費、登記費用や各種税金、住宅ローン手数料などの諸費用が別途必要です。当社では、外構工事などを別途として総額を安く見せるような提示を行わないようにしており、初期の相談段階から、適正な見積もりに基づき資金計画をご案内しています。
二世帯住宅は建てた後に「生活音」「温熱環境」「施工品質」の3点が問題になりやすい住まいです。それぞれ、設計段階での判断基準を押さえておきましょう。
日本建築学会の「建築物の遮音性能基準と設計指針」では、給排水音など室内騒音レベルに対する遮音性能の基準(D値)が定められています。
室内で快適に過ごすための許容騒音レベルは一般的に40dB以下とされています。上下階で世帯を分ける完全分離型や一部共有型では、1階の親世帯の寝室の直上に2階の子世帯の水まわり(浴室・トイレ)を配置しない動線設計が基本です。土岐展示場のように、親世帯側を平屋、子世帯側をスキップフロアの2階建てとするなど立体的な空間設計を採用すれば、上階からの生活音を物理的に遮断しやすくなります。こうした間取りの工夫は自由設計だからこそ実現できるもので、標準化された規格住宅では対応が難しい部分です。

WHO(世界保健機関)は健康被害を防ぐための最低下限室温基準を18℃としており、室温が16℃以下になると健康を損ないやすくなると勧告しています。急激な温度変化による血圧の乱高下(ヒートショック)は高齢者の心疾患等に直結するため、二世帯住宅では家中の温度差を最小化する高気密・高断熱性能が求められます。
当社が使用する東濃桧などの無垢材は熱伝導率が低いという性質を持っています。例えば「床暖房を入れたい」というご要望に対しても、この木の家の断熱性能や、厳選された断熱材などによる高い住宅スペックを根拠に、エアコン1台で十分に暖かいことを説明し、無駄な費用の発生を防ぎます。
二世帯住宅は単世帯住宅と比べて間取り構造や設備配管が複雑になるため、施工品質のばらつきが建物の寿命やメンテナンスコストに直結します。

当社には100名を超える大工が在籍しており、創業以来、独自のカリキュラムで自社大工の育成に注力。技術と人間力を兼ね備え、お客さまに信頼される一人前の「棟梁」を丹精込めて育て上げています。そんな大工棟梁が確かな技術を持って、品質の高い家づくりに取り組んでいます。
Q. 土岐エリアで二世帯住宅に使える補助金はありますか?
Q. 二世帯住宅の建築に必要な土地の広さの目安はどれくらいですか?
土岐市での二世帯住宅は、中央道と東海環状道が交わる広域アクセスの良さと、ゆとりある土地を確保しやすい地価水準という2つの強みを持っています。間取りパターンの決め方と、生活音への専門的な配慮を押さえることが、長く快適に住み継げる家への近道です。ゆとりある土地を活かせるという意味では、二世帯住宅だけでなく平屋の設計ポイントも参考になります。
新和建設は、100名を超える自社育成大工による確かな施工技術と、ご家族それぞれに合わせた自由設計で、土岐での二世帯住宅づくりをサポートいたします。土岐展示場で、平屋とスキップフロアそれぞれの住み心地をぜひお確かめください。
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